発行年月:2022年9月
戦国末期、シルバーラッシュに沸く石見銀山。天才山師・喜兵衛に拾われた少女ウメは、銀山の知識と未知の鉱脈のありかを授けられ、女だてらに坑道で働き出す。しかし徳川の支配強化により喜兵衛は生気を失い、ウメは欲望と死の影渦巻く世界にひとり投げ出されて……。生きることの官能を描き切った新境地にして渾身の大河長篇!
第168回 直木賞受賞
(新潮社HPより)
石見銀山が舞台。
主人公のウメは、幼いとき、両親と母親が背中に弟をおぶって、村から逃れるが
途中で一人だけになってしまう。
そして、山師の喜兵衛という男の元で暮らす。
喜兵衛は、銀山の集落では一目置かれる存在。
銀のあるところを見つけるのが仕事で、ウメの手子として間歩に入り
銀堀りを手伝う。
夜目が効くウメは、皆に重宝がられ、ぶっきらぼうだが面倒見の良い
喜兵衛の元でそこでの生活に馴染んでいく。
しかし、銀堀りは、肺にはよくない。
男たちは若くして肺を病み、咳をしながら苦しみつつ亡くなっていく。
ウメが成長し、女性らしくなると、今までと違う目でウメをみるものもあり
そんな男たちによってウメも暴力的に子どもをお腹に宿すことに。
結局、流産するのだけど・・・酷い。
ウメが一人でも生きられると判断したのか、喜兵衛は他所の土地へと
行ってしまう。
ウメは子どもの頃から知る隼人と一緒に暮らし子どもも3人(男子2人、女子1人)
けれど、隼人も亡くなり、同じように小さい頃、可愛がっていた龍がウメの
そばに。
やがて龍の子も2人。
それでも、やはり龍も亡くなり、息子たちも同じように・・・。
なんと辛い人生だろう。
愛するものは、どんどんいなくなってしまう。
こういう風に生きるしかなかった人たちが居たんだなぁ~。
重厚な物語だった。
★★★★★
(新潮社HPより)
石見銀山が舞台。
主人公のウメは、幼いとき、両親と母親が背中に弟をおぶって、村から逃れるが
途中で一人だけになってしまう。
そして、山師の喜兵衛という男の元で暮らす。
喜兵衛は、銀山の集落では一目置かれる存在。
銀のあるところを見つけるのが仕事で、ウメの手子として間歩に入り
銀堀りを手伝う。
夜目が効くウメは、皆に重宝がられ、ぶっきらぼうだが面倒見の良い
喜兵衛の元でそこでの生活に馴染んでいく。
しかし、銀堀りは、肺にはよくない。
男たちは若くして肺を病み、咳をしながら苦しみつつ亡くなっていく。
ウメが成長し、女性らしくなると、今までと違う目でウメをみるものもあり
そんな男たちによってウメも暴力的に子どもをお腹に宿すことに。
結局、流産するのだけど・・・酷い。
ウメが一人でも生きられると判断したのか、喜兵衛は他所の土地へと
行ってしまう。
ウメは子どもの頃から知る隼人と一緒に暮らし子どもも3人(男子2人、女子1人)
けれど、隼人も亡くなり、同じように小さい頃、可愛がっていた龍がウメの
そばに。
やがて龍の子も2人。
それでも、やはり龍も亡くなり、息子たちも同じように・・・。
なんと辛い人生だろう。
愛するものは、どんどんいなくなってしまう。
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自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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