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自分の備忘録としてのものなので 本のネタバレ的内容も多々あり。
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61amilWBT2L__SX230_.jpg    発行年月:2013年1月

   巨大ショッピングモールに客を奪われ、シャッター街と化した商店街。
   老店主たちに頼られたニセ坊主の思いつきは、
   町と人々を再生できるのか!?


印刷工場を経営していた笠井武は、
友人の連帯保証人になったことから莫大な借金を抱えてしまった。
苛烈な取り立てから逃げた先の無人の寺で一夜を過ごし、
首を括ろうかと考えていた彼は、町の老人たちに新しい住職と勘違いされる。

「ポックリ逝かせてほしい」と懇願された笠井が事情を尋ねると、
彼らはシャッター商店街の老店主たちで、
もう生きていても仕方ないと言うのだが-------。


                                      (光文社HPより)


連帯保証人の借金、1億円を抱えてしまった笠井武。
妻と息子(小5)と別れ、一人さすらい、偶然見つけた無人のお寺。
ひょんなことから、そこの新しい住職が来たと勘違いされ・・・。

寂れた商店街の再建に知恵を捻ることになる。

半分、いい加減な助言が上手くいき、商店街の店主たちからは頼りにされる。
そして、借金を抱えていることを暴露すると、皆でその返済をするという。

こんなうまい話はないだろう・・・^^;

でも、まあ、楽しく最後は、ハッピ-エンド。

借金ほんとに返済できるんだろうか???

連帯保証人って、やっぱり怖いな。



 

★★★





PR
51Xur5fqCsL__SL500_AA300_.jpg 発行年月:2012年11月



「あんた、本当は私のこと笑ってるんでしょ」

就活の情報交換をきっかけに集まった、拓人、光太郎、瑞月、理香、隆良。学生団体のリーダー、海外ボランティア、手作りの名刺……自分を生き抜くために必要なことは、何なのか。この世界を組み変える力は、どこから生まれ来るのか。影を宿しながら光に向いて進む、就活大学生の自意識をリアルにあぶりだす、書下ろし長編小説。

                                        (新潮社HPより)


大学生たちの就職活動の過程を描いた物語かと途中まで思っていましたが、
それだけではなかった。

SNSで、自分の考えをあれこれ述べる彼ら。
皆でいるときに話していた雰囲気と違ったり、本音の部分では・・・そんなふうに思っているのか!?
なんてこともわかって、
SNSってなんだか怖いな。
なんてアナログ人間のわたしは思ってしまった。

この作品が直木賞を取ったのには、それなりの評価があるのだと思うけれど、

正直、わたしには、それほどの価値のある作品とは思えず・・・

話としては、普通に面白かったんだけど・・・・


これがリアルな大学生の就職活動かと思ったら、ちょっと暗い気持ちになってしまった。

★★★
 
513KblpPPAL__SL500_AA300_.jpg 発行年月:2012年11月


 ずっと透明になってしまいたかった。
でも本当は「ここにいるよ」って言いたかった-----
言葉にならない祈りを掬い取る、温かく、強く、やさしい物語。


                     (ポプラ社HPより)





『四十九日のレシピ』が良かったので、こちらも読んでみました。
これも良いお話でした。

耀子と立海。
二人のちょっと重たい過去を抱えた子どもたちが共にそれぞれの存在を生きる力にしていく過程が
描かれていた。

耀子は、父親を亡くし、母親にも捨てられ、父方の祖父に引き取られる。
祖父の間宮勇吉は、その土地のお金持ち遠藤家の所有する山の管理をして来たが、今は引退している。
遠藤家の所有する豪壮な建物は今はその一部のみが使われ、周りに咲く撫子の別名にちなんで
「常夏荘」と呼ばれていた。

立海は、遠藤家の主が愛人に生ませた子ども。
夫を亡くした照子が義父の頼みで気が進まないまま預かることとなる。


耀子と立海。
それぞれ似たような寂しさを経験していて、共に惹かれるものがあり、
「ヨウヨ」「リュウカ」と呼び合う仲良しになる。

二人が一緒にいる様は、微笑ましい。

立海の家庭教師の青井も良い先生だったなぁ~。
ことば遣いが優しい。

立海を預かった照子も、最初は気が進まずだったけれど、二人の様子は温かく見守っているかんじ。
照子の亡き夫・龍一郎との回想シ-ンも良かったな。

最後は、離れてそれぞれの道をゆく耀子と立海だけど
強い絆で結ばれて、それぞれが心の支えとして存在続けるんだろうな。

その後の二人の様子もちょっと知りたいなぁ~。

素敵な物語でした(^^)


★★★★★
51PjAe1QbfL__SX230_.jpg   発行年月:2012年9月


   異才・冲方丁が『天地明察』に次いで放つ、大河エンタテインメント小説!




