忍者ブログ
読んだ本の感想あれこれ。
[2873]  [2872]  [2871]  [2870]  [2869]  [2868]  [2867]  [2866]  [2865]  [2864]  [2863



発行年月:2024年7月


舞台は帝国ホテル。じんわり心が温まる、42編のショートストーリー
母に教わった「バーの味」、夫婦で訪れた憧れの上高地……。
全国3か所の帝国ホテルを舞台に織りなす、めくるめく部屋の物語。
帝国ホテル発行の会報誌「IMPERIAL」で11年間にわたって連載した、42編のショートショートを一冊にまとめました。
幻想的な夢の世界を描くものもあれば、現実の夫婦を描いたものもあり、また過去と現在を行き来して語るものも。42編すべて趣向の違う、角田光代さんの幅の広さを思い知る短編集です。
1話5ページで読める短い文章量ながら、じんわりと心が温まり、時には泣け、時には笑えるストーリーが詰まっています。
(収録作)
クロークに預けたままの、亡夫の荷物。夫の秘密がそこにあるのか――開いた鍵の先に、妻が見たものは(秘密を解く鍵)
半年に一度しか会えない小学校6年生の娘。連れだってブフェに行くも、娘はなかなかマスクを外さない(父と娘の小旅行)
窓から射しこむ朝の光、錆びた流し台にしたたる水滴の音――ホテルで眠る夜、どこかで出会った部屋たちの夢をみる(表題作・あなたを待ついくつもの部屋) 
他、全42編

                  (文藝春秋HPより)





ひとつひとつの話は短いけれど、ちゃんと物語があって、それは素敵なものばかり。

ホテルは3か所?
上高地と東京はわかったのだけど・・・・(^^ゞ

ホテル利用することが滅多になくなってしまったけれど、若い頃はランチで
利用したりしたなぁ~。

あとは、結婚式を挙げたり、友達の結婚式に呼ばれたり。
もう考えたら10年以上、ホテルには足を運んでいないかも・・・。

でも、きっと利用したことのあるホテルに行けば、そこでの思い出が
この物語の主人公たちのように蘇ってくるだろう。


亡くなったひとを偲んだりする話も結構、あったな。
全体的に温かい気持ちになれる話が多く、楽しい1冊だった。



                  ★★★
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
mail
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人しか読むことができません)
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 4 6 7
8 10 12 13 14
17 18 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
メ-タ-
kyokoさんの読書メーター
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
[09/20 kyoko]
[05/23 のぶ]
[09/15 kyoko]
[09/14 ひろ]
[03/06 kyoko]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
kyoko
HP:
性別:
女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪

記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;

バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
フリーエリア

Copyright (c)本を片手に・・・ All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog  image by Night on the Planet  Template by tsukika

忍者ブログ [PR]