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自分の備忘録としてのものなので 本のネタバレ的内容も多々あり。
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発行年月:2025年10月


2026年本屋大賞ノミネート!! 
幼稚園から帰ってくる息子に、死体を目にさせてはいけない――。
夫から言葉の暴力を受けていた量子。
自宅マンションで咄嗟に夫を殺してしまい途方に暮れていたところ、
2週間前に近所でばったり会った大学時代の後輩・桂凍朗が訪ねてきて言った。
「量子さん、問題が起きていますよね? 中に入れてください」
読書界の話題をさらったデビュー作『オーデュボンの祈り』から25年。
著者渾身の書き下ろし長編ミステリー。


                    (双葉社HPより)



ミステリー要素はそれほど。。。。
SFファンタジーみたいな感じに思えた。


最初は、ショッキングな場面から。
夫の暴力に対抗するために金槌(棚の釘を直そうと出してきていた)で
顎を殴ったら運悪く、転倒する際に頭をぶつけて亡くなった。
息子の幼稚園バスが来る前に何とか隠そうと風呂場に引きづり・・・


そこに登場する桂の言われるままに行動してしまう量子。
桂の親戚が所有しているという山に夫を遺棄しようと・・・
そして量子は何故か眠くて仕方なくなり・・・・
気付くと桂の姿はなく、見知らぬ男女破魔矢と絵馬がいた。
ふたりは夫婦で、桂を探しているという。
量子は破魔矢と絵馬とその後は行動する。
幼稚園から帰る息子は母が面倒をみてくれることになり・・・・


話は、もうひとつ
20年間音楽活動から離れている伊藤北斎とそのマネージャー・斗真。
北斎の娘・歌子は暫く前から性格が変わったように部屋に閉じこもり
時に酷く感情的になり暴れることも。
そんな歌子を救いたいという話。

それから桂凍朗からは、バスケットのワールドカップが日本で開催される際の
テーマ曲の依頼がくる。



桂は、量子の夫の脳にジャバウォックが憑いていることを知っていた。
ジャバウォックは憑いた人が死ぬと外に出て、その時、近くにいる生き物に
移るという。
量子の夫に憑いていたジャバウォックを亀に移す目的であったが・・・


最後の方で、量子が目を覚ました瞬間は、最初の場面から20年経っていたと
わかり・・・え?うそ?となった。

そういうことか・・・
さすが伊坂さん。


桂のやろうとしていたことは、滅茶苦茶だな・・・。
でも、桂なりの信念があったんだろうな。


一方の破魔矢はゆる~いかんじだけれど、真っ当な考え方の出来る人。
最後の量子との関係も明かされ、なんだか嬉しかった♪



でも、考えたら最初に殺されちゃった旦那さんも本人が悪いわけでなく
ジャバウォックの仕業だったんだよね?
量子が殺しちゃう前に剥がしてあげられればよかったのにな・・・
殺された事実はうやむやで、ちゃんと弔ってあげられたのか?
ちょっとその辺が、もやもや。


でも、まあ面白かったかな?




                      ★★★

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発行年月:2022年4月

病気や怪我、老いなどで「できていたことができなくなる」ことがある。誰もが、できるとできないの間で迷ったり、不安を感じたりしながら生きている。でも大丈夫。困りごとは人に伝えて、周りに助けてもらえばいい。 突然発症したレビー小体病という「誤作動する脳」を抱え、長いトンネルから這い出てきた著者が、老い、認知症、そしてコロナ禍と向き合い悪戦苦闘する日々を綴ったエッセイ集。心配しないで。未来はきっと、そんなに悪くない。
「コロナみたいな、どうにもならないものに振り回され、理不尽なことがいっぱい起こる社会の中で、みんな、それぞれに必死で生きている。人間は、弱くてちっぽけだけど、それぞれが、かけがえのない、大切な人なんだ。間違いなくそうなんだよと、私は、言葉にして伝えたかった。弱っている人にも弱っている自分にも。」(「はじめに」より)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【目次】
1 コロナ時間とできない私
2 会いたい。会いたい。会いたい。
3 形を失った時間
4 ゴルゴ13とモンローの間
5 「きれい」と言われたい
6 最後に知る秘密
7 バナナの教え
8 強くはなれない
9 「確かさ」のない世界
10 おしゃべりな植物
11 幻視と幽霊
12 母の舌
13 死語と記憶とビンテージ
14 ずぼらの達人
15 育児がつらかった頃
16 永遠の初心者
17 認知症って何なのよ
18 見えない未来を生きていく
19 終わらない私の宿題
付録 認知症のある人が社会に居場所を取り戻すための3つの提言
 
