発行年月:2017年5月
次はわたしのはずだったのに!? 切なく刺さる、傑作ラブコメディ
次の花嫁、私じゃないの!?
三十二歳の七々未は、イケメンと結婚する親友の結婚式でブライズメイドを務めることになり……。
(実業之日本社HPより)
自分の方が先に結婚すると思ってのに・・・
親友の美宇が結婚するという。
しかも相手は勤務医でイケメン、身長も高いいわゆる三高の男!
でも、その結婚式の新郎新婦を盛り上げる役目のプライドメイドを任され
新郎側の同じような役目のサッシャーを任された新郎の従兄弟神崎英也と
親しくなる七々未。
神崎も新郎に負けずイケメンで大手広告代理店勤務。
七々未と英也の恋の行方は?とそちらがきになり読んでいましたが・・・
やはりね・・・途中から予想出来ちゃいました^^;
でも、ラスト、思わぬ展開が今後、繰り広がりそう?とも思えて
なんだか最後まで楽しめた^m^
最近の結婚式って、こんなかんじなのかな?
それぞれの親友とかがお揃いの衣装着るなんて、昔はなかったなぁ~。
★★★
発行年月:2017年3月
新聞連載時から大反響。「介護」という国民の大問題に挑む、唯一無二の長編小説、堂々刊行!
東京・広尾の高級介護付きマンション「セブンスター・タウン」の受付係・細川邦子(48歳)、看護師の田代朝子(54歳)、ダイニングで働く丹羽さつき(52歳)、それぞれの家庭内で深刻な介護問題を抱える3人は、困窮していく我が身と、裕福な施設の入居者たちとの想像を絶する<格差>を前に、一世一代の勝負に出る!「貧者の逆転劇」の結末は?
(毎日新聞出版HPより)
3人の女性の抱える親の介護問題が途中まで深刻で、なかなか重たいかんじ。
でも途中から・・・「え?そんなことして大丈夫?」という行動に出る。
介護で疲れて切羽迫れば、同じような状況に置かれていたらもしかしたら
こんな行動に出ちゃうかもね。
それだけ、今の高齢者の介護問題は深刻だということ。
こんなこと善良な国民がしなくていい国に何とかしてくださいよと
真理子さんの訴えかな~?
★★★
発行年月:2017年1月
古今東西に伝わるさまざまなプリンセス・ストーリーを、現代に置き換えたとしたら、どんな物語になるのでしょうか? 人気の女性作家六人が、それぞれが選んだ題材をもとに物語を書き下ろすアンソロジー集。女性ならではの優しさあり、はたまたぴりりとする毒もあり、個性豊かで小気味良い物語が集まりました。
寺地はるな×鉢かづき姫
飛鳥井千砂×踊る12人のお姫様
島本理生×ラプンツェル
加藤千恵×エンドウ豆の上に寝たお姫様
藤岡陽子×乙姫
大山淳子×眠り姫
(ポプラ社HPより)
元の話をよく知らないものもあったけど、どの話も面白かった。
リアルかなぁ~?というプリンセスも居ましたが・・・^^;
最初と最後の話が印象的かな?
最初の<鍋かぶり>は、鉢かつぎ姫が元で、その話は知っていたので
ある日突然、鍋を頭にかぶることになり、それが外せないまま暮らさなければならなく
なった初瀬が辛い思いをしていても必ず最後は幸せになるんだろうと期待し
その通りになってホッとした。
最後の話<夢のあと>は、眠り姫。
こちらはの最後はちょっと切なかったな。
それでも一応、ハッピーエンドかな?
全く元の話を知らない二番目の<歩く12人の女>も意外と面白かった。
原作を読んでみたくなった。
最後の大山淳子さん、初読みで、なかなか面白かったので今までの作品も
今度読んでみよう!
アンソロジーは初読みの作家さんを知る楽しみもあっていい(^^)
★★★
発行年月:2017年2月
稔も五十だが、自分が“安定した何か”である気はすこしもしない。すり流しは豆の風味が濃く、ざらりとしていると同時になめらかで、冷やし具合もちょうどよかった。「旨っ」稔は思わず声を出した。「いいよな、お前は失う女がいないから気楽で」大竹が険のあることを言う。――(本書より)。本ばかり読んでいる稔、姉の雀、元恋人の渚、娘の波十、友だちの大竹と淳子……切実で愛しい小さな冒険の日々と頁をめくる官能を描き切る、待望の長篇小説。
(角川春樹事務所HPより)
登場人物が多いのでφ(..)メモしながら読みました。
稔が主人公かなぁ~?
本ばかり読んで一日終わってる人だけど、収入は、家賃収入とソフトクリーム屋かな?
こんな風に毎日、暮らせたらいいだろうなぁ~。
結婚は、二回?
渚との間に波止ちゃん。
由麻との間に雷留くん。
なんで別れたのかわからないけど、元妻それぞれと今も交流はある様子で
なんだかホンワカ。
稔の親友、大竹も妻に振られちゃったみたいで、この先、男二人どういう
生き方するのかなぁ~?
本好きの稔が読んでいる本が作中に時々出てきて、その展開も気になりつつ
読んだけど、結局どうなったの??
どんな本か説明するのが難しい本だけど、いろんな人の日常をあれこれ
綴った物語で、まあまあ楽しめた。
★★★
発行年月:2016年12月
夏流城(かなしろ)での林間学校に初めて参加する光彦(てるひこ)。毎年子どもたちが城に行かされる理由を知ってはいたが、「大人は真実を隠しているのではないか」という疑惑を拭えずにいた。ともに城を訪れたのは、二年ぶりに再会した幼馴染みの卓也(たくや)、大柄でおっとりと話す耕介(こうすけ)、唯一、かつて城を訪れたことがある勝ち気な幸正(ゆきまさ)だ。到着した彼らを迎えたのは、カウンターに並んだ、首から折られた四つのひまわりの花だった。少年たちの人数と同じ数――不穏な空気が漂うなか、三回鐘が鳴るのを聞きお地蔵様のもとへ向かった光彦は、茂みの奥に鎌を持って立つ誰かの影を目撃する。閉ざされた城で、互いに疑心暗鬼をつのらせる卑劣な事件が続き……? 彼らは夏の城から無事に帰還できるのか。短くせつない「夏」が終わる
(講談社HPより)
「七月に流れる花」を先に読んで、謎に思って居た部分がこちらで
結構明かされていた。
「七月・・・・・」は、女の子たちの話で、こちらは、男の子たち。
夏流城のホテルに宿泊を招待された四人の男の子たち。
卓也、光彦、耕介、幸正。
幸正は、今回二回目。
共通して登場は、佐藤蘇芳(すおう)。
光彦と親友という関係。
女の子と男の子は、別れて宿泊しているけれど、時々、会って情報交換。
それから、謎多き緑男。
でも、その緑男の謎が明かされる。
これはホラーだ。
緑男の命の引き継ぎ方が別の表現だったら良かったんだけどなぁ~^^;
挿絵が綺麗だから、怪しく美しい話みたいにも思えるけれど挿絵に救われている。
★★★
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;