この物語には、仲直りの方法がいっぱい詰まってる----家族の誕生を描く感動長編。

母を亡くした小学四年生のフミと、親の離婚で三度も苗字を変えなくてはならなかった六年生のマキ。それぞれの父母が再婚して「新米きょうだい」となったふたりの生活はトラブルばかり。でも、ケンカした回数と同じだけ、きっと仲直りができる……。少女たちが過ごした家族の始まりの日々をやさしく見つめる、姉妹小説の決定版。
(新潮社HPより)
フミとマキの心理がよ~く描かれていた。
再婚した夫婦のそれぞれの連れ子のフミとマキ。
妹のフミは本当の母親を病気で亡くしていて、姉のマキは両親の離婚で父親は別の場所で違う家庭を持つ。
新しい家族が生まれ、フミとマキも姉妹になった。
お互いが、何かを我慢し、新しい家族を大切にしていこうと思っている。
けれど、思い通りの行動が出来なかったり、ほかの家族を傷つけることになってしまったり・・・。
本当の家族なら、遠慮なく本音をぶつけることが出来るのに・・・・。
一見、ぶっきらぼうな姉のマキの本音の部分には、胸が切なくなるものがあった。
小学校6年生で、新しい父親が出来て・・・・という状況を自分がそうなったらと置き換えて考えると
マキの言うこと、行動、全て納得がいく。
そして、本当はとても優しい気持ちを持った子なんだということにも気づく。
家族で鍋を囲むシ-ンは、その状況を想像して特にジ~ンとした。
お父さんがちょっと気の毒だったけど
本当の家族でも年頃の娘は取り箸を使わないお父さんは嫌います(笑)
和気藹々と鍋を囲んで楽しい食事が出来る家族に、早くなれますように・・・・・なんて思ってしまった。
けれど、皆が思いやりを持っている家族なので、少しずつ本当の家族になっていくんだろうなぁ~。
表紙の絵が可愛い♪
★★★★
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★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
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