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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2013年10月

手が震え文字が血でにじんだり、かすれたりしてひとつも読めない血まみれの手帳。父・吉本隆明の血糖値の記録。それはどんな教えよりもはっきりと、最後まであきらめない父親の姿勢を教えてくれた――。産まれること、生きること、子を育てること、死ぬこと、 看取ること。人間として避けては通れない時を、著者は娘として、親として、一人の女性として真摯に過ごしてきた。どんな苦しみの中にもある輝きと希望を紡ぐ珠玉のエッセイ。

                   (幻冬舎HPより)


表紙の血液らしいものがついた手帳が読む前から、とても気になりました。
ばななさんのお父様の遺された手帳だったんですね。
朝、起きてすぐの数値だとしたら・・・結構高いですね。
目も不自由になられて、それでも日課になっている血糖値検査をして
その数値を手帳に残す作業をしていた。
自分の父親がもしそれを遺してくれたのだとしたら・・・
ばななさんと同様、大切にとっておきたいと思うでしょう。
そこに父親が生きていた証があるわけだから・・・。


ばななさんの周りにいらっしゃる人たちの温かい気持ちも感じられる
ステキなエッセイでした。

写真も素晴らしい。

平凡なことの繰り返しの毎日が、本当は奇跡のようにすばらしい日々なんだと
改めて思わせてくれました。


                         ★★★★★
 
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発行年月:2013年9月


それは人生のエアポケットのような、不思議な5日間だった----。
40歳を目前にして離婚した「私」は幼なじみで従妹のちどりと
偶然、同時期にヨーロッパに滞在し、一緒にイギリスの西端の田舎町
ペンザンス に小旅行に出かけることになった。
ちどりもまた、心に空洞を抱えていた。
幼い頃に両親が離婚した後、親代わりに育ててくれた祖父母を相次いで
亡くし、ひとりぼっちになってしまったのだ。
さびれた海辺の町で、二人は昔話にふけり、互いの人生を振り返る。
とりわけ思い出されるのは、ちどりの祖父母が経営していた
「スナックみどり」の光景だった。
常連tちがまるで家族のように寛いだ時間を過ごし、
またそれぞれの仕事に帰っていく。
そこにはささやかだけれど、しっかりろした幸福感が満ちていた。
そんな思い出を確かめ合いながら、二人は少しづつ寂しさを埋めていく。
そして3日目の夜、二人の間にある「事件」が起きる・・・・。
限りなく繊細な表現で、人が人に寄り添うとはどのような事かを
問いかける傑作小説。

                    (文藝春秋HPより)


スナックちどりが舞台じゃないのだけれど・・・
スナックちどりが元にある。
幼なじみで今も仲がいい従妹のちどりとイギリスの田舎に旅行に行き
そこで過ごす5日間のことが書かれている。
ペンザンスに興味が出て来ました。
モンサンミッシェルみたいな景色が見られるという
セントマイケルズマウントにも行ってみたくなった。

離婚した「私」と育ての親を相次いで亡くした「ちどり」の
それぞれの喪失感がたまらなく切ない。
二人でそんな気持ちを共有しながら、毎日美味しいものを食べて
観光して楽しく過ごす。

女同士の旅って、やっぱりいいな。
ま、終盤にあった、ちょっとした「事件」にはビックリだったけど・・・^^;
ばななさんの文章は、やはり好き。


                           ★★★
4169MrLowqL__SL500_AA300_.jpg発行年月:2013年3月


失踪した友人を捜す早紀(さき)。祖父母秘伝の豆スープを配る咲(さき)。双子の兄を事故で亡くした崎(さき)の部屋に転がり込んだ、10歳の姪さき……。いま〈さきちゃん〉たちに訪れた小さな奇跡が、かけがえのないきらめきを放つ。きつい世の中を、前を向いて生きる女性たちに贈る、よしもとばななの5つの物語。

 
       
                       (新潮社HPより)


別々の<さきちゃん>が出てくるお話5つ。

「スポンジ」
早紀は、編集者。
以前、担当した作家の高崎くんが行方不明だと彼の恋人の飯尾くんから連絡を受け、高崎くんの
住んでいるアパ-トへ。


「鬼っ子」
沙季の伯母が亡くなった。
親戚づきあいを一切絶って、ひとり宮崎で暮らしていたおば。
おばが暮らしていた宮崎を訪ねる。
おばは鬼の人形を沢山つくって家の玄関だけでも小鬼が100体。


