発行年月:2026年7月
小舞藩で代々納戸頭を務めてきた高蔵家。当主亡きあと、長女の徳子は市中道場で師範代を務める藤十郎を婿に迎えて幸せな生活を送っていた。そんなある日、藤十郎が遊女と相対死にしたとの事実が告げられる。しかも、二人は昔からの馴染みで、徳子との祝言後も、その縁は続いており、子まで生しているという。信じられない思いに打ちひしがれる徳子だが、藤十郎の子である萩丸を自分の子として育て始める。一方で、次女のあぐりは、城内でも名の通った大店の主・紀野屋丈衛門に嫁ぐと言い出した。その言葉通り、母よりも年上の丈衛門に嫁いだあぐりは、商いを通じてさまざまな情報を耳にする。ある日、徳子はあぐりから、義兄は殺されたのではないかとの疑問を突き付けられる。しかも、彼の死には、何らかのかたちで丈衛門が関わっているらしい。やがて、丈衛門は、徳子に藤十郎の死の真相を語り始め……。藩を揺るがす事件に巻き込まれながらも、凛として生きる女性たちを描く時代小説。
(朝日新聞出版HPより)
読みやすく、あっという間に読了。
高蔵家の長女・徳子。
父親が亡くなり、夫も亡くなり、数人の奉公人と母・花江、三女・那珂
と暮らしていた。
夫は女郎と心中のような死に方をし、家禄は半減されたため、つつましく暮らす日々。
豪商の元に嫁いだ次女・あぐりが、時々、土産をもって訪ねてくる。
三女がそれそれ、性格は違うけれどいい。
徳子は、大人しいけれど、しっかり者
次女・あぐりは、言いたいことをズバズバ言い、商売に興味があると
武士の娘なのに、自分の意志で豪商・紀野屋丈衛門の元に後妻として嫁ぐ。
三女・那珂は学問に励み私塾で入塾したばかりの子たちを指導している
母親の花江は、まだらボケで、現実と夢の間を行き来している。
徳子の夫であった藤十郎の死は、図られたものであった?という疑念があり真相が
明かされていく。
実際、藤十郎と同時に亡くなった女・お夕は、昔からの知り合いで
家の借金のため、お夕は自ら女郎になったとか。
そして、二人の遺体のそばには籠に入った赤子・萩丸がいた。
お徳は、その子を自分で育てると決める。
お徳には幸せが来るのか?来て欲しいと思いながら読んだ。
そして終盤、現れた水戸屋清八郎。
なんと、お徳の知り合いだったとは!!
そして、清八郎がやろうとしていたこと、そこに徳子の夫の死が絡んでいた。
徳子を離れていてもずっと想っていた清八郎の存在が、嬉しかった!
三女の那珂に途中、青年との出会いがあったけれど、那珂はその正体に
すぐ気づいたのは凄い!
那珂にも、良い人が現れるといいな・・・・。
三女のこの後も少しきになるラストだったけれど、未来は明るそうで
読後感は良かった♪
★★★★
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発行年月:2017年8月
累計26万部突破!大泉洋主演で映画化&本屋大賞ランクインの話題作
■累計発行部数26万部突破(電子含む)!
■豪華キャストで2021年に映画化!
監督:吉田大八 キャスト:大泉洋、松岡茉優、佐藤浩市ほか
■2018年本屋大賞ランクイン!
■文庫解説は大泉洋
『罪の声』の著者・塩田武士が、俳優・大泉洋を主人公に「あてがき」し、
圧倒的リアルな筆致で出版界の<光と闇>を描いた前代未聞の小説が文庫化!
「主人公・速水=大泉洋」が表紙&扉ページの写真を飾る!
