十二歳。
大人の途中の子ども。
悲しくせつなく やりきれないような
痛みだって知っている。
第42回講談社 児童文学新人賞受賞作品
(本の帯文より)
椰月さんの作品はいくつか読んでいますが、これが一番好きかも!
12歳の女の子・鈴木さえが主人公。
学校代表のポ-トボ-ルの選手の一員として放課後、練習に励む。
男女2名ずついる学級委員の一人として、クラスをまとめなきゃいけないとも思う責任感の強い面もある。ちょっと疎まれてる子を何気なく庇う優しさもある。
以前の担任でポ-トボ-ルの練習も見てくれる直人先生に密かに憧れ、先生がそばに居るとちょっとドキドキ。
あ~12歳ってそんな風だったなぁ~と懐かしく思う場面が沢山。
昼休みの「馬乗り」、わたしも楽しみだった!
さえは明るい女の子だけど、心の中にはちょっと今までの子どもとは違う感情も芽生え、戸惑ったり。
「人間離れ」と自分で呼ぶ感情は、感受性の高い子には似た感じあるのかも。
自分が自分でないような変な感覚・・・・・遥か昔のことなので、自分にあったかどうか?
娘に後で聞いてみようかな?
いや、聞いてもわからないかな?
大人になって振り返って思い当たる事なのかも。
小学校卒業前に見つけた教科書の落書き。
自分に宛てて4月に書いた質問事項。
それに答える今の自分。
同じ自分なのに、少し前の自分は違う人みたいな感覚。
これはすごくわかる!!
前の自分の言葉に励まされたり・・・・・
椰月さんの書く児童文学は何かすごく心を打つものがあるなぁ~。
娘たちにも読ませたいけど、こういうのは、大人になってから読む方が理解出来るかも?
★★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
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★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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