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自分の備忘録としてのものなので 本のネタバレ的内容も多々あり。
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41YxXGk8RrL__SX230_.jpg   発行年月:2011年7月 (文庫)


   家族とは何か。赦しとは何か。迫真のサスペンス巨編!



  深い喪失感を抱える少女・美緒。謎めいた過去を持つ老人・丈太郎。
  世代を超えた二人は互いに何かを見いだそうとした……。
  感動のサスペンス巨編。


                        (角川書店社HPより)




途中で・・・・「あれ?どこかで読んだかも?」と思ったら・・・・
2年くらい前に読んだ「七月のクリスマスカ-ド」を改題し、一部書き換えての文庫本でした^^;

でも、殆ど詳しいことを忘れていたので、再び楽しむことが出来ました。

物語は、始終重苦しいです。
けれど、そんな状況のなかでも必死でもがきながら頑張る主人公・美緒にはエ-ルを送りながら読みました。

物語は3部構成で、
第一部は、小学校時代の美緒。
ある日、突然、父親が自分と弟、母の元から去る場面から。
母は父親が出て行く前からアルコ-ル依存症。
そして、美緒の一番下の弟・穣が亡くなってから、家庭内の不和がより増していた。
小学生の美緒と弟の充は、母親の従姉妹の薫の元で暮らし始める。

第二部は、薫が営む店「ロ-ズ」の常連客である、元検事の永瀬丈太郎の話。
薫の紹介で、美緒と充も丈太郎に親しみを感じる。

丈太郎は、妻を病気で亡くし、一人娘の瑠璃は、幼いころ、誘拐されそのまま帰って来ない。
薫は瑠璃と幼稚園が同じで、瑠璃が連れ去られる場面を目撃していた。

第三部では、大人に成長した美緒が、瑠璃の誘拐事件の真実と、幼い弟・穣の死の真相を追究していく。

丈太郎も美緒も大切な家族を失い、そのほかに家族の行動のなかにも不審な何かを感じながら生きていた。
美緒は、まだ幼いうちからそんな状況のなかで、もがきながらいろいろな心の葛藤と闘って成長してきた。
そんな二人が偶然、知り合い、親子以上の年なのに、お互いの存在が生きるうえでの支えとなっていく部分は大きな救いであった。

物語は終盤に、いろいろな真実が明かされる。
真実を知って更に胸が痛くなる。
けれど、憎しみだけを持ち続けるのは、自分も辛くなる。
気持ちを赦しに変えることが出来たとき、自分も前に進めるということだろう。

丈太郎は、すべての真実を知ったうえで赦すことを選んだのか?と考えたら切なくなった。
美緒も丈太郎と同様に赦す努力をしようと決めたよう。
しかし、なかなか実際には難しいことかも。。。
う~ん。考えちゃうな~。
そうすることが正しいのか?


表題は、個人的には単行本として出た「七月のクリスマスカ-ド」の方が好きだな~。


★★★★
 
 
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41bvBSVup5L__SS400_.jpg発行年月:2012年1月

地球、そして地球とは別の進化を成し遂げた星の過去と未来に秘められた謎。新たな文明へと踏み出すために動き始めた子供たち。果たして人類の行く末は生か死か? 絡み合うパラレルワールドが紡ぎ出す壮大な物語!
斬新なスタイルで描かれる太田光、渾身の書き下ろし小説



                     (ダイヤモンド社HPより)




22編の短い話から成る物語。
バラバラの話と思って途中まで読んでいましたが、これは同じ方向性に進んでいるんじゃないか?と気づく。

今の文明が進化し続けたあとの世界を描いてるのかな?
とすると、人間は??
ちょっと途中から怖くなった。

鳥とか空とかがよく登場する。
今見渡せばあるような風景はあまり描かれていないので、別の世界のことを描いているようなかんじもするけど、それがこの今の続きにある世界なのか???

短い話が重なって出来ている話だけど、

博士が発明した人類の願いを叶えるマシ-ンから生まれた空飛ぶクジラに乗って冒険する博士の孫・ワタルと途中で冒険に加わるマナブの話が登場するのが楽しみだった。
二人の冒険話だけでも、十分、SFファンタジ-的な物語が楽しめた。

可笑しかったのは
<傍観者~首相はつらいよシリ-ズ3>
ゴキブリが発端で離婚したいというこの妻の気持ちは、すごくよくわかる!
そうそう!こういうのって、たまらなく腹が立つのよ!!

太田さんって、テレビを見てると、次から次へとよくも喋ることが浮かぶものだと思ってたけれど、この書もそんなかんじ。
次々出て来るいろんな話。
SFだったり、ブラックユ-モアだったり、時にはすごくロマンチックだったり。

なかなか面白かった♪

「マボロシの鳥」もそのうち読んでみよう。


                                           ★★★★
 
51x7qY6GjPL__SX230_.jpg   発行年月:2012年3月

  
  謎めいた女の手引きで降霊の儀式に導かれた初老の男。
  死者と生者が語り合う禁忌に魅入られた男が
  魂の遍歴の末に見たものは……。
  至高の恋愛小説であり、一級の戦争文学であり、
  極めつきの現代怪異譚-----。まさに浅田文学の真骨頂!


