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読んだ本の感想あれこれ。
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41VwBN7oiWL__SX230_.jpg    発行年月:2012年11月


   終わらない波を知ってるかい――?




高1の泳はなりたいタイプの大人がいないのが悩みだが、サーフィンをしている間だけは全て忘れられる。終わらない波・ポロロッカの存在を知りアマゾン行きを決意する……。泳の成長を鮮やかに描き出す青春大河小説!


                                        (角川書店HPより)



坂木さんの青春小説は、清清しくて好きだけど、これはダントツかも!
高校1年生の八田泳が主人公。
父親はIT関係の社長で、裕福な家庭。
父親のことをチャラいといい、両親のことをバカップルと心の中でけなしている。
そんな彼が、ブラジルの奥地、アマゾン川でボロロッカに乗る目的を果たすために奮闘する物語。

ボロロッカってなに?と先ずは思った。
潮の満ち干きに関係してか、川の水が大きな波を作りながら次から次へと起きる自然現象だとか。
サ-フィンを趣味にしていた泳は、そのことを知り、母親の弟、剛がブラジルに転勤になり一度遊びにおいでと言われていたことから、剛を頼ってあれこれ準備を始める。

最初は両親に内緒で、資金づくりのためにアルバイトをあれこれ。
その様子も面白かった。
簡単でラクそうだと思っていたテッシュ配りが意外にも一番、イヤだった様子。
なるほど・・・・。
チャイニ-ズレストランでのバイトは、中国人から罵声を浴びせられたり、中国語に苦労したりと
一番、辛そうに思えたけれど、乗り切って、結構、タフなんだと感心。

両親を説得する場面もよかった。
最初は反対していた母親の助言で父親も渋々納得した形だったけど、許せない理由が
普通と違っていて笑えた。
良い両親だなぁ~。

実際にブラジルに着いてから、お世話になったヤマモト家の面々も泳に好意的で特に長女のエリとは
初体験もしちゃって、なんだか上手く行きすぎ~(笑)。

ボロロッカに乗った場面は、意外とサラリと終わるけど、少しタイミングが狂ったら命を落とす状況だった。
実際にこんな風に波乗りする無謀な人はいるのかな?
わたしが親だったら、こんな危険なこと高校1年生の子どもには許せないけど・・・。


外国で大きな体験をして帰ってきた泳とそれを迎えた家族の様子が微笑ましかった!
一人で苦労すると子どもって大きく成長するんだなぁ~。
子どもの成長は嬉しいことだけれど、同時にちょっと寂しい気持ちにもなる親の心情も
よく理解できる。

600頁ほどのかなり厚い本でしたが、一気読みでした!
楽しかったぁ~!!


                                     ★★★★★

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51TApXzAaCL__SX230_.jpg   発行年月:2012年1月


   元ヤンキー父としっかり息子、ふたたび見参!

   好評『ワーキング・ホリデー』の2人が帰ってきた!
   イベント盛り沢山、家族の温もり恋しい冬を
   父子と仲間、そして母はどう過ごす?


                          (文藝春秋HPより)


「ワ-キング・ホリデ-」の続編。
元ヤンキ-で、元ホストの沖田大和(通称・ヤマト)と離れて暮らす息子・進の再会。
冬休み、お正月を父子で過ごす。
お料理上手の進くん。しっかり者で、可愛い。
今回は、進くんのお母さん・由希子が、いよいよ登場!

簡単に親子3人で暮らすのは、無理だろうけど、いつか一緒に暮らせる日が来るといいなぁ~。

ヤマトが以前、勤めていた『クラブ・ジャスミン』の経営者・ジャスミンさんは、やはり素敵だな。
ヤマトに言う言葉が、どれもジ~ンと来る。

そして、今のヤマトの職場『ハニ-ビ-・エクスプレス』のメンバ-もみんな楽しい♪

進の友達たちも愉快。
特にコウタが最高~♪

最後の『ピンポ-ン、ハンコください作戦』は、笑えた~^m^


次は進の夏休みを待っての話かな?

次の話が待ち遠しいなぁ~。


                                        ★★★★★

514e9653d3L__SX230_.jpg   発行年月:2007年6月


    初めまして、お父さん----親子の夏が始まった

   息子と過ごすために、ホストから「ハチさん便」ドライバーへ。
   正義感の強い元ヤンキー父とおばちゃん臭い少年のハートフルな物語



                            (文藝春秋HPより)



この続編が出ていると知り、先にこちらを読まなければ!と慌てて借りました。
坂木さんのお話は、いつも楽しく心温まるから好き♪
これもすごく温かいお話でした!


最初は、ホストクラブで働いている大和。
そこに突如現われた小学5年の進くん。
大和の息子と告げる。
母親の名前を聞いて、思い当たるふしがあり、夏休み中、進は大和の元で暮らす。

ホストクラブの支配人・ジャスミン(男性だけど、心優しきお姉さん)の計らいで、運送会社に転職。
夕方には仕事を終え、進が留守番する我が家へ。

しかし、しっかりしてる進くん。
ただ留守番をするだけじゃなく、ご飯の支度をして待っていてくれる。
朝ごはんも作るし、会社に差し入れの昼食まで届けてくれちゃう。

素直ですごく可愛い。
でも、なんだか良い子過ぎるかんじが気になったけど・・・。
嫌われないように気を遣ってるのかな?なんて。

でももうすぐ夏休みもお終いで、大和との暮らしも一旦おしまいとなるとき
二人は喧嘩する。
でも、喧嘩したことで、なんだかより親子の絆は深まったかんじで微笑ましかったな~。

あ~早く、二人が再会するだろう続編が読みたい!!



