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自分の備忘録としてのものなので 本のネタバレ的内容も多々あり。
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発行年月:2026年7月


一年間不登校だった中学生の始は、春から再び学校に通いだした。
その目的は、この学校にいるはずの〝ある人〟を捜すためだった。
そんな中、始は校内の廊下に倒れている女子生徒と遭遇する。
彼女は「星空中毒」という珍しい病気にかかった、高等部の遠山先輩だった。
夜空の星を長時間見続けることで発症するその病気は、
近年発見されたばかりの未知の病だ。
始は、遠山先輩の友人・ひまわりに勧誘され、
星空中毒を観察する「空想研究会」へ入ることに。
研究会の活動をするうちに、始はかつて遠山先輩やひまわりと親しかった、
今は亡き少年について知ることになり……


                    (双葉社HPより)


中高一貫校の中学2年生の山下始。
父親が交通事故に遇い、その後、自分と母親の元を去り
1年間、学校に通わずにいた。
1年ぶりの学校は、皆、気を遣ってくれたり優しい。
そんな始は、職員室前の廊下で倒れている高校3年生の女子生徒を
見かけ、水を買いに走るが・・・・戻ったときには姿がなく・・・


その倒れていた女子生徒は遠山先輩(皆からケイティと呼ばれている)。
ケイティの親友だという向日葵祢(ひまわりと呼ばれている)から
水の代金を渡され、新しい部を作ろうと思っているからと誘われるままに
空想研究会に入会することになる。

そして、ケイティが星空中毒だということを知る。
それは、親友だった津組航の死が関係しているとか。



始の父親とツグミは、同じバス停で並んで待っているときに
車が突っ込んできて被害にあった。
ツグミは亡くなってしまったのだけど。。。。
後で、それは始の父親をかばったため、自分が車に強く当たってしまったのだとか。
始の父親は怪我だけで済んだのだけど、その後、始と母の元から姿を消す。


ツグミの生前の話では、ケイティとは本当に気の合う友達というかんじ。
そこにひまわりやひまわりの彼氏である鴫野も加わり楽しそうな
高校生活。
ツグミが事故で亡くなる前の行動は、ケイティの本名カレンディラ(きんせんか)の
花を花屋で買って手に持つツグミ。このあと、二人は会う予定で、
その花について、バス停で並んでいた始の父親とも会話していた。


ケイティはよくツグミに「おもしろい話をして」と言い
ツグミがある日、「人は死んだら星や花や風になるんだよ」と言っていた。
そんな言葉からケイティは夜空の星を見てツグミを感じ
そのために星空中毒にかかってしまう。

ケイティの両親は半ば強制的に、治そうとするのだけど
ひまわりたちがその場に乗り込み、中断させる。


最後は、ケイティ自らの意志で治療を始め、前を向き始めるというはなし。


ケイティの周りにいる、ひまわりたち友人、始たち後輩が、みんな優しい。
ツグミが亡くなったことは悲しいけれど、ツグミもケイティのことを
見守っていてホッとしているかんじのラストがいい。


ただ、居なくなった始の父親は、どうしているのやら???
自分が助けた人の家族が壊れてしまったと知ったら哀しいだろうに・・・



星空中毒という名前はロマンチックな病気、かかったら厄介だな・・・(^^ゞ
物語は面白かった。




                    ★★★
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発行年月:2026年3月


貝は海からの贈り物。
真珠には、
不思議な魔力が潜んでいる。
祖母と孫、母と娘、女友達――。
真珠がつなぐ人生と夢を描く、
極上の短編集。
展覧会を一目見ることができたら、フェルメールに捧げる物語を書くときめ、
作家の私はアムステルダムに向かった。(「フェルメールとの約束」)
パリで設計事務所を営む祖母に憧れ、
建築の勉強をしている杏樹。祖母からシャルロット・ペリアンの写真を見せられ、衝撃を受ける。(「あの日のエール」)
リタ、碧海、芦花はハーバードの同級生。
メトロポリタン美術館の学芸員であるリタの企画展のため久しぶりに鳥羽で集まることに。(「海からの贈り物」) ほか



