唯腕村理事長となった東一は、村を立て直すために怪しげな男からカネを借りて新ビジネスを始める。しかし、村人の理解は得られず、東一の孤独は深まる一方だった。女に逃げ場を求める東一は、大学進学の費用提供を条件に高校生のマヤと愛人契約を結んでしまう。金銭でつながった二人だが、東一の心の渇きは一層激しくなり、思いがけない行為で関係を断ち切る。それから10年、横浜の野毛で暮らしていたマヤのもとに、父親代わりだった北田が危篤状態だという連絡が入る。帰郷したマヤは、農業ビジネスマンとして成功した東一と運命の再会をした。満たされぬ二つの魂に待ち受けるのは、破滅か、新天地か。週刊文春と別冊文藝春秋の連載が融合されて生まれた傑作小説、堂々の完結。
(「BOOK」デ-タベ-スより)
長い物語でしたが、不思議とスラスラ読み進めることができた。
大して面白くもないけど・・・何故か「唯腕村」の行方が気になって・・・。
新理事長の座に就いた、高浪東一だが、リ-ダ-の素質はゼロに等しい。
けれど、自分がこの村をなんとかしていかねばならない!と言う心意気は感じられて
軽薄だけど、単純明快な性格は、ちょっと憎めない。
途中から入村した美少女・真矢をリ-ダ-という権利を使い、自分の都合に合わせて利用するのはどうか?と思ったが、真矢も負けずに強かであり、この二人の今後が、この物語の後も気になる。
続編が読めたら面白いだろうなぁ~。
「ポリティコン」とは?
ソクラテスの唱えた「政治的動物」という意味だとか。
わかるようなわからないような・・・・笑
物語の舞台になっている「唯腕村(イワン村)」のなかで、鼓舞奮闘する東一はイワンのバカ。
イワンのバカは、トルストイ?
物語自体は、凄く面白いわけではなかったけど、何となく惹かれる雰囲気はあった。
★★★
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★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
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★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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