◇樋口直美(ひぐち・なおみ)
文筆家。レビー小体病当事者。50歳でレビー小体型認知症と診断され、多様な脳機能障害、幻覚、嗅覚障害、自律神経症状などがあるが、思考力は保たれ執筆活動を続けている。著書に『誤作動する脳』(医学書院シリーズ ケアをひらく)、『私の脳で起こったこと』(ブックマン社/ちくま文庫)など。『認知症世界の歩き方』(ライツ社)監修。『VR認知症 レビー小体病 幻視編』(シルバーウッド)製作協力。2015年にブックマン社から出た『私の脳で起こったこと』で日本医学ジャーナリスト協会賞優秀賞を受賞。
関連書籍


                    (晶文社HPより)


同級生の書。
友人から病気のことは少し聞いていたけれど、レビー小体型認知症については
病名を知っているくらいで、他の認知症とどう違うのかはわかっていなかった。
40歳頃に身体の異変に気付いて受診しても
正しい診断がされず、うつ病として処方された薬で更に苦しむことに・・・
大変だったでしょうね。
想像するだけで心が傷む。
家族(ご主人と子どもさん2人)もいて、家事やら子どもさんの事やら
普通の人でも思い悩むことは多いでしょうに・・・・。

でも、直美さんは前向きだな。
文章にも悲壮感はない。本当は辛いことも多いとは思うけれど。


そしてコロナウイルスによる感染症が蔓延し始めた時期のこと。
人に会えないって、こんなに切ないことなんだと誰もが感じたときのこと。

地元を離れて今は関東エリアにお住まいの様子。
ちょっと地元の話も出て嬉しかった。

お会いすることは、この先もないでしょうけれど
書くことは可能な限り、続けてほしいな。
とても、すてきな文章を書かれるとわかったので。


遠くから応援したい!!




                     ★★★★★



発行年月:2025年9月


止まらぬ気候変動、懐かしい景色が消えていく――
その地域だけによく見られる植物、
というのは土着の神様たちのようなものではないか。
幼少期に南九州で見た巨大なシダ群、
現在東京で住む地域に圧倒的に多いヤブミョウガ、八ケ岳ならマルバダケブキ。
そういうものが木陰で群生をつくり、木漏れ日が差しているのを見ると
、荘厳な気持ちになる。
「日本の底力」と呼ばれるものは、
消えていこうとしている小さな神様たちそのものも、
そうなのではないだろうか。
神様たちの居場所を、引っ越し先を、つくらなければならない。
では、どこに?
自然をまっすぐに見つめ、
日常を超えた領域を流れる〈もうひとつの時間〉に
自然の一部である私たちの核心を追うエッセイ。


                   (毎日新聞出版HPより)


梨木さんのエッセイ。
小説も良いけれど、エッセイもいい。

東京と八ヶ岳の山小屋の生活を行き来しながら、それぞれに触れる自然から
色々なことを考えるはなし。

八ヶ岳で毎日、野鳥観察をしている様子は微笑ましい。
時に凄いことも起きるけれど。。。
キビタキの雌がガラス戸に向かって何度も体当たりする様は
ちょっと怖かった。
梨木さんに敵意を?と心配したけれど
親しい鳥類学者の先生に相談したら、ガラスに写る自分の姿を他の鳥だと
思って攻撃しているのでは?ということだった。

梨木さんの用意した餌箱に毎日、来る鳥たち。
名前は聞いたことがあっても、姿が想像できず、スマホ片手に検索しながら
読んだのも面白かった。

アカゲラがシジュウカラの雛を食べるというのは、ちょっとビックリ!!


自然の話の他にも考えさせられる話もあれこれ。
<忖度と思いやり>も印象深い。
読者アンケートを作った友人Aさんの話。
アンケート用紙に年齢と男女の欄を問うようにしたら
Bさんから「いちいち性別を明かす箇所は必要か?こういうのが
わたしたちを苦しめると想像したことがあるのか?世の中に発信していく
立場にいる会社の人間がそういう思いやりがなくていいのか?」と強く
言われたというはなし。

Aさんは誰かを傷つけることだとは想像もしなかった。
けれど思いやりという忖度を強要する暴力性についてBさんは
気づいていないのでは?と

なるほど・・・・
難しいな。色々考えちゃうな。



表題の「小さな神のいるところ」は、日本の昔ならがの自然がどんどん減っていく
ことを憂いている梨木さん。
コロボックルの話は、絵本で読んだことあるけれど
彼らがいる世界が狭くなっていると想像するとなんとも切ない。


