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読んだ本の感想あれこれ。
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10ed967d.jpg   発行年月:2009年7月


         早苗(福岡南高校)と香織(横浜の東松学園)も高校3年生。
   いよいよ、最後のインタ-ハイ。
   
   二人の対決の結果はいかに!?




『武士道シックスティ-ン』 『武士道セブンティ-ン』に続く第三弾!
待っていました!!

元々は、同じ高校の剣道部に所属していたけど、早苗が九州に転校し、二人は敵同士として戦う事を目標に日夜、練習に励んできた。

18歳。高校3年生。
高校生活最後のインタ-ハイで対戦する二人の姿にハラハラ。
ま、実際は、案外あっけないものになってしまうのですが・・・・

今回は、香織と早苗それぞれの周りの人たちの話も結構、詳しく書かれていて、今までずっと読んできた読者には、嬉しいものだった。

今までは、香織と早苗が交互で語り部となるかんじだったのが、香織の後輩・田原、早苗の姉・緑子、早苗の剣道部顧問・吉野先生 桐谷道場の師範・玄明などが、それぞれの事を語り、今まで知らなかった事が、いろいろ分かって面白かった。

吉野先生の学生時代の逸話・百道浜決戦は最高!
ちょっと好きな先生じゃなかったけど、好感度はUPしました。

早苗と香織を最後のインタ-ハイで対決できるよう取り計らったり・・・最高の先生でした!


これで、もう香織や早苗の話は、書いてくれないのかなぁ~。
大学生になった姿も読みたいなぁ~。
そして、学生を卒業した後は??
何処までも彼女たちの姿を応援したい!

そんな風に自然に思える爽やか青春エンタ-テイメントでした!


★★★★★

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6899a189.jpg発行年月:2009年3月


新聞部の新部長になった瓜野くん。
連続放火の法則性を発見し、進入部員を総動員して犯人逮捕を目指す。
付き合っている小佐内さんはそんな彼に「何もしないのが一番いいと思う」と言われるのだが・・・。

シリ-ズ第3弾の下巻。


上巻を少し前に読み、早く下巻を読まないと忘れちゃう~!
なんて思っていましたが、読み始めたら、上巻で読んだ事もすぐ思い出せて、楽しく読みました。

連続放火事件の犯人はだれ?
自分なりに推理しながら読みましたが・・・・ハズレでした(笑)
わかってみれば・・・なるほど!と思えたのですが^^;

瓜野くんの暴走は、やはりちょっと痛い結果になりました。
ちょっと可哀相だったなぁ~。


小鳩くんと小佐内さんの関係は、次回作(多分、冬期もありますね?)で、どう進展するのでしょう?

小佐内さんって、なかなかの小悪魔的存在で、わたしは好き♪

でもキャラクタ-として好きのは、上巻でも感じたけど、前部長の堂島建吾くんかな?

新聞部引退後も後輩のことをいろいろ気遣っていて好感度大!


70acaff4.JPG  さて、冬期がもしあるとすると、タイトルのスィ-ツはなんだろ?

    春期・・・いちごタルト
    夏期・・・トロピカルフル-ツパフェ
    秋期・・・栗きんとん


    
    最近、長女が全巻揃えたいと買いました。
    イラストも可愛い♪


★★★
68dc4fa6.jpg発行年月:2009年1月


不思議な建築物にまつわる4つの物語。
廃墟は現代人の癒し空間。だが、人が住んでいることが発覚し「偽装廃墟」が問題になって・・・

表題作ほか、ありそうでありえない建築物を舞台に繰り広げられる、不思議で切ない三崎ワ-ルド

                    
(集英社HPより)

「となり町戦争」以来の三崎さんの作品。
最初に読んだ、この作品では不思議な世界のすぐには目で確かめられない恐怖みたいなものを
感じ、面白いものを題材にする作家さんだなぁ~と思った記憶。

