智子はパニック障害の治療に専念するため仕事を辞めることにした。一緒に暮らす哲ちゃんと共に都心から離れて始めた新生活。細かな不安を抱えながらも、何気なく過ごしていく日常が、智子をやさしく癒してくれる。そんなつましい生活を続けるうちに、薬を手放せなかった日々がだんだんと遠いものへとなっていく-----。
ひたむきで一生懸命な「疲れた心」に響く一作。
(光文社HPより)
グラフィックデザイナ-として活躍していた智子ですが、いろいろな重圧から神経を病んでしまった様子は気の毒。
どういう風にという具体的なそこに至る経緯はないけれど、責任ある仕事をするって大変だろうなぁ~。
一緒に暮らす哲ちゃん。
家事が得意だからと家で主夫している様子は、なんとも微笑ましい。
でも哲ちゃんにもいろいろあって、こういう形に落ち着いていたんですね~。
智子と哲ちゃんの関係は理想的。
相手を優しく包みこむオ-ラ同士で助け合っているかんじ。
東京から田舎に引っ越した暮らしのなかで、新たに築いていく人間関係もよかった。
智子のお姉さんの気遣いにはジ~ンときました。
辛いことがあっても、そばに癒してくれる人の存在があれば、乗り越えて
希望を持って前に進んでいけるんだよね。
静かで温かい物語でした。
★★★★
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