1冊のエッセイ本で、いろいろなことを考えさせられた。


新しい小説も読みたいな。




                      ★★★★



発行年月:2023年10月


直木賞受賞作『ほかならぬ人』から14年。
出会いの神秘を問う白石恋愛文学の到達点
夕暮れを染める一瞬の不思議な輝きが、
ふたりを結びつけて離さない。
成熟した男女が行き着くのは、
後悔か、希望か。
至高の愛を描く恋愛小説。
おなじ光をみていた
野々宮志乃はスーパーの人気商品を盗み、万引きGメンから
声をかけられる。咄嗟に志乃は、店の駐輪場にいた箱根勇に、
「あなた」と夫のごとく呼びかけた。
勇は反射的に夫婦を装い、志乃を助けて……。
夫に先立たれた四十代販売員の志乃と、
不倫が原因で離婚した五十代会社員の勇。
親しげな言葉を交わすようになったふたりは、断ち切れぬ
絆を感じる。
傷を抱えた大人たちが辿り着いた場所とはーー。



                    (祥伝社HPより)



最初から最後まで一気に読んだ。
箱根勇と野々宮志乃の最初の場面がいい。

志乃がスーパーからケチャップを万引きし、ポケットに入れそのまま店外へ
出たところで万引きGメンから呼び止められる。
そこに箱根勇がいて・・・「あなたのせいで万引きに間違われちゃった」と。
待ち合わせしていた夫がなかなか来ず、やっと来たので思わず店外に
出てしまった風を装う。
勇もすぐにそれに乗っかり夫婦の演技。

2人が初対面ではなかったからだったと後でわかった。



二人の会話が可笑しくてほっこりする。
2人とも今は独身というところもいい。

勇は妻が一緒に会社を経営していた大学時代からの友人・長谷部と今は付き合っていて
高校生の娘・智奈美も母と暮らしている。


志乃は、夫・龍一が急死し7年。
今は大規模マンションの1室で龍一の母・幸(70歳)との二人暮らし。
幸は元気で今もホームヘルパーとして朝から晩まで働いている。


少しずつ距離が縮まる勇と志乃だけど、男女の関係にはならず
お互いの考え方が似ていて、一緒にいるのが心地いいというかんじ。

終盤は、高校生の娘・智奈美が博多から上京し、もう戻らないから
一緒に居させてほしいと勇の元へ。
智奈美と志乃の関係もすぐにいい感じになって
今後は新しい形での付き合い方になるのかな?という終わり。



プロ野球観戦に行く場面は、ちょっとドキッとした。
亡くなった龍一は二人で観戦中に急死しちゃったみたいなので
勇とも同じように行って・・・え?うそ?また?と思ってしまった(^^ゞ
勇は寝てただけだった(笑)



深刻じゃなく、結構明るい大人の恋愛物語だった。




                       ★★★★



発行年月:2025年1月


京都でわたしは、食べて、暮らして、前を向く。
南天の木の植わった坪庭がある、京都の小さなゲストハウス「風待荘」。
家族を失い東京からやってきた眞夏は、
ここでしばらくオーナーの仕事を手伝うことになった。
泣きたい毎日を変えるきっかけをくれたのは、料理。
古い台所で作る九条葱と厚揚げの衣笠丼や、すぐきの焼きめし、
近所で出会ったふわふわのだし巻き卵のサンド、
レトロな喫茶店のゼリーポンチフロート。
同居する四人の女性やお客さんと食卓を囲む時間に心を癒されていくなか
まさかの人物が眞夏を訪ねてやってくる……。


                  (角川書店HPより)



保泉眞夏(45歳)・・・夫から好きな人がいるから別れて欲しいと
きみのことはもう何年もずっと愛していないと言われ離婚。
慰謝料をもらい一人京都へ。

メールだけのやり取りをしていた芹澤美散の京都のゲストハウスを手伝うことに。



ゲストハウスの隣のシェアハウスの1室に住み、他の居住者ともすぐに
仲良くなり、仕事も徐々に覚えて充実した日々を送る眞夏。

オーナーの芹沢は再生不良性貧血で定期的に輸血をしていて
骨髄移植もすることになる。
ゲストハウスの外国旅行者との交流も英語が多少は出来て
以前はホテル勤務していた眞夏なら、適した仕事。


東京で再婚した夫の元で暮らすことを選んだ娘の佐那を最初は薄情じゃない?と
思ったけれど、元夫が大学は留学したいと思っていた娘に
母親と暮らしたらそれが叶わなくなると言っていたと知り・・・唖然。
酷過ぎる。
オマケに再婚した女性との間に子どもが出来たから留学費用は出せないと
そのことを言わずにただ反対と言ったとか。
娘から事情を聴いて、元夫と会って意見を述べる眞夏の姿はよかった!
別れた妻に「おまえ」という男だし、本当にデリカシーのカケラもない。
今の奥さんは経済的にも自立してる様子だから
そのうち捨てられるんじゃないかな。


ま、眞夏が幸せそうな日々を送れていけそうで良かった。

読んでいて楽しかった♪




                       ★★★

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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪

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★★★★すごく良かった!
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★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;

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