未曾有の大停電が東京を襲う。
8月24日午後4時、東都電力熊谷支社の鉄塔保守要員一名殺害。午後7時、信濃幹線の鉄塔爆破。午後9時、東北連系線の鉄塔にヘリが衝突、倒壊。さらに鹿島火力発電所・新佐原間の鉄塔倒壊――しかしこれは、真夏の東京が遭遇した悪夢の、まだ序章に過ぎなかった。最後の希望が砕かれたとき、未曾有の大停電が首都を襲う!
目的達成のため暗躍する犯人たち、そして深刻なトラブルに必死に立ち向かう市井の人々の姿を鮮やかに描破した渾身の雄編。大型新人が満を持して放つ超弩級のクライシス・ノヴェル!
(東京創元社HPより)
2008年に、こんな作品書いていたんですね~。
今読むと、イヤでも、今年の東日本大震災のことを思い浮かべてしまう。
ここでは東京が大停電に陥るという話。
それは自然災害でなく、ある者が故意に起こしたこと。
どうして、そんな事を?というのは、段々にわかってくるけど、犯人は一人じゃない。
それぞれの犯人たちが背負っている過去が哀しい。
犠牲者を出してまでも、自分たちの信念を貫こうとしたことは、正しいことじゃないんだけど、気持ち的には、理解出来る。
真夏の大都会での停電。
いろいろな場面で、停電に巻き込まれ右往左往する人々の様子がリアル。
警察内部、犯人がわのほかに、普通に生活していた人たちの場面。
事件を追う刑事・周防は、娘のあゆみが事故でICUで治療中という状況だった。
こちらの経過も気になっていたけど、エピロ-グを読んでホッとした。
★★★
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