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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2023年2月


大丈夫、会いたいと強く願えば、きっと会える――。黒いコートを着た背の高い彼は、大事な人を探しにここへ来ていた。海辺で、ピアノのそばで、病院で、列車の中で、湖のほとりで、彼は私たちをそっと守り、救ってくれた。大ヒットドラマ「愛の不時着」に心奪われた著者による熱いオマージュの込められたラブストーリー9篇。

                    (新潮社HPより)


愛の不時着は見ていないけれど、読み終えて検索したら
その主人公の男性俳優の名前がこの本で出てくるリ・ジョンヒョンだった。

なるほど・・・清潔感があって、なかなか格好いい。

この本は短編だけど、どの話にもリ・ジョンヒョンと名乗る男性が出て来て
話のなかでちょっとした危機に直面している人たちを助け癒し、気持ちを前向きに
していく。
スーパーマンみたいな人。

そして彼は、ある女性を探しているという。

最後は、その女性に会えたということかな~?
こんな素敵な人に愛される女性は幸せだなぁ~。


最初、この本の表紙を見たとき、ちょっと不気味だった(^^ゞ

でも読み終えた後は、この男性が恰好よく見えた・・・不思議だ(笑)


井上さんの作風とはちょっと違うけれど、こういうハーピーな
結末ばかりのもいいな。
読んでいて楽しかった。

愛の不時着・・・いつか見てみようかな?^m^



                   ★★★
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発行年月:2022年9月


「週刊文春ミステリーベスト10」&「MRC大賞2022」堂々ダブル受賞!
9人のうち、死んでもいいのは、ーー死ぬべきなのは誰か?
大学時代の友達と従兄と一緒に山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った三人家族とともに地下建築の中で夜を越すことになった。
翌日の明け方、地震が発生し、扉が岩でふさがれた。さらに地盤に異変が起き、水が流入しはじめた。いずれ地下建築は水没する。
そんな矢先に殺人が起こった。
だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。生贄には、その犯人がなるべきだ。ーー犯人以外の全員が、そう思った。
タイムリミットまでおよそ1週間。それまでに、僕らは殺人犯を見つけなければならない。

                   (講談社HPより)



嫌な話だった。
犯人が気になり最後まで読んだけれど・・・

犯人の自分さえよければの考え方による一連の行動が恐ろしい。

こういう閉じ込められて、じわじわ死の瞬間に近づいていくとか
想像するだけで怖い。



最後、誰か一人を犠牲にすれば・・・・の状況から一転する
一人だけ生き残れるかもの状況には唖然。

一人は脱出出来たのか?
脱出したところで、その後も生き延びることが出来るのか?
生き延びたところで、自分の罪がどう裁かれそれに向き合いながら生きる
ことが出来るのか?


むやみに危ないところには入らないことですね(^^ゞ


評判になっていて、それなりの評価も得ている本書だけど、
わたしは、嫌いだ。
こんな設定でこんな結末の物語は、もう読みたくないなぁ~。
救いのない話があってもいいと思うけど、これは酷い・・・(ノД`)・゜・。



                      ★★☆


発行年月:1991年3月


短大時代に体験した、存在意味不明な食品売り場でのアルバイト。
たった2ヶ月間のOL時代に遭遇した恐怖の歓迎会。
さくらももこの原点を語る大ベストセラー

                (集英社HPより)


「あのころ」は小学校時代の話だったけれど、これは高校~結婚までの話。

おじいさんが亡くなったのは、ももこさんが高校2年の時。
本来なら哀しいしんみりした場面なのに、笑っちゃう・・・^m^
タイトルが<メルヘン翁>だからね~

イラストに爆笑。
ももこさん、面白過ぎるよ~。


就職は出版社だったけど、漫画を夜、書いていたので眠不足で、度々、注意されて
辞めるっていうのは、凄いな。
まあ、正解なんだけど・・・・。

結婚生活のこととか、もっと知りたいなぁ~。
「あのころ」とこれは家の本棚にあるんだけど

続きのエッセイは図書館で探してみよう。



                      ★★★★



発行年月:1996年7月


小学校の帰り道、怪しげなてきやから買った“まほうカード”と“踊るマッチ箱”
。心のアキレス腱だったマラソン大会…。
テーマは「子供時代」。
歯切れのいい名調子はもはや芸術。三部作第一弾

               (集英社HPより)


家の本棚にあった懐かしい本。
久しぶりに読んだけれど、可笑しい・・・^m^

昭和40年生まれなので、子どもの頃の話が自分にも当てはまるものが
多くて・・・わかるわ~と心の中でうなずきながら読む。


今は、もうこの世に居ないんだなぁ~としみじみ・・・。

大人になってからのも続けて読もう。



                   ★★★★



発行年月:1963年5月



「贅沢貧乏」「紅い空の朝から…」「黒猫ジュリエットの話」「マリアはマリア」など、
森茉莉のゆるぎない個の精神が反映した連作小説集。

                  (発行/新潮社)


初版が60年前の本。
買ったのは、いつだったっけ?

森鴎外の娘で晩年まで文筆活動をしていたらしい。
ほかの小説は読んだことがないけれど、この本が何となく好きで
今回、また何年かぶりに読んでみた。


安アパートで一人暮らしをしながら、貧乏だけど空想の世界では贅沢品に
囲まれて生活していると空想する生活。
短篇集だけど、この本の中の牟礼摩利(マリア)の日常が描かれている。

特に二番目の<紅い空の朝から・・・>がすき。
硝子窓を通して入ってくる朝の光の色の表現が綺麗。

オリイヴ色(実際は難しい漢字)、鈍く透き通った紅、黄薔薇色
薄れた黄金などと光を表現している。

<黒猫ジュリエット>では、自身のことを愛猫の目線でやや自虐的に
書いているのも可笑しい。


最後の<青い栗>は、結婚していて息子たちや女中さんたちと賑やかに
奥様として暮らしていたころのことを書いていて、ああこういう暮らしも
していたのか・・・・と


森茉莉さん、最期は安アパートで死後2日ほど経過しているのを見つけられた
そうだけど、若い頃は、そういうのは寂しいなとか思ったけれど
今は、そういうのある意味、理想的かもと思ってしまう。



さて次に手に取るのはいつかな?


                    ★★★★★
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