                        (朝日新聞出版HPより)


表題の通り、ある男が謎の女性に連れられて、行った先で、過去の知り合いで会いたいと思う人に会わせてくれると外国人女性・ミセス・ジョ-ンズに言われ戸惑う男。
過去の知り合いは、ジョ-ンズ夫人の姪・メアリ-が霊言として語りかけてくる。

そして、男の過去の話へ・・・
話は2つ。
最初の話は男が9歳の頃の話。
転校生の山野井清との出来事。
清は、父親が銀行員でその勤めの関係で転校してきたと先生は説明したが・・・・・

清の父親も男の父親も共に戦地で辛い思いを体験していた。
戦争が終わったが、清の父親は、ソ連兵の下で武装解除したので、そのままシベリアに抑留され3年の歳月を強制労働に費やした。
一方、男の父親は、アメリカに対して降伏したため、日本に帰国し家業の商売を継ぎ、現在も手広く繁盛させている。
同じように国の為に働いたのに、清の父は帰国後も共産主義に洗脳されているとして元の銀行員としての職はおろかまともな仕事には就けなかった。


男と清は友達として付き合っていたが、段々と清に対して嫌悪感を抱きはじめ
起きてしまう哀しい事故。

清が不憫で仕方ない。すごく優しくて良い子。
けれど、男が清に対してしたことは、さほど罪深いことだろうか?
9歳というまだ幼い子どもには、それを罪とするのは酷だろう。

清のことを気にかけていたおまわりさんも罪の意識を感じていたけれど、清には気にかけて貰っていた事が分かっていたようでちょっと救われた。


最初の話の方が印象が深かったので、その後再び、ミセス・ジョ-ンズを訪ねて今度は19歳のときの知り合いたちとの降霊会の話はイマイチだったな。
男のことがずっと好きだったのに、男はそれに気づかず(気づかないふりをしていたのか?)で、自ら離れていたった真澄と恋人だった百合子。
それから真澄のことが好きだった梶。
真澄の行動はよくわからず、哀しい最期を迎えた理由もちょっと???

9歳のときの話だけでよかったかも。


本の帯に 罪がない、とおっしゃるのですか----------

というインパクトある言葉がありましたが、これで罪があると言われたら、世の中の人、大抵が罪人だと思うんだけどな~。
自分では気づかないうちに誰かを傷つけている可能性は確かにあるとは思うけど。


                                            ★★★
51JucR2vL1L__SL500_AA300_.jpg発行年月:2012年4月


入学早々、バスケ部に入ろうとしたジュンペ-。
でも、2年生が1年生はいらないと言う。
どうなるの!?

高校バスケ部を舞台にした青春小説。


                       (PHP研究所HPより)



これは児童書に近いかなぁ~?
特別な感動とか起きないのは、もう既にこの物語のなかの人物たちと年が違いすぎ、彼らの親の方の目線で読んでしまうということだろうか??

主人公は超名門校の私立・国分高校に奇跡的に合格した斉藤順平。
入学前からバスケ部に入りたいと思っていた。

が・・・・3年生が警察が介入する事件を起こし、1年間の対外試合禁止の措置のバスケ部。
それでも入部したいと申し出るが、2年生からは「1年はいらない」と言われてしまう。
それでもなんとか入部させて貰うもののコ-トに入るのを禁じられ部活は見学のみと。


この設定は、ちょっと変わっていて面白いな・・・と思った。
その後、順平はほかの入部したい1年生をなんとか5人集めて、試合をし、勝ったら部活動を認めて貰うことを約束する。
そして、試合。


ま、結果は、入部を認めて貰い、部活動参加が決定するわけだけど・・・


名門高校に入ったのに部活ばかりで、勉強はクラスの平均点を下げる「バカ王」という順平には
親の気持ちになったら・・・もう少し勉強にもその根性を注いだら?と言いたくなる(笑)。

顧問の先生が、順平にその辺りのことを言うんだけど、そのまま・・・。
勉強も頑張る様子があればよかったのになぁ~


ま、軽く読める青春小説としては、良いのか?


アリウ-プ・・・・バスケのシュト時の技で、ボ-ルを受け取ったらそのまま空中でゴ-ルすることらしい。
ふむふむ、そういうの見たことある。
アリウ-プって言うんだ~。
この表紙は、その瞬間ですね。



         ★★★
 
 
 
514ZNPupqXL__SL500_AA300_.jpg発行年月:2012年2月


こんどこそ生まれてきてくれる――。赤ん坊の誕生という紛れもない奇跡。

京都、鴨川にほどちかい古い町屋に暮らす四十代の夫婦のもとに、待ちに待った赤ん坊が誕生する。産みの苦しみに塗りこめられる妻に寄り添いながら、夫の思いは、産院から西マリアナ海嶺、地球の裏側のチリの坑道まで、遠のいてはまた還ってくる。陣痛から出産まで、人生最大の一日を克明に描きだす、胸をゆすぶられる物語。


                                           (新潮社HPより)


著者の実体験から生まれた物語でしょうか?

40代夫婦・慎二と園子。
二人は最初の子を死産している。
そんな哀しみを超えて、迎えた新しい命の誕生の日を描いている物語。

出産という大きな出来事に、夫である慎二が思うあれこれ。
水の中のいきものの命に思いを馳せたり・・・
かつて旅した異国で見た景色を思い出したり・・・・

そして、現実に戻ると大きなおなかのなかに命を抱えた妻・園子がいて・・・
出産のクライマックスに徐々に近づいていく。

出産の体験のある女性が描くのなら思い出して書くのは容易いだろうけど・・・
側で見ていただけの夫が、ここまでリアルな出産シ-ンを言葉で描けることにビックリ!!

著者本人がきっと、妻の出産に最初から最後まで付き添い、その一部始終を見守っていたんだろうな~と想像した。

自分の出産のときの感覚を思い出してしまい、一緒になって、陣痛の痛みに耐えたかんじ^^;
生まれたときには、慎二と園子と一緒に感動した!

一組の夫婦が臨んだ出産のドキュメンタリ-ドラマを読んでいるというかんじで良かった♪


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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪

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