そして、この本の4つのお話も、似たような雰囲気。
どれも不思議なことが常識としてある設定。

『七階戦争』では、全ての建物の7階を撤去することに決まり転居を強いられる人々。
『廃墟建築士』では、廃墟を建築することは国も認めることだという。
『図書館』では、深夜零時になると図書館の本は野生に目覚めるのだとか。
『蔵守』では、何も中に入ってないと言われている蔵を守り続けなければならない人がいる。


今の社会では、そんな馬鹿な!?ということが、それぞれの話の中では常識としてある。
そんな世界に自分が入ってしまったような感覚でその不思議さを楽しめました。

最初から3つの話は、結構、不思議さを楽しみながら読みましたが、
最後の『蔵守』は、ちょっと切なかったなぁ~。

★★★★
e683880f.jpg発行年月:2009年3月


4回ふられても
わたしはまた、恋をした。

なんてことだろう。
あんなにつらい思いをしたというのに。

                       (本の帯文より)

7つの恋のおはなし。
表題作「くまちゃん」は、最初に登場。
くまのTシャツをいつも着ている男性に毎年恒例の花見の席で初めてあう苑子。
「くまちゃん」は、苑子がいつも着ているTシャツを指して呼んでいる。

「くまちゃん」は、よくわからない人。何を考えているのやら??
苑子はくまちゃんの何処がすきなのか??本当に好きなのか??
でも、くまちゃんは去ってゆく・・・・・

この最初の恋物語を読んで「なんじゃこりゃ???」でしたが

次のお話でその「くまちゃん」が別の女の子と出会い、今度は最後、ふられる。
最初の「くまちゃん」は、ややク-ルな印象だったのに、ここでは結構、必死にその恋にすがろうとしている。
そのギャップがおもしろい。

そして、次の話では・・・・と次々、前に登場の人が、また違う人と出会い、恋に落ちふられる。

6作目の「光の子」だけ、ちょっと異質で、切なかったかな?

帯文にあった4回ふられても・・・は最後の「乙女相談室」の山里こずえのこと。
4回ふられても恋をして、結婚。しかし、それも離婚という結果。
考えれば、ふられっぱなしの人生で、これって異常?と悩むこずえ。

ここで、登場した人、もしかして前の話に出てきた人?なんて思って、また前の方をパラパラめくって確かめたり・・・・^^;

最後まで楽しく読みました。
こういう進行おもしろいな。

★★★
c76ff85a.jpg発行年月:2006年4月


トライアスロンに賭ける少年たちの青春!

市町村合併を控えた、北関東のとある海岸近くの村。
村に住む中学三年生の優太・姫・モ-次郎は、ひょんなことからトライアスロン大会に出場するはめに・・・・・。
ちょっぴりスラップスティックな傑作少年小説!
第22回坪田讓治文学賞受賞作

                                          (集英社HPより)

長女に薦められて読みました。
国語の問題にこの一文があり、どんな話か興味あると図書館で探して借りた本。

三人の中学生の話ですが、この年頃の悩みって結構、いろいろ。
悩みのタネは恋であったり、部活動であったり、家族であったり。

優太は、小学校時代は、サッカ-でちょっと周りに名の知れたプレ-ヤ-だったが、膝を痛めてから全くサッカ-の技が冴えなくなり挫折した経験あり。

モ-次郎(の家は、牛乳屋さん。
いつも明るいモ-次郎だけど、過去には、ちょっとものあり。

姫は、美形で女子からの人気NO1!水泳部で200m自由形の県中学記録保持者。
引きこもりの父親と二人暮らし。


それぞれ、悩みを抱えながら、ひょんな事から一緒にトライアストンの大会に向けて頑張る日々が始まる。
優太とモ-次郎の仲は最初から悪くないけど、姫の態度が二人には気に障る部分あり、喧嘩やお互いを罵る事が多かった。
それが、段々と本音で思っている事を言い合える仲になり、やがては、かけがいのない友情で結ばれる。
その過程が、なんとも言えず、いい!

最後は、ちょっと衝撃的、事件もあったり、単純な青春小説とは違う深い感動がありました。

感動で泣けます。

中学生には特にお薦めです!

 
★★★★★
                                                          
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