何故この世に歴史が必要なのか。生涯を賭した「大日本史」の編纂という大事業。大切な者の命を奪ってまでも突き進まねばならなかった、孤高の虎・水戸光圀の生き様に迫る。『天地明察』に次いで放つ時代小説第二弾!

                                      (角川書店HPより)


長かったぁ~!!
751頁ですから!!
でも、面白かったです!

テレビで見ていた「水戸黄門」とは全く別人のようなお話です。

幼少期から晩年までを描いています。

物語の最初は、67歳の光圀が、腹心の藤井門太夫を自ら斬る場面。
テレビでみていて勝手にイメ-ジしていた柔和なイメ-ジとは180度違うその様子にビックリ!

そして、物語は、光圀の幼少時代へ。
父は徳川家康の11男。水戸藩初代当主。
光圀には、同じ母親を持つ兄・頼重(幼名は竹丸)がいるが、父は光圀を次期当主に決めた。
兄が病気をしたこともあるが、なぜ自分を世子に?という疑問がずっと頭にあった光圀。
しかし、兄は、光圀を生涯、助けよき理解者として寄り添ってくれた。

光圀は、詩歌で天下を取りたいと思っていて、学問を通じて、林読耕斎と友情を深める。
そして、剣術では、宮本武蔵を師と呼び、相手に与える苦痛を最小限で止めを刺す方法を伝授される。
最初の場面は、そんな武蔵の教えに従ったもの。
それは「義」を持っての行いだった。

大火により、貴重な書物が殆ど、焼けてしまったことの後、光圀は、日本で初めての歴史書「大日本史」の製作に取り掛かる。
そのとき、大事な人たちも大勢、亡くしたが、自分のするべきことを見つけ、邁進していく姿は
凄いなぁ~と思った。

先の「天地明察」で登場の碁打ちで星の知識がある安井算哲も登場。
新しい暦づくりを応援する光圀との対面の場面はありました。



そして終盤のシ-ン、紋太夫を自ら斬る場面。
なるほど、こういう経緯で冒頭のシ-ンがあったのか。
光圀の心境を思うと、哀しく切ない。


いや~読み応え十分でしたぁ~。

これだけの物語を書くには、相当な資料を読んだんだろうなぁ~。
参考文献が書かれていなかったけれど・・・・・。


                                         ★★★★




56db9aa2.jpeg 発行年月:2012年11月


あの女、絶対ヤッとるぞ! この町のどこか、夜ごと語られるは彼女にまつわる黒い噂----。

町で評判のちょっと艶っぽいイイ女。雀荘のバイトでオヤジをコロがし、年の差婚をしたかと思えば、料理教室で姐御肌。ダンナの保険金を手に入れたら、あっという間に高級クラブの売れっ子ママに。キナ臭い話は数知れず、泣いた男も星の数-----。地方都市に暮らす人々の愛と悲哀と欲望を描く、奥田節爆裂の長編小説。


                                       (新潮社HPより)


噂の女の名前は・・・糸井美幸。

彼女と関わる人たちの話が連作形式で語られる。

・中古車販売店の女
・麻雀荘の女
・料理教室の女
・マンションの女
・パチンコの女
・柳ケ瀬の女
・和服の女
・檀家の女
・内偵の女
・スカイツリ-の女

職業を転々と変え、そのつど、付き合う男も変える。
最初の中古車販売店勤務のときには、会社社長の愛人という噂があり、赤いBMWに乗っている。
しばらくすると、その愛人としていた社長とは結婚し様子。
しかもその社長はすぐに死亡。

そして、また別のパトロンを見つけ・・・結婚して、その夫も死亡。

不可解なことだらけなのに、事件にはなっていない。

怖い。怖すぎる。

社長と結婚したとき、その親族の男と関係を持ち、子どもが生まれるが、その子は社長の子どもとして認知されている様子で、財産分与目的で子どもを産んだということか??

悪女なんだけど、なぜか、周りに彼女を頼る人がいて、そのため人間関係は広がっていく。

ここまでやると逆に次は何をやる?と楽しくなってきた(笑)。

関わりたくはない女だけど、他人としてみているには面白い。


★★★
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