出版大手の「薫風社」で、カルチャー誌「トリニティ」の編集長を務める速水輝也。
中間管理職でもある40代半ばの彼は、周囲の緊張をほぐす笑顔とユーモア、コミュニケーション能力の持ち主で、同期いわく「天性の人たらし」だ。
ある夜、きな臭い上司・相沢から雑誌廃刊の可能性を突きつけられ、黒字化のための新企画を探る。
大物作家の大型連載、映像化、奇抜な企業タイアップ。雑誌と小説を守るべく、アイデアと交渉術で奔走する一方、
巻き込まれていく社内政争、部下の不仲と同期の不穏な動き、妻子と開きつつある距離……。
交錯する画策、邪推、疑惑。
次々に降りかかる試練に翻弄されながらも、それでも速水はひょうひょうとした「笑顔」をみせる。
しかしそれは、どこまでが演技で、どこからが素顔なのか? やがて、図地反転のサプライズが発動する。
出版業界の現状と未来を限りなくリアルに描いた群像小説……“人たらし”編集長が、ラストに牙を剥く!
人気俳優を主人公に“あてがき”した小説は、出版界の未来に新たな可能性を投じた「企画」として、各メディアで話題沸騰!
(KADOKAWA HPより)
図書館で見つけて「大泉洋?」と表紙にビックリ。
なるほど、映画化もされているのか・・・知らなかった。
主人公は速水輝也・・・薫風社の雑誌「トリニティ」の編集長・
以前は文芸部にいて作家とも親交あり。
近年の紙媒体の売れ行きが下降線で会社の方針では紙媒体の雑誌「トリニティ」も
廃刊の噂。
速水は、あれこれ策を打ち出し、奔走する。
その様子は、面白かった。
パチンコ業界と手を組んで人気の小説をアニメ化してパチンコ台にとか。
文才のあるアイドルの本を書籍化などなど。
それでも廃刊は現実的になって・・・・
お仕事小説として途中までは楽しんだ。
そして終盤、速水の生い立ちが明かされる。
えぇ~そんな過酷な生い立ちが!?とビックリ。
でも本が好きになり、出版社に就職したのは、凄い努力があったんだろう。
速水の子どもの頃のことから順に書かれていたら、わかりやすいけれど
おもしろくないだろう。
速水の本当の目的が果たされる日も近いんだろうな・・・と
映画化されたものも見てみたいな。
会話部分は大泉さんを想像して読んで、楽しかった♪
★★★★
(KADOKAWA HPより)
図書館で見つけて「大泉洋?」と表紙にビックリ。
なるほど、映画化もされているのか・・・知らなかった。
主人公は速水輝也・・・薫風社の雑誌「トリニティ」の編集長・
以前は文芸部にいて作家とも親交あり。
近年の紙媒体の売れ行きが下降線で会社の方針では紙媒体の雑誌「トリニティ」も
廃刊の噂。
速水は、あれこれ策を打ち出し、奔走する。
その様子は、面白かった。
パチンコ業界と手を組んで人気の小説をアニメ化してパチンコ台にとか。
文才のあるアイドルの本を書籍化などなど。
それでも廃刊は現実的になって・・・・
お仕事小説として途中までは楽しんだ。
そして終盤、速水の生い立ちが明かされる。
えぇ~そんな過酷な生い立ちが!?とビックリ。
でも本が好きになり、出版社に就職したのは、凄い努力があったんだろう。
速水の子どもの頃のことから順に書かれていたら、わかりやすいけれど
おもしろくないだろう。
速水の本当の目的が果たされる日も近いんだろうな・・・と
映画化されたものも見てみたいな。
会話部分は大泉さんを想像して読んで、楽しかった♪
★★★★
発行年月:2026年7月
一年間不登校だった中学生の始は、春から再び学校に通いだした。
その目的は、この学校にいるはずの〝ある人〟を捜すためだった。
そんな中、始は校内の廊下に倒れている女子生徒と遭遇する。
彼女は「星空中毒」という珍しい病気にかかった、高等部の遠山先輩だった。
