発行年月:2024年9月
5年間勤めた会社を辞め、街の小さな喫茶店「ブルー」でアルバイトをする鳴海優輝。「ブルー」には、秘密を抱えた人々が集まってくる。打ち明けられる秘密に向き合う鳴海にも、周りに言えない想いがあった。セクシュアリティの多様性を繊細に描く、畑野智美の新たな代表作。
(光文社HPより)
喫茶ブルーのマスター・蒼井啓介の元でアルバイトとして働く鳴海優輝(28歳)。
鳴海が会社を辞めたのは、会話に疲れ自分を取り繕うことが苦痛になったから。
男は女と付き合うのが普通。彼女がいないのはつまらない。などなど・・・
自身は恋愛に興味がなく性欲もない・・・・アロマンテックでアセクシャル。
喫茶ブルーの常連さんたちのなかに、性的マイノリティの人たちがいて
そんな人たちとの関わりを通じ、鳴海はいつか、自分もこういう人たちの憩いの場と
なれるようなカフェを持ちたいと考える。
性的マイノリティの事は、小説やドラマで取り上げられることも増えたので
そういう人たちに対して、ある程度は理解しているつもり。
でも、こういう物語を読むと、本人たちが抱えている思いは実に複雑で、それを
理解するのは本当に難しいなと思った。
ただ偏見は持たないでいたいと思う。
心無い言葉に傷ついたりしながらも、理解しようとしてくれる存在があったり
気持ちを素直に吐き出せる人がそばにいることは、こういう人たちには大切なんだと。
主人公の鳴海が、自分の道を進めるようになったようで、よかった。
★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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