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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2023年10月


人生もコーヒーも、苦いけれどうまい。
松尾純一郎、バツイチ、57歳。大手ゼネコンを早期退職し、現在無職。妻子はあるが、大学二年生の娘・亜里砂が暮らすアパートへ妻の亜希子が移り住んで約半年、現在は別居中だ。再就職のあてはないし、これといった趣味もない。ふらりと入った喫茶店で、コーヒーとタマゴサンドを味わい、せっかくだからもう一軒と歩きながら思いついた。趣味は「喫茶店、それも純喫茶巡り」にしよう。東銀座、新橋、学芸大学、アメ横、渋谷、池袋、京都──「おいしいなあ」「この味、この味」コーヒーとその店の看板の味を楽しみながら各地を巡る純一郎だが、苦い過去を抱えていた。妻の反対を押し切り、退職金を使って始めた喫茶店を半年で潰していたのだ。仕事、老後、家族関係……。たくさんの問題を抱えながら、今日も純一郎は純喫茶を訪ねる。

                   (小学館HPより)



おじさんの喫茶店巡りのお気楽小説かな?と読み始めたけれど
松尾純一郎のおかれた状況は結構、ピンチだった!

前の妻と結婚中に、不倫していた女性・亜希子が現在の妻。
しかし、その妻も半年前から大学2年の娘・亜里砂の元で暮らし別居状態。

そして、ついに妻からは離婚話。
友人の誘いで元妻がやっている飲み屋に行き、その後、元妻から
離婚してくれと言われたときは、内心、ホッとしたんだと告白。


悪い人じゃないのだけど、なにか、相手をイラつかせるものがありそう。

大学生の娘が友達と泊りで旅行に行ったと知り、そこまで行って娘を
問い詰めるとか・・・絶対、やられたら嫌な行動。
自分の気持ちが第一優先な人なんだろうな・・・。

喫茶店を巡り、色々、食べているときは、いいかんじなんだけどね。
食べものも美味しそうだった。
しかし、甘い物もよく食べるなぁ~食べ過ぎじゃないか?
読んでいるだけで胸やけしそうな場面も多々。

ラストは、一人身になって念願の喫茶店を再び初めたようす。
これは長続きするといいけれど・・・・
あと10年もしたら、結構、こういう生活もきつそうだけど・・・
そんなことを感えているかんじはこの人には、ないだろうなぁ~。
ある意味、幸せな人かも。
お話としては、面白かった♪


                     ★★★
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