発行年月:2022年3月
この身体こそ、文明の最後の利器。
29歳、女性、独身、地方出身、非正規労働者。
子宮・自由・尊厳を赤の他人に差し出し、東京で「代理母」となった彼女に、失うものなどあるはずがなかった――。
北海道での介護職を辞し、憧れの東京で病院事務の仕事に就くも、非正規雇用ゆえに困窮を極める29歳女性・リキ。「いい副収入になる」と同僚のテルに卵子提供を勧められ、ためらいながらもアメリカの生殖医療専門クリニック「プランテ」の日本支部に赴くと、国内では認められていない〈代理母出産〉を持ち掛けられ……。
『OUT』から25年、女性たちの困窮と憤怒を捉えつづける作家による、予言的ディストピア。
(集英社HPより)
主人公・大石理紀の葛藤がリアルに伝わってきた。
故郷の北海道から東京に出て来て、一応、働いて給料は貰っている。
けれど、貧困だという。
こんな女性、沢山いそう。
それで、こんな逼迫した生活をしているとは・・・
なんでそんな困窮しているのに東京に住み続けるのか?は疑問なんだけど。
お金を得るために、代理母になることを選ぶっていうのが凄い。
そんな覚悟あるのなら他にもっと出来そうだけど・・・・
と色々な「?」を持ちながらも物語には、どんどん引き込まれていく。
さすが桐野さん!
代理母の契約を結ぶ、草桶夫妻が、理紀に対して良心的だったことは救われた。
でも、生まれてくる子どものことは全然、考えていない人たち。
草桶夫妻は、代理母の理紀を子どもたちの母親として出産させる目的で
離婚する。そして理紀は戸籍上、草桶理紀に。
出産後は、離婚して再び草桶夫妻は復縁の計画。
そのことに、理紀自身は納得するのだけど・・・・
ラストの理紀の行動には、驚いた!
この先の生まれた子たちの成長が気になる話。
凄い話だったな。
★★★★
(集英社HPより)
主人公・大石理紀の葛藤がリアルに伝わってきた。
故郷の北海道から東京に出て来て、一応、働いて給料は貰っている。
けれど、貧困だという。
こんな女性、沢山いそう。
それで、こんな逼迫した生活をしているとは・・・
なんでそんな困窮しているのに東京に住み続けるのか?は疑問なんだけど。
お金を得るために、代理母になることを選ぶっていうのが凄い。
そんな覚悟あるのなら他にもっと出来そうだけど・・・・
と色々な「?」を持ちながらも物語には、どんどん引き込まれていく。
さすが桐野さん!
代理母の契約を結ぶ、草桶夫妻が、理紀に対して良心的だったことは救われた。
でも、生まれてくる子どものことは全然、考えていない人たち。
草桶夫妻は、代理母の理紀を子どもたちの母親として出産させる目的で
離婚する。そして理紀は戸籍上、草桶理紀に。
出産後は、離婚して再び草桶夫妻は復縁の計画。
そのことに、理紀自身は納得するのだけど・・・・
ラストの理紀の行動には、驚いた!
この先の生まれた子たちの成長が気になる話。
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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