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読んだ本の感想あれこれ。
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512guF2zC9L__SX230_.jpg   発行年月:2011年8月


   心臓外科医は、なぜ消えた?
   「ドナ-予定者」「友のいない男」「関西弁の呟き」
   かすかな手がかりを、元刑事・鹿川奈月が追う!
  
   医療ミステリ-界の気鋭が贈るノンストップ・サスペンス!

   「私は孤独意外の何ものでもなかった。でも現実から目をそらし、憑かれたように動いた。佐藤基樹も、そういう生活をしていたのだろうか?」

肝臓移植のドナ-になるはずだった心臓外科医・佐藤基樹が失踪した。佐藤はかつての恋人・遼子から捜索を頼まれた元刑事・鹿川奈月は男の生まれ故郷を訪ねる。しかし、以前そこにおた「佐藤基樹」はまったくの別人だった。“佐藤”とは何者なのか?そして、なぜ逃げるのか?足取りを追う奈月は、孤独な男の影にいつしか自らを重ね合わせていた・・・・・。

                            
         (祥伝社HPより)


最初は、状況を飲み込むまでちょっと戸惑いましたが、途中から面白くなりました。
心臓外科医として信頼される仕事をしながらいた人がなぜ、突然、失踪したのか?
すごく疑問を持ちながら・・・・

そして、追う奈月が真相を掴んでいく様子が面白かった。
「佐藤基樹」と名乗っていた外科医の本当の名前は、棚田弘志であり、どうして名前を捨てて逃げ
どういう経緯で佐藤基樹になったのか?
ラストで明かされ・・・・・なるほど~といっぺんに納得出来ました。

言ってみれば、勘違いなんですが・・・・こういう状況にもしも追い込まれたら、あり得る話ではあると思う。

途中のハラハラドキドキ感も楽しかったし、真相が分かった後の、後日談にもホッとした。

まあまあ楽しめる作品だったと思います。
医療ミステリ-というには現場から離れ過ぎの話ではありましたが・・・・^^;

元刑事の奈月が、またどこかで登場する話しが読めるといいな。


★★★

 
PR
51XhQP3QmHL__SL500_AA300_.jpg発行年月:2011年5月(文庫)


結婚を目前に控え、事故で失明した菜穂子は、人体実験であることを知りつつも、人工眼を埋め込む。視力を回復したかにみえたが、彼女の担当医の殺害事件をきっかけに、人工眼への信頼が揺らぎ……。
著者が最も得意とする、書き下ろし医療ミステリー。


                    (朝日新聞出版HPより)


ミステリ-の部分は、さほど驚くようなものはなく、読んでいるうちにおおよその予想がつく結末だった。
けれど・・・主人公の菜穂子の心理描写が素晴らしく、そちらの方に惹かれて始終読んでいた。

他者の非によって視力を失い、絶望のふちに立たされている主人公の心理。
父親や恋人の優しさに対しても、自分のために無理をさせているんだという気持ちから素直に感謝出来ず、恋人にもいつか見放されるんじゃないか?と不安感がいっぱい。

そんな菜穂子に、まだ臨床試験中であるので公に出来ない治療だがと持ちかけられる話に乗る。
その治療とは人工眼を埋め込むというもの。
鮮明に見えるわけれはないが、ぼんやりとした視力が再び戻り喜ぶ菜穂子。

少しよそよそしかった恋人も再び菜穂子との結婚を具体的に進めようと言ってくれる。

しかし。。。。。治療に携わってくれた小柴教授が菜穂子の目の前で転落死。
そして、同じくその治療に関わった医師・宮坂が教授殺害の容疑をかけられてしまう。

菜穂子自身も事件の場に居合わせた重要参考人として、事件当時の様子を何度も聞かれる。

事情聴取では人工眼については黙っているように言われていた菜穂子。
まだ試験段階の人工眼について知られたら、試験は中止され再び視力を失うことになるかもという不安から人工眼については警察にも黙っている。

ここで、黙っているようにと強く言った者が怪しいと思うのだけど・・・・それがドンピシャだった(笑)。


ミステリ-としては、結構単純なんだけど、人工眼を埋め込んだ菜穂子の心情がいろいろに変化する様子が良かった!
ある施設で出会った、全盲の青年とその恋人の関係もすごく良くて、二人と出会えた事が菜穂子を精神的に強くして行った。

婚約者の功の揺れる心情もよくわかる。
功も悩みながら、最後の決断を下したんだと思う。

ラストは、ハッピ-エンドでよかった♪


★★★
 
 
d5754be5.jpg発行年月:2008年1月


愛する人が望む死を受け入れられますか?
交通事故で意識不明になった婚約者の自宅から「尊厳死」の要望書が見つかった……。

元医学ジャーナリスト、『感染』の著者による慟哭のミステリー。


                        (冬幻舎HPより)

これは、最初から最後まで、ずっと「自分ならどうする?」「どうしたい?」と自問しながら読んでいました。
難しい問題です。
すぐに答えが出ない。

交通事故で意識不明になり回復の可能性はきわめて低いと診断された40歳の三島耕一。
過去に癌を患い、生死をさ迷いながら再発の危険性からもやっと逃れた矢先。
入院生活のなかで、いろんな患者の最期をそばで感じながら自身の尊厳死についても考え書面に残していた。

耕一の意思は「尊厳死」を強く望むものだが、周りの家族や婚約者である公子は、その事実に戸惑う。
悩みながら、あるものは意思通りにさせてあげたいと結論をだす。
でもまた違う者はどんな状態でも命の限りそのままそこに居てほしいと思う。

なかなか皆が一致した結論は出ず・・・・

そんな中起きる、事故(?)