「癒しの豆ス-プ」
咲の亡くなった祖父母は、豆のス-プを毎週末、無料で提供していた。
同居していた祖父母はイタリアンレストランを経営する父親の両親。
しかし、両親は離婚していて、父親には新しい家庭が既にある。
母親が豆ス-プづくりを引き継ぐ決心をし、父親がその準備を手伝う。


「天使」
沙季は、子宮がんの手術をして子どもができない。
結婚には全く興味がなかったが、鈴木さんから「沙季さんは僕の天使でした」と告白される。


「さきちゃんたちの夜」
崎は、双子の兄を亡くした。
そしてその兄の娘・さきが母親に恋人ができたから・・・と崎のところに居候することに。


どの話も良かった。
大事な人を亡くしたり、何か気持ちが落ち込むような経験をしたいろいろな「さきちゃん」たちの話。
特に好きだったのは表題作の「さきちゃんたちの夜」かな?
叔母の崎は、姪のさきとの共同生活を面倒くさいな~と思いつつも楽しむ気持ちもあって
こんな関係いいなぁ~。と思えた。
さきちゃんと母親の関係も修復しそうなかんじで終わってホッ。

ほしよりこさんの挿画も素敵♪
物語の雰囲気に合っていました!


                                        ★★★★★


 

517rP97hCAL__SS400_.jpg発行年月:2012年5月

ハワイとフラとチビとわたし……
人気作家よしもとばななさんの最新エッセイ集

ハワイへのオマージュ、フラのある生活、息子さんとの微笑ましいやりとり、よしもとばななさんの日常がいっぱいつまった、あったかくてときどき切ないエッセイ。


                     (世界文化社HPより)


ハワイには行ったこともないし、とうぶん、行く予定もないけれど、良い所なんだなぁ~と
改めて思った。
ばななさんの日常を垣間見ながら、ゆったりとした時間が流れているようなハワイでの様子を
始終、心地よいかんじで楽しめる書でした♪

潮千穂さんの写真も素敵♪
知らなかった写真家さんですが、これで大好きになりました!!
ばななさんとの関係もいいなぁ~。

表紙裏の2人並んだ写真もいいかんじです(^^)



そうそう、ハワイ語で lino linoが きらきらということをこの本で知りました。
先に本を開いた長女が教えてくれて、大層喜んでいました。

長女のなまえにこんな素敵な意味があるとはね~。



 

★★★
 

 
517xVoUqEKL__SX230_.jpg    発行年月:2011年7月


    ある町に生きる人々の喪失と再生。ばなな的小宇宙

   ハンバーグ店「ジュージュー」にはおかしな人々が集う。
   朝倉世界一のマンガにインスパイアされて書かれた、
   ささやかで美しい物語


                           (文藝春秋HPより)



ハンバ-グ店の名前がジュ-ジュ-。
お店の二代目は、美津子の父親で、美津子の亡くなったママが大好きだった漫画「地獄のサラムちゃん」に出てくるステ-キハウスの名前をお店の名前に付けた。

美津子もママの愛読書だった「地獄のサラミちゃん」を枕元に置き、眠れない夜はそれを読む。

ママは誰からも愛されていた。
元モデルでお店で働くママは笑顔が素敵で・・・・

でもいまは、パパと美津子と美津子の幼馴染で元恋人で、パパにとっては半分、息子みたいな存在の進一もお店を切り盛りしている。

進一は夕子というちょっと変わった女性と知り合い結婚。
美津子もお店に食べにくるようになった近所の本屋の息子・宮坂と恋人同士になる。

ほのぼのと人と人が関わりながら、過去の辛かったことを乗り越えていく。

でも夕子は、不思議な人だったなぁ~。
最後までよくわからないかんじの人でした。



表紙の絵を最初に見たとき漫画チックな絵と本の内容があまりも合ってないようで「?」と思ったのですが、文中にも出てくる漫画「地獄のサラミちゃん」の作者・朝倉世界一さんの絵なんですね!!

そんな漫画の存在も知らず読んでいたので、違和感を抱いてしまったのですが・・・・
あとがきのばななさんの言葉を読んで、実際に存在する漫画と知りました。
読んでみたいなぁ~。

                                        ★★★

 

 
 
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