 

★★★★

f49901f8.jpeg発行年月:2006年9月


歯痛と、小さいけれど大切な秘密に効きます。
注目の新鋭による、ひと夏の物語。

歯痛と、小さいけれど大切な秘密に効きます。
注目の新鋭による、ひと夏の物語。 大学生のサキは、大の歯医者嫌い。なのに、ちょっとしたきっかけで、なぜか歯科医院の受付アルバイトをすることになってしまう。冗談じゃない! 断ろうとするサキだが、いつしか魅力的なスタッフと、患者たちの持ち込む謎に、夢中になっていく。夏休み、少しだけ彼女は成長していく。
新鋭が柔らかに紡ぎあげた、青春小説ミステリー風!


                                           (光文社HPより)


以前に読んだ「ホテルジュ-シ-」の姉妹版?
大学2年生の叶咲子(さきちゃん)は、親友の柿生浩美(ヒロちゃん)と夏休み前、どんなバイトをしようか?相談し、お互い別々なバイト先を選ぼうと決める。
ヒロちゃんは先に沖縄の石垣島のホテルをバイト先に決める・・・その話が「ホテルジュ-シ-」。

そして、サキは叔父さんが歯科医として勤める歯医者・品川デンタルクリニックで受付のバイトをする事になる。
サキは小さい時の歯医者でのトラウマで大の歯医者嫌い。
最初は、渋々引き受けたバイトだったけど、少しずつ立派なスタッフの一員に成長していく。
その成長の過程が、微笑ましかった。
さきちゃんみたいな女の子、いいなぁ~。
素直で優しくて。人を自然に和ませる笑顔の持ち主。

歯医者に訪れる人達との関わりのなかで、ちょっとしたその人が抱える問題をクリニックの人達と一緒に解決していく話でした。
クリニックのスタッフたちも個性的だけど、素敵!

特に歯科技工士の四谷謙吾がいい!
さきちゃんとの恋も進んでいくのかな?と予測させる展開で、物語はさきちゃんの夏休み終了と同時にバイトも終了で物語もそこでお終いだけど、先の話も知りたいなぁ~。
ドイツに2年間留学の四谷と2年後大学卒業のさきちゃん、2年後の二人が気になる!
さきちゃん、ここで就職もありじゃないかな?

時々、携帯で石垣島でバイトのヒロちゃんとお互いのバイトでの出来事などを報告しあう様子も楽しかった。

それから歯医者さんの知らなかったことも知れて、なかなか面白い物語でした♪
結構、歯医者さんで取材したんでしょうね~(^^)

★★★★
cbe1695a.jpg    発行年月:2010年4月


  自由で、おいしくて、謎に満ちています。
  デパ地下食品売り場の、優しくて不思議な魅力をご案内します。

  少し臆病。太るのは嫌い。でも、食べるのは得意。謎解きも、わりと得意。

  やりたいことがわからず、進路を決めないまま高校を卒業した
  梅本杏子(うめもときょうこ)は、「このままじゃニートだ!」と一念発起。
  デパ地下の和菓子屋で働きはじめた。


プロフェッショナルだけど個性的な同僚と、歴史と遊び心に満ちた
和菓子に囲まれ、お客さんの謎めいた言動に振り回される、忙しくも心温まる日々。

あなたも、しぶ~い日本茶と一緒にいかがですか?

                                         (光文社HPより)

この本の装丁がかわいい♪

デパ地下の和菓子屋「みつ屋」で起きる、お客さんを介してのちょっとした謎を解き明かしてゆくミステリ-。
本の帯文にもあったけど、和菓子×ミステリ-の絶妙の味わいを楽しみました!!

登場人物たちがいい!
主人公の梅本杏子:通称アンちゃん。ぽっちゃり体型でほっぺがぷくぷくしている可愛い18歳の女の子。高校を卒業しこの先、どうしよう?と思いながら働く場所を探してある日、来たデパ地下で和菓子屋「みつ屋」を見つけ面接を受けてめでたく採用。

店長の椿はるかさんは、面倒見の良い女性だけど、時々、おっさんに豹変。
社員の立花さんはイケメンで職人志望。和菓子の知識もあり頼りになるけど、乙女系男子。
そしてアンちゃんと同じくバイトの大学生・桜井さんは元ヤンキ-。

個性豊か過ぎるメンバ-だけど、職場のム-ドは始終和やかで楽しそう。

そこに訪れるお客さん。
季節の上生菓子を求めてくる品の良い常連さん、会社の上司のお使いでくるOLさん。
季節ごとの和菓子の説明は、目に浮かんでくるようで、和菓子屋さんに行きたくなります(笑)。

そんなお客さんとのやり取りから、ふと疑問に思うあれこれを、みつ屋のメンバ-で推理。
店長の洞察力には脱帽でした!


坂木さんのミステリ-は、日常のどこにでもありそうな謎。

印象的だったのは、お盆に供えるお菓子を買いに来た常連の杉山さんの話。
上生菓子の「松風」を注文の杉山さんに店長の椿さんが「・・・・・松風は必要でしょうか?」と訊ねる。

「松風」というお菓子には、そういう意味があったんですね~。

他にもお菓子の名前に込められた意味が幾つかあって、なるほど、なるほどと感心。
「半ごろし」は、知ってたけど・・・。

ほかに登場のお菓子の名前
「おとし文」 「星合」 「七夕」 「嵯峨野」 など・・・
こういうお菓子の名前は日本の古い書物(源氏物語など)にも登場するらしい。
なんだか、和菓子って歴史にも通じる食べものなんだなぁ~って思ったら、より好きになった!


兎に角、最高に楽しいミステリ-でした♪


★★★★★

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