直木賞作家の珠玉の7篇
長年共に暮らす男の秘密を知らせる一本の電話、中学の同窓生たちの関係を一変させた401号室での出来事…誰かのささやかな行為に突然、日常を切り裂かれる人々の物語。名手の手腕に酔う一冊。
(集英社HPより)
題名の「そこへ行くな」の意味が読んでいるうちにわかる。
読む前から、なんとなく想像は出来たど・・・・・。
7つの短編の題がいろいろな場所。
・遊園地
・ガラスの学校
・ベルモンドハイツ401
・サ-クル
・団地
・野球場
・病院
それぞれの場所でいろいろな事が起き、何ら変哲のないような情景のなかで登場人物たちの心の有り様が変化していく様子が描かれている。
最初の「遊園地」は法律上では結婚はしていない夫婦の話。
妻はある日、夫は別の場所でまた違う家庭生活を営んでいると知る話。
そして、遊園地に子どもと3人で出かけ「結婚」の二文字を口にする・・・。
その後の展開は読者の想像に任せるというかんじで、唐突に終わるけど、こういう感じは嫌いじゃない。
続く話もそれぞれに面白かったけど、最後の
「病院」が話としては好き。
中学生のリュウがその後、どう行動するのか、クラスの皆の反応は?
気になるけれど、これも読者の想像任せというところで終わる。
表紙の赤は警告の色か?
表題は「そこへ行くな」だけれど、行ったから良くないことに事が運んだという話ばかりではなかったような・・・。
楽しみながら読めました♪
★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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