「離さない。絶対に離さない。もう二度と、行かせたりしない」赦しと救いを描く慟哭の物語。

あの人に逢いたい、もう一度――。ここから人の世が尽き、山が始まる。そんな境界の家に暮らす老夫婦の元へ、ある日一人の娘が辿り着いた。山に消えた少年を追っていると言うが……。狂おしい思いにとらわれ、呼ばれるように山へ入った二組の男女が見たものは----。
『バッテリー』の著者が描く切なさと恐ろしさに満ちた物語。
(新潮社HPより)
18歳の真帆子が大好きな陽介を追って山に入る。
そして、山と人の世の臨界に住む、老夫婦・日名子と伊久男に出会う。
日名子と伊久男の家に辿りつき、食事と温かい場所を提供して貰い、好きな人を追って山に入ると告げる。
老夫婦はそれを最初は止めるが、真帆子の決心を知り、共に山へと向かう。
日名子と伊久男がどうして、この地に住むようになったのか?
最初から興味があったので、日名子が語る過去の話には惹かれた。
その話だけで書かれても良かったような・・・。
1年前に山に入ったという陽介を追っていく真帆子の存在が再び二人を山に入らせるキッカケになったんだけど、そこで簡単に陽介が見つかったことに、なんだか興ざめしてしまった。
出会えたことは、喜ばしいことなのに、なんだろ?このモヤモヤした感じは?
陽介が山に入ってしまう事になった事件の真相もよくわからないままだったし・・・・。
ちょっと今回のあさのさんの話は感動しきれず残念なかんじでした。
物語の雰囲気は良かったけど・・・。
★★★
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