発行年月:2025年7月
幼い頃から可愛いものが大好きで、頭のリボンがトレードマークの百花。
”よくわかんない店”で働きながら、マイペースに日々を過ごす彼女は、
あるとき伯母の加代子が営むテーラーを手伝うことになる。
女性であることを理由に、紳士服を作ることが許されなかった加代子は、
夫亡き後、日用品を中心に製作しているが、
あるとき「下着のリメイク」の依頼が届き、
手芸好きの百花の力を借りることにしたのだった。
”よくわかんない店”で働きながら、マイペースに日々を過ごす彼女は、
あるとき伯母の加代子が営むテーラーを手伝うことになる。
女性であることを理由に、紳士服を作ることが許されなかった加代子は、
夫亡き後、日用品を中心に製作しているが、
あるとき「下着のリメイク」の依頼が届き、
手芸好きの百花の力を借りることにしたのだった。
下着にまつわる固定観念を軽やかにすり抜け、
読む人の心をそっと解きほぐす物語。
(文藝春秋HPより)
面白かった!
6歳の頃、のんびり屋で皆をイライラさせたり無視されたりで学校が嫌いな
百花に母が髪にリボンをつけてくれて「堂々としていなさい。そうすれば
周りは自然と敬意を払ってくれるようになるはずだから・・」と。
以来、リボンは百花の心の拠り所。落ち着きたいときはリボンに触れる。
そんな百花は33歳。今も髪にリボンをつけて会社に通う。
会社の社長・西中嶋たかし(52歳)は、なんだかユニーク。
倉庫を改装した店舗兼事務所で雑貨屋(?)を経営。
社長の兄の娘・恵美子(えみちゃん)がたかしの元でアルバイト。
前の会社でうまくいかず外出も出来なくなり、リハビリ中。
百花は社長に信頼されているかんじ。
相談事を聞いて貰うんだから・・・
百花の伯母・加代子は病気で亡くなった百花の母の姉。
テーラー城崎を今は一人で守っている。
義父と亡くなった夫がやっていた店で、義父は今は施設にいる。
加代子は近所の人や口コミで依頼された下着のリフォームをやっていて
裁縫が好きな百花にも手伝いを頼む。
お気に入りのビスチェをリフォームしたいという近所の商店街の肉屋の
奥さんの願いを叶えたり・・・。
百花の父親は今は再婚して再婚相手のマンションで暮らしている。
管理栄養士として病院で勤務していて、家では揚げ物を食べさせて
貰えないからと百花に食事に一緒に行って欲しいと頼む。
離れてもちゃんと交流はあるんだなとちょっと微笑ましい。
百花に別れた恋人・つかさ(女性)から会って話たいと連絡があり
その話もなかなか凄かった。
今、妊娠中で肌に優しい下着を作ってくれないか?と百花が下着の
リフォームの所でも働いているのを知って連絡したらしい。
つかさは、男性も女性も愛せるらしい。
でも、子どもを一緒に育てるのは女性の恋人で男性とは別れ
堕胎しようと思っていたら「産むべきだ」「「産んでほしい」と
今の恋人に言われたと。
結局、百花はその話をその場では断って帰ってきて加代子に相談。
それなら・・・と加代子の洋裁学校時代の同級生で輝かしい経歴の
橘マリエの店を紹介してあげたら?と。
橘マリエの店に出向く百花。
百花はホント、優しくていい人。
その後も病気の後遺症でマヒが残ってしまった女性や、店まで来られない
人たちのために出張テーラーが出来ないか?と加代子と真剣に話を
進める。
実現しそうな様子に、この先の頑張りも読んでみたいなぁ~と
思った。
寺地さんのお話は、やっぱりいいな。
★★★★
読む人の心をそっと解きほぐす物語。
(文藝春秋HPより)
面白かった!
6歳の頃、のんびり屋で皆をイライラさせたり無視されたりで学校が嫌いな
百花に母が髪にリボンをつけてくれて「堂々としていなさい。そうすれば
周りは自然と敬意を払ってくれるようになるはずだから・・」と。
以来、リボンは百花の心の拠り所。落ち着きたいときはリボンに触れる。
そんな百花は33歳。今も髪にリボンをつけて会社に通う。
会社の社長・西中嶋たかし(52歳)は、なんだかユニーク。
倉庫を改装した店舗兼事務所で雑貨屋(?)を経営。
社長の兄の娘・恵美子(えみちゃん)がたかしの元でアルバイト。
前の会社でうまくいかず外出も出来なくなり、リハビリ中。
百花は社長に信頼されているかんじ。
相談事を聞いて貰うんだから・・・
百花の伯母・加代子は病気で亡くなった百花の母の姉。
テーラー城崎を今は一人で守っている。
義父と亡くなった夫がやっていた店で、義父は今は施設にいる。
加代子は近所の人や口コミで依頼された下着のリフォームをやっていて
裁縫が好きな百花にも手伝いを頼む。
お気に入りのビスチェをリフォームしたいという近所の商店街の肉屋の
奥さんの願いを叶えたり・・・。
百花の父親は今は再婚して再婚相手のマンションで暮らしている。
管理栄養士として病院で勤務していて、家では揚げ物を食べさせて
貰えないからと百花に食事に一緒に行って欲しいと頼む。
離れてもちゃんと交流はあるんだなとちょっと微笑ましい。
百花に別れた恋人・つかさ(女性)から会って話たいと連絡があり
その話もなかなか凄かった。
今、妊娠中で肌に優しい下着を作ってくれないか?と百花が下着の
リフォームの所でも働いているのを知って連絡したらしい。
つかさは、男性も女性も愛せるらしい。
でも、子どもを一緒に育てるのは女性の恋人で男性とは別れ
堕胎しようと思っていたら「産むべきだ」「「産んでほしい」と
今の恋人に言われたと。
結局、百花はその話をその場では断って帰ってきて加代子に相談。
それなら・・・と加代子の洋裁学校時代の同級生で輝かしい経歴の
橘マリエの店を紹介してあげたら?と。
橘マリエの店に出向く百花。
百花はホント、優しくていい人。
その後も病気の後遺症でマヒが残ってしまった女性や、店まで来られない
人たちのために出張テーラーが出来ないか?と加代子と真剣に話を
進める。
実現しそうな様子に、この先の頑張りも読んでみたいなぁ~と
思った。
寺地さんのお話は、やっぱりいいな。
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女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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