                   (幻冬舎HPより)


この表紙のインパクト凄い!
真珠がやはり存在感あり。


真珠が全編に出て来る短編集。
どの話も短いけれど素敵だった。

HPの書籍紹介文になかった<庭の朝露>が好き。
母が一人で住んでいた京都の古い町屋を処分することに。
なにもかもなくなったと思っていたが、蹲のなかに母が父が亡くなるまで
付けていた真珠の指輪を見つける。


真珠、宝石のなかでも特別感ある。
まさに海からの贈り物で、一つとして同じ形、色のものがないという。
冠婚葬祭の時以外でも気楽に付けられる小さめのピアスは
わたしもお気に入り。


日本でもフェルメール展が大阪の美術館で近く開催されるらしいけれど
チケットはなかなか取れないらしい。
世界中に35点の作品のうち、いくつ来るのかな?



今度は長編を読みたいな




                      ★★★



発行年月:2026年4月


書けなくなった作家の女と、5年前に消えた最愛の人。
そして、殺人事件の加害者を家族にもつ青年。
孤独な魂が惹かれあうとき、この世ならざる景色が見える――。
直木賞作家の新境地!
「間違ったものに一度でも救われたら、それもすべて間違いだと思いますか?」

                 (河出書房新社HPより)



もうすぐ40歳になる岸田沙文。
作家だけれど、近年書けていない。
仕事で知り合った今はノンフィクション本を作る部署にいる川名(37歳)から
一人の青年・東雲創のことを聞き、自分も何か手助けしたいと申し出る。

創(30歳くらい?)の母親は新興宗教の信者で、
教えを過大解釈して糖尿病患者のインスリン注射を
悪として取り上げ、それが原因でその人は亡くなってしまう。
殺人罪で逮捕され獄中死。
父親は母親とは離婚しているが再婚した妻と共に交通事故死。
暫く、祖父母宅で暮らしていた。


沙文も家族を亡くしている。
母親が精神的に病んで父を殺害後に自死していて、高校の途中から
児童養護施設で暮らしていた過去がある。


そんな二人は互いの気持ちに寄り添いながら一緒に暮らすことになる。
辛い過去があるけれど、二人が一緒にいる様子は、明るい。
時には姉と弟のように。
そして、ある時は恋人のように。


沙文には青野という好きだった人との思い出がある。
ある日、姿を消して、その後、自死しているのだけど・・・

沙文の周りにはあまりにも死が多い。


終盤、ちょっとSFっぽい場面もあるけれど、それがあって青野のことは
踏ん切りがついた感じで、よかった。

創の祖父母も良識のあるいい人で良かった。

二人は、これからも共に歩んでいくのかな?
過去のことは、仕方がなかったことと割り切って生きて行ってほしい。





                    ★★★★



発行年月:2025年12月

高校を卒業し、晴れて京大生となった成瀬あかり。
一世一代の恋に破れた同級生、達磨研究会なるサークル、簿記YouTuber……。
新たな仲間たちと出会った成瀬の次なる目標は“京都を極める”! 
一方、東京の大学へ進学した島崎みゆきのもとには成瀬から突然ある知らせが……!? 
最高の主人公に訪れる、究極のハッピーエンドを見届けよ!


                   (新潮社HPより)



待っていました!成瀬シリーズ第三弾!
今回は京大生になった成瀬あかりが、新しい仲間と出会ってのあれこれ。


最初に出会った坪井さくら。神奈川出身の理学部。成瀬と同じ学部。
好きな男の子が京大理学部を受験すると知り、猛勉強して合格したが
その子は東大に進路先を変えて合格していたとか。

そして、新入生勧誘のためサークルがあちこちでビラを配ったり声を
掛けたりするなかで・・・・転がって来た達磨を拾ったため
達磨研究会の罠にかかる(半分、そうじゃないかと思いながら・・・)。
梅谷誠。農学部1回生。実家が北白川でそこから通学している。
父も祖父も京大卒。


達磨研究会に入ることになった梅谷誠。会員は全部で4人になったと。
会長・木崎輝翔(きらと)工学部2回生 愛知県出身
大曾根隼人、会長とは中学からの友人 経済学部2回生
橿原裕典 工学部2回生 奈良県出身


梅川が、成瀬とさくらに出会い、ふたりを達磨研究会に引き合わせる。
入会したことになるのか???


