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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2023年1月


「好きでやってることだすけな、仲間っこが来てければ嬉しいよ」趣味もなく学校でも進路に迷っていた綾。でも「ひし形屋」で、より子先生に南部菱刺しを教わって、世界が一変した!?「魔女の菱刺し工房」母が認知症となり、接し方に悩む香織。より子先生と一緒に無心で刺している中、あるアイディアを思いつく。「ひょうたん」長らく引き籠もっていたより子の孫・亮平。より子は静かに亮平を見守っていたが……。「真麻の聴色」苦しい時、嬉しい時、そして誰かを想う時。布の目を数え、模様を作る――。青森の南部菱刺しをテーマに描く、手芸×再生の四篇


                      (中央公論新社HPより)



図書館の棚から手に取り、読んでみた。
凄くよかった。
この著者もお初だったけど、温かい物語だったなぁ~。

舞台は青森県の南部菱刺しの工房。
そこで教えているのが豊川より子。
年齢は・・・・80歳越え?
その工房で菱刺しをする
石田香織・・・母親が施設に入所していてせんべいやを今は引き継いでいる

田向井結菜・・・高校1年のときに菱刺しに出会う。
        社会人になってから再会した同級生の伸司ともうすぐ結婚
  
武田綾・・・高校2年生。公民館に展示されていた菱刺しを見て興味を持ち
      公民館職員の結菜から誘われて工房へ


賢吾・・・・綾の幼馴染。高校卒業後はヘアメイクの専門学校に進む目標。
      綾と一緒に工房に出入りする



豊川亮平・・・より子の孫。
       6年前、恋人を亡くし、失意のままひきこもりに近い生活。



それぞれのことも語られ、とくに亮平の過去はキツイものだった。
それを静かに見守り続ける祖母のより子。

最後は、亮平が指揮をとり、ひとつの作品を作りあげる。
きっと素敵なものが出来たんだろうなぁ~。

そして、より子さんは最期まで菱刺しのことを思っていたのかな?
より子さんの過去の話もなかなか感動。
優しくて強い女性だな。



                      ★★★★
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