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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2025年2月


生きているものは、みんなさみしいのです。
マッドガイド・ウォーターの冬。そこで暮らす小さないきものヤービたちは、春まで長い眠りにつきます。それは、彼らのご先祖と、「氷獣」とが交わした契約のためと言い伝えられています。ところがヤービは、友だちのナミハナアブの幼虫のことが気になり、眠れません。同じころ寄宿学校では、幽霊騒動が持ち上がり……。ヤービたちと人間それぞれに伝わる「ふしぎ」が、彼らを冒険へと誘います。「岸辺のヤービ」シリーズ、第三弾。

                   (福音館書店HPより)




第三弾は冬の季節。

ベック族のトリカ家族は冬の間は暖かい南の場所へ移動して暮らすため
暫くお別れ。モリバトの背中に乗って行ってしまう。
おわかれの合図に空からオオヒカリゴケを地上する
ヒカリゴケの光を地上でみるヤービたち。
そしてヤービの家族も冬眠へ。

でも1日だけ起きて<お日さまばんざいパーティー>をする
お日さまの光が一番小さくなる日、消えてなくならないようにお日さまを
力づけるためのパーティー。


ヤービたちが暮らす森の近くには寄宿学校と寮があり、その寮のなかも
生徒たちは親元などに帰り静か。
そんななか冬の嵐のような吹雪。
寮に残っている教師のウタドリさんは唯一、ヤービたちを知っている人間。
カンヌキさんは庭師。
ニレノキさんはクリーニングレディ。寮のあれこれを世話してくれる。
タンタンさんは料理人、奥さんのミンミさんと内戦の続く国からそこで
仕事をしていたニレノキさんと一緒に寮にやってきた。



ヤービたちの話と寮内の人間たちのお話が交錯しながら
人間の世界には戦争があって、それによって理不尽な環境に置かれた
人がいるということもお話のなかに出て来る。

ヤービとセジロが出会った幽霊のマシューさんに最後はお迎えが来て
よかった。


今度は春の物語かな?
トリカ家族が戻ってきて、また楽しい話が読めるかな?


挿絵の絵もかわいい。


過去のお話もまた読み返したくなる。



                       ★★★★★
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