ほかにも、yu-chu-baの田中ののかと出会ったり
ののかは立命館大の2年生で簿記2級に落ちたため再挑戦するとか。
成瀬もさくらも一緒に合格を目指すとなって目出度く全員合格。


知り合った人に感化されるのが可笑しい。

東京に家族で引っ越してしまった島崎みゆきが出て来ないな・・・と
思ったら最後に登場。
成瀬のピンチに駆けつける友情はさすが!


今回、成瀬の両親も揃って出て来て
やはりいい両親だな。
母親が特にいい。
成瀬のことを理解し応援しているのがよくわかる。


達磨研究会のメンバーもいい。
森見登美彦の影響を受けているのも微笑ましい。

そういえば、森見さんも京大卒だし、この著者・宮島さんも京大卒。
先輩に対する敬意を感じるな~。


このシリーズ、これで完結なのかな?
この先の成瀬も読みたいな。




                      ★★★★★





発行年月:2025年8月


夫と死別、勤務先も倒産し喪失感に悩まされている美紀・48歳。
最後の旅のつもりで訪れた鎌倉の山中で道に迷うが、
台湾茶カフェ 「鎌倉茶藝館」の美しき老マダムに助けられ、そのまま働き始める。
お茶。着物。古都鎌倉の日常。心潤す文化と人々に触れ、元気を取り戻していく美紀。
そんな彼女に、年齢も性格もばらばらな二人の男性が、同時に好意を持ち始めた――。
今の私に必要なのは、安らぎ? それとも、灼けるような想い? ――
苦みを知るから、決められない。
名手が描く、大人の女性の戸惑いと決断。


                   (光文社HPより)


48歳の相生美紀。
夫は亡くなり、勤務先の会社も倒産、そして遺産分与を姪の玲奈に催促され
家も売り財産分与もして身一つで鎌倉へ。
亡くなった夫と結婚する前に、付き合っていた恋人・伊藤智也との思い出の地。
智也は、2年の予定でアメリカに語学留学。
帰国したら一緒に暮らそうと約束していたのに、突如、忘れてほしいと


この智也のことをずっと引きずっている美紀。
「なぜ?」という思いは残るだろうけれど・・・
その容姿に似た若い男・篠崎直哉に惹かれていく・・・


鎌倉茶藝館で働くことになり、そこのマダムの孫の高橋紫釉(48歳)とも
信頼関係を築き、いい感じになって、告白される。

同時に直哉とも接近して・・・なんか、モテモテ。

絶対、紫釉とのほうがお似合いなのに、気持ちは直哉へどんどん向かう美紀。
それ以上近づくな・・・・と思いながら読んでいたら
びっくりすることに美紀から誘っていたし・・・ちょっと引いた(;゚Д゚)


直哉は、元恋人の息子とわかり結局、別れようと決めるのだけど
まあ、それで良かったからホッとした。



茶藝館で出されるお茶のことがなんだか、この恋愛のゴタゴタで印象が
薄れてしまったのが残念だ。
この直哉とのことはない方がよかったんじゃないかなぁ~

直哉の母親もちょっと嫌な感じの人で
美紀からしたら、恋人を奪った人なわけで・・・
そんな息子と普通は近づきたくないんじゃないかな・・・と
あれこれ思った。


それでも最初から最後まで、まあまあ楽しめたけど
こういう雰囲気の話は、ちょっといままでの伊吹さんの作品にはなかったから
新しい挑戦だったのか???




                      ★★★

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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪

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