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自分の備忘録としてのものなので 本のネタバレ的内容も多々あり。
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発行年月:2025年11月


読んでしまったらもう傍観者ではいられない。
衝撃と共感の事件小説
「検索すればすぐに出てくるよ。赤ん坊を抱いたまま旦那の上司を刺しに行った女。
なんか怪獣みたいな名前でさ」
ワンオペ育児で追い詰められた母親が夫の上司を刺傷した。
彼女は赤ん坊を抱っこ紐で帯同したまま犯行に及んだという。
事件を取り上げたWEB記事をきっかけに、
イオラという犯人の特徴的な名前や事件の異常さが注目を集め、
SNS上ではイオラ擁護派と否定派の論争が過熱。
記事の担当者・岩永清志郎は、大きな反響に満足しながら、
盛り上がりが続くよう新たなネタを探して奔走するが……


                   (角川書店HPより)



「ラブカは静かに弓を持つ」は、感動作だった。
こちらは、感動とは違う。
でも惹き込まれるように読んだ。
色々と考えさせられる内容。


主人公は新聞社からWEB上で情報発信する「リスキー編集部」に
所属の岩永清志郎(30代半ば)。

旦那の上司を赤ん坊を抱っこ紐で帯同した状態で刺した女・萩尾威愛羅(イオラ)
の事件を取り上げ
その後、ワンオペ育児女性による衝撃的な刺傷事件が
SNS上で同情が広がったワケとは?という記事をあげる。

しかし、その後、模倣犯が出て
イオラと中学時代の同級生だったという女性から岩永は
「イオラ事件の炎上を煽ったのでは?あの炎上が別の事件の引き金を
引いてしまったことを後悔する気持ちはないのですか?」と責められる。
その場を穏便になんとか納める岩永だが、内心は怒りに震える。
自分は何ら間違っていないという奢りが、なんとも醜い。


岩永の家庭では妻の涼子が7か月の子どもの育児に追われ
疲れ切っている様子。
自分の家のことには、全く関心を示さず、自分の記事が広く読まれる
ことだけが大事な様子。

こういう社会、本当にうんざりする。
情報を鵜呑みにして、ああだこうだと自分の何ら根拠のない意見を皆が
公の場で言い、それによって傷つく誰かがいたり感化されて
ばかな行動に出る者がいたり・・・・


読んで決していい気分にはなれない小説。


でも色々な物語が書ける作家さんなんだなと感心。
ほかの物語も読んでみたい。




                    ★★★

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