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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2024年11月


小学生のとき、担任の先生と町の外からやって来た男が駆け落ちしたのを忘れられない主婦。東京 でバツイチ子持ちの恋人との関係に寂しさを覚える看護師。認知症の義母に夫とのセックスレスの悩みを打ち明ける管理栄養士。父と離婚した母が迎えに来て、まもなく転校することに なる小六の女の子。発達障害のある娘を一人で育てるシングルマザー。
遠き山に日は落ちて――
小さな町で、それぞれの人生を自分らしく懸命に生きる女性たちを描いた感動作。

                     (光文社HPより)



短篇連作の形で進む。
30代半ばになった同じ小学校出身の人たちの話。
全校生徒が少ない福岡県北部の小さな町の小学校の閉校がきまり
秋祭りを盛大に皆で盛り上げ、町を離れていた卒業生たちも集まる。

最初の話<ドヴォルザークの織より>は
地元から36年間出たことがなく、同じように過ごしてきた同級生と結婚し
今は息子が同じ小学校に通っている類のはなし。

担任の女性教師・群先生がどこからか来た画家とのSEXを目撃してしまう。
そのとき、一緒にいたのは年下の香坂玄(こうちゃん)。

こうちゃんはその後、両親が離婚して母親の実家に引っ越した。
そして作家になって、秋祭りの会場へ。

香坂玄、いいかんじと思っていたけど、とんでもない奴になっていて
ビックリ。
あのとき、類と目撃したことに囚われているかんじでゾッとした。


それぞれの今の置かれた立場やらが語られ、それぞれの立場で今、頑張っている
姿に共感したり、同情したり・・・


どうなる?と思われた類と悟志夫婦も、いろいろありながらも、そのまま
進んで行きそうなラストはホッとした。


凄く感動というような物語ではないけれど、楽しめた。

この表紙の絵を見るとドヴォルザークの曲が自然に頭に浮かぶ。




                   ★★★


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