ここまで美しく、1人の女性を愛することができたなら
香奈子が死んだ――。男女の間に交わされたメールの文面から紐解かれる、至上の愛の軌跡。著者が全身全霊でとりくんだ恋愛小説!
(文藝春秋HPより)
久しぶりの村上龍の作品だったので、楽しみだったけど・・・・これは好きじゃない。
読みやすいけど・・・・同じような会話だったり描写が多くて飽きました。
物語は、離婚暦もあるが現在は妻と娘がいる50台の投資会社社長・西崎健児と
やはり離婚暦があり、今は独身で風俗業界で働く四条香奈子(サクラ)が出会い、恋愛関係になるところから、二人のメ-ルのやり取りを交えた恋愛小説。
香奈子は、20代半ばでⅠ型糖尿病を発症。
一般社会では認知度が低いけど、先天的な異常により体内でインスリンを生産できない為、慎重なインスリンの投与が必要な病気。
けれど、上手にコントロ-ルできれば、日常生活を送るには支障はない。
物語では、香奈子はそれによって、いろいろな重篤な症状を起こし、命を落としてしまうという哀しい結果になるのですが、物語の冒頭ですぐに亡くなったことが知らされ、過去の思い出を振り返る形で物語が進んでいく。
風俗で知り合った二人なので、そういう描写も多く、それはまあ、いいんだけど、
ちょっと何度も同じようなかんじの場面が出てきたり、あまり読んでいても楽しくなかったので
正直、飛ばし飛ばしでなんとか読み切ったかんじです(苦笑)。
そして、ちょっとがっかりしたのは、あとがき。
知り合いに香奈子と同じ病気で若くして亡くなった方がいて、この病気のことを知ってほしいこともあったとか。
え?知り合いにこの病気の方がいたのにこの内容ですか!?
あまりにも哀し過ぎる香奈子の最期。
もうちょっと希望がある内容でも良かったんじゃないかなぁ~?
個人的には、嫌いな話でした。
★★
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★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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