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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2025年9月

救いと慈愛に満ちあふれた、感涙医療小説
奈緒(40歳)はシングルマザーの看護師として涼介と寄り添い生きてきた。その涼介も高校生、進路を考える年齢に。そんな折、大きな転機が訪れる。敬愛する医師三上の誘いもあり、思い切って東京の緩和ケア病棟で働くこととなる。死を間近に見つめる毎日の中、その瞬間まで幸せに生ききり希望を持てる最期を模索し続ける奈緒。一方、涼介は強く大きい夢を抱く。それは奈緒の夢でもある。母子の夢の行方、そして三上と奈緒のこれからは・・・・・・。
 緩和ケア病棟を舞台に、綿密な取材と著者自身の看護師経験に基づく圧倒的リアリティ、温かな視線で人々の生き様、死に様を丁寧に紡ぐ。懸命に生きるすべての人々に送られる慈愛のエールに癒やしの涙は必至です。


                   (小学館HPより)


シングルマザーの奈緒(40歳)は、病院の看護師として働きながら
高校2年生になった息子の涼介と父・耕平(80歳)と暮らしている。


涼介がやはりいい子。
人の気持ちがよ~くわかるし、優しい。

今回は、涼介の進路問題と、奈緒と三上の関係性が気になる。
涼介は、身近にいる三上医師をみて、自分も医師を目指したいと
考える。
そして、奈緒の父が亡くなり、三上が東京の病院に異動するのを機に
三上からの誘いもあり、東京で暮らすことに。


奈緒の兄が父親の財産分与の話で、ちょっと嫌なかんじになったけれど
意外とあっさり解決(?)してよかった。
耕平が、涼介のために遺してくれた500万円の存在は大きかっただろうな。
兄に知られず済んだんだよね?

東京に拠点を移し、三上と奈緒の関係も次第に変わってきて
最後は予想通りになって、よかった。

三上の実母の登場に、ちょっとこれまた嫌なかんじがしたけれど
死期が迫っていた実母が緩和ケア病棟で、息子に最期を看取って貰えた
のは、良かった。
実母も息子を手放したことは後悔していたんでしょう。
それが伝わったんだろう。
三上自身の心も少し救われたんだと思いたい。


でも、ちょっと気になる場面が・・・

実母が三上先生を訪ねて来てお金を200万円?都合してほしいと言って来た
ところ。
本当にお金が必要だったんだろうか?
亡くなったあと、三上が渡した100万は、そのまま残っていたわけで・・・
会う口実に言っただけなのか?
死後の諸々の費用にしてほしいということだったのか?
ちょっと考えてしまった。まあ、大したことじゃないけれど・・・



「春の星を一緒に」はポロポーズの言葉だったとは・・・・(#^^#)

涼介の合格も嬉しい!!
きっと良い医師になれるはず!




                  ★★★★


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