あさのあつこ初のモダン・ミステリー
男は、血管が透けて見えるほど白い頸を絞めて、女を殺す。男は、車で逃げる。月の光が注ぎ雨の降る夜、少年と幼女が、男の運転する車の窓ガラスを叩く……。
「……女性の死体が発見されました。昨夜、〇〇区〇〇のホテルの一室で、女性が殺されているのをホテルの従業員が発見し、110番通報をしました。女性の年齢は30歳から……」-----<本文より>
(講談社HPより)
ちょっと前の作品ですが、初のモダンミステリ-という言葉に惹かれて読んでみました。
なるほどこういうのがモダンミステリ-なのですね・・・笑
主人公は、女性を殺し車で逃亡中の吉行明敬。
女性を何故殺したのか?その女性とはどんな関係だったのか?
殺人に関しては謎のまま、逃亡中に街路灯のない山道を走っていて、出会った少年・白兎(はくと)と和子(通称、かこちゃん)に出会い、3人の旅が進行してゆく。
旅館では親子に成りすます事が出来、逃亡には好都合。
白兎とかこちゃんの関係は、兄妹ではない。
この二人の様子は何処か浮世離れしたかんじ。
そして、明敬の過去を回想する場面もあり、この二人はひょっとして・・・と明敬と過去に何らかの関わりがあった人物なのでは?と予測する。
けれど、ハッキリは描かれず、この物語は読み手の解釈がいろいろに出来るものなのかも。
読解力が試される?
何もかもが、あやふやなままという感じなのに、独特の魅力があり飽きずに最後まで楽しめた。
あさのさんのミステリ-、また読みたい!
★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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