『ZOO』『失はれる物語』に続く作品集!
コンビニ強盗との奇妙な共同作業。暗くてイタい文芸部員男女の不器用なやりとり。お正月に降った雪がもたらす不思議な出会い。読者を魅了する、6篇収録。
(集英社HPより)
公募により寄せられた作品に、乙一が手を加えて作り上げた作品6つが収録。
乙一は、あまり読んでないので、乙一らしいのかどうかよくわからないけど
どれも面白かった!
6つの話は別々の話だけれど、物語を紡ぐ町、文善寺町が共通の舞台。
なので、全体を通して、少しずつ繋がっている。
最初の「小説家のつくり方」に登場の小学生の山里秀太とその姉・読書好きの潮音が、後の作品にも少しずつ登場するというのも楽しかった。
話としては一番最後の「ホワイト・ステップ」が読み応えもあって好き!
パラレルワ-ルドが主軸となっていて、主人公の大学院生・近藤裕喜と潮音さんが、繋がったときには、なんだか嬉しかったなぁ~。
あとがきの
あとがき、あるいは「箱庭図書館」ができるまで では
6つの作品について、どのようにリメイクしたのか丁寧に書かれている。
本のタイトルも公募によるものだそうですが・・・・なるほど!ぴったりのタイトルです!!
投稿作品6つは、以下のサイトで読めるそう。
http://renzaburo.jp/8528
今度、読んでみよう。
★★★★
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貴子(きこ)と永遠子(とわこ)。ともに過ごした葉山の夏の日から25年----。恐るべき新鋭による瞠目の芥川賞受賞作!
葉山の高台にある別荘で、幼い日をともに過ごした貴子と永遠子。ある夏、とつぜん断ち切られた親密な時間が、25年後、別荘の解体を前にしてふたたび流れはじめる。ふいにあらわれては消えてゆく、幼年時代の記憶のディテール。やわらかく力づよい文体で、積み重なる時間の層を描きだす、読むことの快楽にみちた愛すべき小説。
(新潮社HPより)
心地良い文章でした♪
25年前の葉山の別荘で、共に夏を過ごした、貴子と永遠子(きこととわこ)。
表題は、二人の名前だったんですね~。
当時、貴子は8歳(少学3年生)で、永遠子は15歳(高校1年生)。
年の離れた姉妹のような関係で、でもすごく気が合う様子。
微笑ましい光景が文章から、頭のなかに自然と浮かぶ。
自分の子どものころの夏休み・・・例えば、従姉妹の家に泊まりに行って過ごした時間、そんな経験があれば、それを思い出すようなお話。
わたしも従姉妹たちと過ごした夏を懐かしく思い出しながら読んでいました。
物語は、25年前と現在、40歳になった永遠子と33歳になった貴子の話が途中、途中に織り交ぜられ進み、ゆらゆらと25年間の間を行ったり来たり。
二人が、大人になって、葉山で再会し語る場面も楽しかった。
一方は印象深く覚えていることが、他方には記憶がなかったり・・・。
文章が、独特で、なにやら古典ぽい(古典文学は詳しくないけど・・・笑)気もした。
あまり馴染みのない言葉もあった。
P15の・・・・・薄荷と甘いにおいとがからがる。
P129の・・・貴子と永遠子の髪は、たしかにむかしからからがりやすかった・・・・。
絡まるっていう意味だろうけど、あまり馴染みがなく読むたびに「?」と思った。
他にもあったような・・・?
すらすらと気持ちよく読める文章なので、再読してみようかな。
芥川賞受賞後の作品も気になる作家さんです!
★★★★★
高校野球の女子マネージャーと仲間達がドラッカーを読んで甲子園を目指す青春小説です。弱小野球部のマネージャーの川島みなみは、ふとしたことで経営書の名作『マネジメント』に出会います。最初は難しくてめげそうになるのですが、次第に本の内容が野球部を強くするのに役立つのではないかと考えるようになります。そして仲間達といっしょになって、みんなの強みを生かして野球部を変えていきます。感動の青春小説です!
