元ヤンキー父としっかり息子、ふたたび見参!
好評『ワーキング・ホリデー』の2人が帰ってきた!
イベント盛り沢山、家族の温もり恋しい冬を
父子と仲間、そして母はどう過ごす?
(文藝春秋HPより)
「ワ-キング・ホリデ-」の続編。
元ヤンキ-で、元ホストの沖田大和(通称・ヤマト)と離れて暮らす息子・進の再会。
冬休み、お正月を父子で過ごす。
お料理上手の進くん。しっかり者で、可愛い。
今回は、進くんのお母さん・由希子が、いよいよ登場!
簡単に親子3人で暮らすのは、無理だろうけど、いつか一緒に暮らせる日が来るといいなぁ~。
ヤマトが以前、勤めていた『クラブ・ジャスミン』の経営者・ジャスミンさんは、やはり素敵だな。
ヤマトに言う言葉が、どれもジ~ンと来る。
そして、今のヤマトの職場『ハニ-ビ-・エクスプレス』のメンバ-もみんな楽しい♪
進の友達たちも愉快。
特にコウタが最高~♪
最後の『ピンポ-ン、ハンコください作戦』は、笑えた~^m^
次は進の夏休みを待っての話かな?
次の話が待ち遠しいなぁ~。
★★★★★
初めまして、お父さん----親子の夏が始まった
息子と過ごすために、ホストから「ハチさん便」ドライバーへ。
正義感の強い元ヤンキー父とおばちゃん臭い少年のハートフルな物語
(文藝春秋HPより)
この続編が出ていると知り、先にこちらを読まなければ!と慌てて借りました。
坂木さんのお話は、いつも楽しく心温まるから好き♪
これもすごく温かいお話でした!
最初は、ホストクラブで働いている大和。
そこに突如現われた小学5年の進くん。
大和の息子と告げる。
母親の名前を聞いて、思い当たるふしがあり、夏休み中、進は大和の元で暮らす。
ホストクラブの支配人・ジャスミン(男性だけど、心優しきお姉さん)の計らいで、運送会社に転職。
夕方には仕事を終え、進が留守番する我が家へ。
しかし、しっかりしてる進くん。
ただ留守番をするだけじゃなく、ご飯の支度をして待っていてくれる。
朝ごはんも作るし、会社に差し入れの昼食まで届けてくれちゃう。
素直ですごく可愛い。
でも、なんだか良い子過ぎるかんじが気になったけど・・・。
嫌われないように気を遣ってるのかな?なんて。
でももうすぐ夏休みもお終いで、大和との暮らしも一旦おしまいとなるとき
二人は喧嘩する。
でも、喧嘩したことで、なんだかより親子の絆は深まったかんじで微笑ましかったな~。
あ~早く、二人が再会するだろう続編が読みたい!!
★★★★
歯痛と、小さいけれど大切な秘密に効きます。
注目の新鋭による、ひと夏の物語。
歯痛と、小さいけれど大切な秘密に効きます。
注目の新鋭による、ひと夏の物語。 大学生のサキは、大の歯医者嫌い。なのに、ちょっとしたきっかけで、なぜか歯科医院の受付アルバイトをすることになってしまう。冗談じゃない! 断ろうとするサキだが、いつしか魅力的なスタッフと、患者たちの持ち込む謎に、夢中になっていく。夏休み、少しだけ彼女は成長していく。
新鋭が柔らかに紡ぎあげた、青春小説ミステリー風!
(光文社HPより)
以前に読んだ「ホテルジュ-シ-」の姉妹版?
大学2年生の叶咲子(さきちゃん)は、親友の柿生浩美(ヒロちゃん)と夏休み前、どんなバイトをしようか?相談し、お互い別々なバイト先を選ぼうと決める。
ヒロちゃんは先に沖縄の石垣島のホテルをバイト先に決める・・・その話が「ホテルジュ-シ-」。
そして、サキは叔父さんが歯科医として勤める歯医者・品川デンタルクリニックで受付のバイトをする事になる。
サキは小さい時の歯医者でのトラウマで大の歯医者嫌い。
最初は、渋々引き受けたバイトだったけど、少しずつ立派なスタッフの一員に成長していく。
その成長の過程が、微笑ましかった。
さきちゃんみたいな女の子、いいなぁ~。
素直で優しくて。人を自然に和ませる笑顔の持ち主。
歯医者に訪れる人達との関わりのなかで、ちょっとしたその人が抱える問題をクリニックの人達と一緒に解決していく話でした。
クリニックのスタッフたちも個性的だけど、素敵!
特に歯科技工士の四谷謙吾がいい!
さきちゃんとの恋も進んでいくのかな?と予測させる展開で、物語はさきちゃんの夏休み終了と同時にバイトも終了で物語もそこでお終いだけど、先の話も知りたいなぁ~。
ドイツに2年間留学の四谷と2年後大学卒業のさきちゃん、2年後の二人が気になる!
さきちゃん、ここで就職もありじゃないかな?
