発行年月:2013年5月
「何もしない、動かない」ことをモットーとする社会人2年目の小和田君。ある朝目覚めると小学校の校庭に縛られていて、隣には狸の仮面をかぶった「ぽんぽこ仮面」なる怪人がいる。しかも、そのぽんぽこ仮面から「跡を継げ」と言われるのだが……ここから小和田君の果てしなく長く、奇想天外な一日がはじまる。朝日新聞夕刊連載を全面改稿、森見登美彦作家生活10年目にして、3年ぶりの長篇小説。
(朝日新聞出版HPより)
またまた京都が舞台のお話。
今回は、「ぽんぽこ仮面」を巡るお話。
怪人・ぽんぽこ仮面ってなに?と思ったら、単に狸のお面を被った人で
怪人と名がついているけれど、ちょっとした人助けはするし、
逆に追い詰められて困惑していたりとナンだかかわいい存在。
そんな怪人・ぽんぽこ仮面を追いながら・・・・なんて思ったら
すぐに対面しちゃうのが、この物語の主人公・小和田君。
そして、「後を継がないか?」と言われる。
小和田君は自分で怠け者と言うだけのことはあり、本当に動かない。
なのに、要所要所でナイスな行動。
逆に動き回っているのに、何ら成果を得られない、探偵事務所の週末探偵・玉川さん。
けれど、玉川さんも良い味出してる。
登場人物たちがみんな憎めない人たちというのが、森見作品の特徴かな?
京都の宵山祭りの夜のお話というのも、独特な雰囲気。
楽しく読ませていただきました。
挿絵のフジモトマサルさんの絵もほのぼの。
そんあ挿絵を1冊にまとめた本も同時発売されているそうなので
手に取ってみてみたいな~。
★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
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★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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