(ダイヤモンド社HPより)
映画化も決定し、コミックも発売されている話題の書。
女子高校生の川島みなみが、主人公。
偏差値60以上の進学校。東大合格者も毎年数人出すほどの学校だけど、運動部の成績は芳しくない。
みなみがマネ-ジャ-をすることになった野球部も決して強いチ-ムではなく甲子園を狙えるレベルではなかった。
が・・・ふとした偶然で、みなみが手にした本『マネジメント』著者はピ-タ-・F/ドラッカ-。
マネ-ジャ-とは何か?を知ろうとして手にした本だったが、中身は企業経営について書かれたものだった。
拍子抜けしたけれど、いちおう中身を読むみなみ。
そして、これは野球部を経営すると考えて使えば、無駄じゃない!と判断し、本を参考に部をマネジメントしていく。
面白い!この発想が素晴らしい!!
内容は、青春小説としても十分、面白かった。
「マネジメント」というものも少しわかった気がするし・・・。
ドラッカ-の本も実際に読んだら面白いかも。
映像化されたものにも興味が沸いて来ました!
(たぶん、DVD待ちだけど・・・・・笑)
★★★★
劇「まことの人々」で、人喰い軍曹役になった僕の彼女。
普通の女子大生だったのに、悪役にのめりこむうち、
次第に彼女は現実でもおかしくなって……
文藝賞受賞第一作。
(河出書房新社HPより)
なかなか面白かったぁ~。
「僕」とその「彼女」が主な登場人物なのに、名前は出て来ない。(と思う)
「僕」も「彼女」も大学生。
「彼女」は、女子大に通い、演劇サ-クルに所属。
次の芝居「まことの人々」で、エドモンド軍曹という悪人を演じるという。
そのエドモンド軍曹は強烈なキャラクタ-。
見た目も性格も最悪の極悪人!
そんなエドモンド軍曹に成りきる彼女の芝居の練習に「僕」が付き合う様子が可笑しかった。
「僕」と「彼女」のほかの人もユニ-クで、幽霊が見えるというデル。
近所に住むパン屋の店長・グリム。
勿論、デルもグリムもあだ名なんだけど、そのあだなの由来も可笑しい。
物語のあらすじを書くするとと、別段面白いものにならないけれど、読むと可笑しいのです。
なんだろ?
不思議な可笑しさ。
でも、こういうかんじ好きです。
次回作も期待します。
しかし・・・兄弟で1つの物語を書くって、どういう風に構想を練るんだろ?
★★★★
気をつけて。もう、始まってるかもしれない
夜見山北中学に転校してきた榊原恒一は、
クラスの奇妙な雰囲気に違和感を覚える。
孤高の美少女ミサキ・メイに惹かれ、接触を試みるが、
謎は深まるばかり。
そんな中、クラス委員長の桜木ゆかりが凄惨な死を遂げた!
(角川書店HPより)
連続して綾辻作品を読みました。
この本、すごく厚くて、持って読んでいると肩凝りが酷くなるので、膝にクッションを置いてその上に
本を乗せて読むスタイルでした^^;
学園物ミステリ-というところかな?
ホラ-色はあまり強くないとお薦めの次女の弁でしたが、なかなか怖かった。
でも耐えられないほどでもなく、スト-リ-には惹き込まれる力があって結構、短時間で読めました。
父子家庭で育った、榊原恒一は15歳。
父親は大学教授でインド出張の期間、亡くなった母方の祖父母の家で暮らすことになり東京から転校する。
母親の妹である叔母の怜子も何かと恒一の面倒を見てくれて、かつては母や叔母も通った中学のことをあれこれ話してくれる。
しかし、その話のなかで、26年前から続く、ある不思議な話を聞き、自身もその謎の部分に深く関わることになってゆく。
ある事が原因で次々起きる不可解な死。
26年前から続く、忌まわしいことを食い止める為に行なわれる方法。
不気味な世界でした。
謎の美少女・見崎鳴の存在も最初は、不気味さに拍車をかけましたが、恒一と会話する様子は自然で二人の距離感も好感が持てた。
そして、終盤近くで明かされた<もう一人>の存在には驚いた!
なるほど・・・それが分かってから前の出来事を振り返ると伏線めいた事柄が巧く繋がる!
でも、なんだか切ないような哀しいような気持ちにもなった。
結局でも人が沢山、死ななきゃならない理由はなんだったんだろ??
よくわからない。
わからないけど、まあ楽しめた。
最初、不気味な存在に感じた見崎鳴が読んでいる途中から冷静な判断と行動をし、人を思いやる心も持った、凄く素敵な女の子だなと感じた。
表紙の絵は見崎鳴だと思うけど、この絵の雰囲気はピッタリ!
人が結構、死んだりするけど、淡々と過ぎていくので、わたしには有り難かった^^;
★★★
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自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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