時々、携帯で石垣島でバイトのヒロちゃんとお互いのバイトでの出来事などを報告しあう様子も楽しかった。
それから歯医者さんの知らなかったことも知れて、なかなか面白い物語でした♪
結構、歯医者さんで取材したんでしょうね~(^^)
自由で、おいしくて、謎に満ちています。
デパ地下食品売り場の、優しくて不思議な魅力をご案内します。
少し臆病。太るのは嫌い。でも、食べるのは得意。謎解きも、わりと得意。
やりたいことがわからず、進路を決めないまま高校を卒業した
梅本杏子(うめもときょうこ)は、「このままじゃニートだ!」と一念発起。
デパ地下の和菓子屋で働きはじめた。
プロフェッショナルだけど個性的な同僚と、歴史と遊び心に満ちた
和菓子に囲まれ、お客さんの謎めいた言動に振り回される、忙しくも心温まる日々。
あなたも、しぶ~い日本茶と一緒にいかがですか?
(光文社HPより)
この本の装丁がかわいい♪
デパ地下の和菓子屋「みつ屋」で起きる、お客さんを介してのちょっとした謎を解き明かしてゆくミステリ-。
本の帯文にもあったけど、和菓子×ミステリ-の絶妙の味わいを楽しみました!!
登場人物たちがいい!
主人公の梅本杏子:通称アンちゃん。ぽっちゃり体型でほっぺがぷくぷくしている可愛い18歳の女の子。高校を卒業しこの先、どうしよう?と思いながら働く場所を探してある日、来たデパ地下で和菓子屋「みつ屋」を見つけ面接を受けてめでたく採用。
店長の椿はるかさんは、面倒見の良い女性だけど、時々、おっさんに豹変。
社員の立花さんはイケメンで職人志望。和菓子の知識もあり頼りになるけど、乙女系男子。
そしてアンちゃんと同じくバイトの大学生・桜井さんは元ヤンキ-。
個性豊か過ぎるメンバ-だけど、職場のム-ドは始終和やかで楽しそう。
そこに訪れるお客さん。
季節の上生菓子を求めてくる品の良い常連さん、会社の上司のお使いでくるOLさん。
季節ごとの和菓子の説明は、目に浮かんでくるようで、和菓子屋さんに行きたくなります(笑)。
そんなお客さんとのやり取りから、ふと疑問に思うあれこれを、みつ屋のメンバ-で推理。
店長の洞察力には脱帽でした!
坂木さんのミステリ-は、日常のどこにでもありそうな謎。
印象的だったのは、お盆に供えるお菓子を買いに来た常連の杉山さんの話。
上生菓子の「松風」を注文の杉山さんに店長の椿さんが「・・・・・松風は必要でしょうか?」と訊ねる。
「松風」というお菓子には、そういう意味があったんですね~。
他にもお菓子の名前に込められた意味が幾つかあって、なるほど、なるほどと感心。
「半ごろし」は、知ってたけど・・・。
ほかに登場のお菓子の名前
「おとし文」 「星合」 「七夕」 「嵯峨野」 など・・・
こういうお菓子の名前は日本の古い書物(源氏物語など)にも登場するらしい。
なんだか、和菓子って歴史にも通じる食べものなんだなぁ~って思ったら、より好きになった!
兎に角、最高に楽しいミステリ-でした♪
南風がはこぶ、とびきりのビルドゥングスミステリ!!
所は沖縄、立地は路地裏、掃除アバウト冷暖房一応完備、朝食激うま、オプションはがんばる女子と日常の謎。
ホテルジュ-シ-へようこそ!!
(角川書店HPより)
楽しかったぁ~(^^)
ミステリの要素はあったかな?でしたが・・・・^^;
大学の夏休み、いつもなら大勢の弟・妹に振り回されて終わるのに、今年は自分で楽しみなさいと嬉しいお達し。
でも、何をしよう?と考えて・・・友達の咲子とあれこれ考え、バイトをしようと結論を出す柿生浩美。
そして、そのバイト先は沖縄。
東京からはるばる沖縄へ。
最初は石垣島のプチホテルでバイトしていたが、バイトが急にやめてしまい人手が不足しているホテルジュ-シ-で次は働いてあげてほしいと言われ・・・・
那覇にあるホテルジュ-シ-へ住み込みのバイトとして向かう。
オ-ナ-代理の安城は、いい加減な男だけど、調理担当の比嘉さんが作る食事は美味しいし、掃除担当のクメさん、センさん姉妹は優しくて、先輩バイトの松谷さんに指導されながらすぐに仕事に慣れる浩美。
ホテルのお客は、大して多くもないが・・・
でも何故かちょっと変わった人達ばかり。
長女気質の浩美は、曲がった事はキライだし、目の前で起きた事に目をつぶっていられない性分。
客であろうと、言いたい事は言う。
オ-ナ-代理によく言われる、男前の性格なのです!
ギャルのアヤとユリ、骨董品屋の田中さん、タクシ-強盗の片棒を担がされてる矢田さん、弁当売りをしてるヤスエさん、久保田夫婦などと関わりながらその男前を前面に出して行く。
オ-ナ-代理の安城はそんな浩美を応援しながら見守っていたけど、最後の久保田夫妻での浩美の態度には驚きのお叱り!
ショックを受ける浩美だけど・・・・自分の考えが間違っていることに気づく。
バイトをするなかで、いろいろな事を学んだんだなぁ~。
いい加減だと思っていたオ-ナ-代理の安城だけど、肝心のところではちゃんと締めるし、良い人じゃん!!
バイトしながら、時々、友達の咲子とメ-ルでやり取り。
咲子は歯医者さんでバイトだったみたい。
その咲子のバイトの話は、また別の本で出ているようなので、そちらも読んでみたい!
青春小説ってかんじで良かった♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;