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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2024年11月


本屋大賞5年連続ノミネート! 今最注目の著者が踏み出す、新たなる一歩とは――。
 幸福度最高値の傑作小説!
 <STORY>
 ある3月の週末、SNS上で「人魚が逃げた」という言葉がトレンド入りした。どうやら「王子」と名乗る謎の青年が銀座の街をさまよい歩き、「僕の人魚が、いなくなってしまって……逃げたんだ。この場所に」と語っているらしい。彼の不可解な言動に、人々はだんだん興味を持ち始め――。
 そしてその「人魚騒動」の裏では、5人の男女が「人生の節目」を迎えていた。12歳年上の女性と交際中の元タレントの会社員、娘と買い物中の主婦、絵の蒐集にのめり込みすぎるあまり妻に離婚されたコレクター、文学賞の選考結果を待つ作家、高級クラブでママとして働くホステス。
 銀座を訪れた5人を待ち受ける意外な運命とは。そして「王子」は人魚と再会できるのか。そもそも人魚はいるのか、いないのか……。

                    (PHP研究所HPより)




1章から5章まで、銀座を舞台に繰り広げられる人間模様。


話の冒頭に登場するテレビの情報番組の突撃インタビューに答えた王子の
す逃げた人魚を探している。今日の夕方5時までに見つけないと・・・・という
言葉がSNSで拡散される。

そして最初の話は12歳差の男女、友治と理世。
理世が年上で友治は彼女に見合うようにと、かなり背伸びして本当の
自分を偽って接していたが、王子に偶然あって話すうち偽りの富や虚勢は
捨てて理世に向き合おうと決心する。


2章は娘と銀座に来た伊津子。
買い物のあとはミニチュア作家の田中達也のアート展へ。
その後、休憩しようと外を歩き、偶然、王子と話す。
自分には何もないと思っていた伊津子に娘の菜緒(20歳)が
毎日を毎日つくってくれてありがとうと言われる。


3章~4章もまあまあよかった。

5章は最初の話の理世の語り。
12歳年上の理世の方が、最初に友治に惹かれたんだ~!と
嬉しくなった。
二人はこの後、会ってどんな話をして、どうなるんだろう?と
想像するだけでワクワクする・・・^m^



ビックリだったのは、人魚を追う王子が現実の世界にもいて
お話<人魚姫>の世界から本当に飛び出てきた王子もいたというオチ。


ササッと読めて楽しかった♪

青山さんの本の表紙は今回もミニュチュア作家・田中達也さん。
物語のなかにも登場していたのがいいですね~。



                     ★★★
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