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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2007年5月


 児童文学界からきらりとその姿をあらわした、美しく巧みな筆致の、新・ヤングアダルト小説。
夕暮れ時、静かに目をこらして。ふしぎな世界はすぐそばにある。
それはほんのいっときで消えてしまう。あらわれるのはきまって夕暮れ時。光と闇のまざる時間、生と死の境目がぼんやりするころ――。
女子中学生・灯子の感受性がつむぐ、やさしさと不思議さに満ちた1年間。


                       (講談社HPより)


中学生の灯子の1年を描いている。
それぞれのお話にちょっと不思議なことが起きるのだけど
そういうことも実際、あるのかもなぁ~と思わせてくれる。
不思議だけれど、そこには温かいものも感じられていいお話だった。

ヤングアダルト小説だけれど、大人でも十分に楽しめる。


マグノリアは灯子のおばちゃんの家に、ちょこちょこお届け物に行く。
おばちゃんの家の庭には大きなマグノリアの木が立っている。
おばちゃんは、灯子のママの亡くなったお兄さんの奥さん。
マグノリアの木は、おばちゃんの夫であるおじさんが大切にしていた。

最後のお話で、おばちゃんの家の隣に引っ越して来た一家が
その木を切ってほしいと言ってくる。

どうなることかと心配したけれど、その家の男の子が「あの木は切らないで」と
両親に願い出て切らずに済むことに。
その経緯が、ちょっと不思議だけれど愉快なものだった。

いたづら好きのおじさんの仕業かな?と話す灯子のママ。
きっと素敵な人だったんだろうな~。


灯子も優しい心を持つ良い子だなぁ~。
皆がちょっと敬遠している凛さんにもふつうに話しかけて仲良くなったし。


安東さんのお話、もっと読もう。



                     ★★★★★
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