発行年月:2019年6月
いつかは欲しい、でもそれがいつなのか、わからない。
夫と二人の快適な生活に満足していた知佳(35歳)。しかし妹の出産を機に、彼の様子が変わってきて……「1DKとメロンパン」
妊活を始めて4カ月が過ぎた。時間がないとあせる妻に対し、夫の睦生(34歳)は……「無花果のレジデンス」
独身OLの茂斗子(36歳)は、単身者しか入居していないはずのマンションで子どもの泣き声を聞いて……「私は子どもが大嫌い」
子どもがいてもいなくても……毎日を懸命に生きるすべての人へ、
そっと手を差し伸べてくれる、5つの物語。
(角川書店HPより)
子どもがいるかいないか。
欲しくてもできないのは辛い。
夫婦が同じ考え方でないとどちらかが苦悩することになる。
ここに登場の5つの話は、状況としては厳しいものもあるけれど
うまく夫婦が意見交換して納得した自分たちの未来に向かって歩んでいく姿が
清々しく、読後感としては、どれも良かった。
話としては最後の<金木犀のベランダ>が好き。
パン屋を営む43歳の夫婦。
栄太郎と繭子。
今は、子どもが居ない。
夫は、二人で子育てをしてみたいと言い、妻は、今のままの生活で満足していると言う。
夫婦は自分の気持ちを素直に相手に伝え、今後のことを考える。
こういう夫婦は理想的。
子どもが居てもいなくても変わらぬ夫婦の信頼関係が保てていけそう。
子どもがいる、いないで、幸せの度合いが変わるわけではない。
今ある幸せをちゃんと見つめていける人でありたいと思った。
どの話もじ~んと温かいものを感じて良かった!
★★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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