ここに出てくる人たちの考え方はいろいろですが、そのどれもに同感できる部分があって
読みながら、これは難しい。
結論はどうしても出ない。
と思いました。

そして、その「尊厳死」を希望している耕一の少し前に自分の考えを書いたメ-ルの文面を見て
さらに・・・・・う~んと悩んでしまいました。

生きて意識がちゃんとしてるうちに、家族と最期はどうありたいか?を
話し合っておかないと、いけないかな?
なんて思いました。

この著者の作品は毎回、ホントに考えさせられる内容だな~。
★★★★

d162914f.jpg発行年月:2002年8月

医学ジャーナリストが描く迫真のミステリー

ウィルス研究医・仲沢葉月は、ある晩、外科医の夫・啓介と前妻との間の子が誘拐されたという連絡を受ける。しかし夫は別の女からの呼び出しに出かけていったまま音信不通、幼子は焼死体で発見された。痛み戸惑う気持ちで夫の行方を捜すうち、彼女は続発する幼児誘拐殺人事件の意外な共通点と、医学界を揺るがす危険な策謀に辿りつく----。医学ジャーナリストが描く、迫真の医療サスペンス! 第1回小学館文庫小説賞受賞作
 

                                          (小学館HPより)


今回は誘拐事件から始まり、その児童の遺骨が母親の元に届けられるという衝撃的な出だし。
最初からミステリ-の予感。

最初から、それがどう医療の話と繋がっていくのか?期待感いっぱい。

事件の真相を追うのは、外科医・啓介の妻・葉月。
感染症研究所のウイルス研究部門に勤務している医師。

誘拐事件と共に行方不明の啓介を探しつつ、亡くなった啓介の先妻との子ども・宏がかつて外国で臓器移植手術を啓介も関わるなかで行なわれていた事実を知る。

いろいろな謎を追う葉月。
医師としての知識、人脈を頼りに、明かされていく真相。

そこには、また衝撃的な事実が・・・あ~もうペ-ジをめくる手が止まらない!

面白かった!と同時に、臓器移植の実態は果たしてどうなのか?ここに書かれていることは実際にもあり得る事?


医師・啓介はここには登場してこないのですが、欲を言えば彼の苦悩した心情などの過程がもう少し描かれていたら良かったかな?
哀しい辛い決断をしたんだなぁ~と想像すると胸が詰まります・・・(/_;)


医師であり、医療ジャ-ナリストとしての著者の作品はいつも考えさせられる事が多く、
読み応えも十分!!

★★★★
5617a53c.jpg発行年月:2008年7月

30歳の宮野は、ハローワークで声をかけてきたアメリカ人に言われるがまま、健康食品の通販を始める。だが、顧客に不審死が続いていることに宮野は気付いた-----本社と連絡がつかず、真相究明のため渡米した彼を、見えない敵の魔手が襲う。そこに隠された目的は恐るべきものだった! 著者本領発揮のジェットコースターノベル。

                        (双葉社HPより)


以前、読んだこの著者の本が意外とお堅いかんじだったので、これもそうかな?と読み始めました。
けれど・・・・主人公・宮野の緩い性格の為か、かなり軽い感じで読めたかな?

頑張る事が苦手で、職を点々と変えている主人公・宮野正志30歳。
それでも、一応、ハロ-ワ-クに足を運ぶ日々のなか、やや怪しいアメリカ人・パタ-ソンに年収1千万の報酬があるという仕事を依頼される。
怪しいと思いながらも、どうせ無職の身なんだから・・・というノリでか引き受ける。

アメリカで研究開発された、健康食品「マックス・イミュノ」。
免疫力を増強させるという効果で、それを日本に広めるのが任務。
販売方法はネット通販。

これ、読んでいると、巷には、数多くの健康食品があるけど・・・・怖いな。なんて思いました。
ま、効かないけど、害はなしという物も実際、多いと思うけれど、ここに出てくるのは、効くかもしれないけど、死に至らしめるという物!

お気楽青年・宮野ですが、意外とマトモな考え方をする人みたいで、怪しいものの正体を知ろうと動く。
身の危険を冒してまでアメリカ行くかな?なんてちょっと突っ込みたくなったけど・・・・^^;

で、わかってくる真相は、怖かった。
今の時代ならではの真相かも。

久しぶりのこの著者の本だったけど、なかなか面白かった。
また違う物も読んでみよう。

★★★

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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪

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