夜空の星を長時間見続けることで発症するその病気は、
近年発見されたばかりの未知の病だ。
始は、遠山先輩の友人・ひまわりに勧誘され、
星空中毒を観察する「空想研究会」へ入ることに。
研究会の活動をするうちに、始はかつて遠山先輩やひまわりと親しかった、
今は亡き少年について知ることになり……
(双葉社HPより)
中高一貫校の中学2年生の山下始。
父親が交通事故に遇い、その後、自分と母親の元を去り
1年間、学校に通わずにいた。
1年ぶりの学校は、皆、気を遣ってくれたり優しい。
そんな始は、職員室前の廊下で倒れている高校3年生の女子生徒を
見かけ、水を買いに走るが・・・・戻ったときには姿がなく・・・
その倒れていた女子生徒は遠山先輩(皆からケイティと呼ばれている)。
ケイティの親友だという向日葵祢(ひまわりと呼ばれている)から
水の代金を渡され、新しい部を作ろうと思っているからと誘われるままに
空想研究会に入会することになる。
そして、ケイティが星空中毒だということを知る。
それは、親友だった津組航の死が関係しているとか。
始の父親とツグミは、同じバス停で並んで待っているときに
車が突っ込んできて被害にあった。
ツグミは亡くなってしまったのだけど。。。。
後で、それは始の父親をかばったため、自分が車に強く当たってしまったのだとか。
始の父親は怪我だけで済んだのだけど、その後、始と母の元から姿を消す。
ツグミの生前の話では、ケイティとは本当に気の合う友達というかんじ。
そこにひまわりやひまわりの彼氏である鴫野も加わり楽しそうな
高校生活。
ツグミが事故で亡くなる前の行動は、ケイティの本名カレンディラ(きんせんか)の
花を花屋で買って手に持つツグミ。このあと、二人は会う予定で、
その花について、バス停で並んでいた始の父親とも会話していた。
ケイティはよくツグミに「おもしろい話をして」と言い
ツグミがある日、「人は死んだら星や花や風になるんだよ」と言っていた。
そんな言葉からケイティは夜空の星を見てツグミを感じ
そのために星空中毒にかかってしまう。
ケイティの両親は半ば強制的に、治そうとするのだけど
ひまわりたちがその場に乗り込み、中断させる。
最後は、ケイティ自らの意志で治療を始め、前を向き始めるというはなし。
ケイティの周りにいる、ひまわりたち友人、始たち後輩が、みんな優しい。
ツグミが亡くなったことは悲しいけれど、ツグミもケイティのことを
見守っていてホッとしているかんじのラストがいい。
ただ、居なくなった始の父親は、どうしているのやら???
自分が助けた人の家族が壊れてしまったと知ったら哀しいだろうに・・・
星空中毒という名前はロマンチックな病気、かかったら厄介だな・・・(^^ゞ
物語は面白かった。
★★★
発行年月:2026年3月
貝は海からの贈り物。
真珠には、
不思議な魔力が潜んでいる。
祖母と孫、母と娘、女友達――。
真珠がつなぐ人生と夢を描く、
極上の短編集。
展覧会を一目見ることができたら、フェルメールに捧げる物語を書くときめ、
作家の私はアムステルダムに向かった。(「フェルメールとの約束」)
作家の私はアムステルダムに向かった。(「フェルメールとの約束」)
パリで設計事務所を営む祖母に憧れ、
建築の勉強をしている杏樹。祖母からシャルロット・ペリアンの写真を見せられ、衝撃を受ける。(「あの日のエール」)
建築の勉強をしている杏樹。祖母からシャルロット・ペリアンの写真を見せられ、衝撃を受ける。(「あの日のエール」)
リタ、碧海、芦花はハーバードの同級生。
メトロポリタン美術館の学芸員であるリタの企画展のため久しぶりに鳥羽で集まることに。(「海からの贈り物」) ほか
(幻冬舎HPより)
この表紙のインパクト凄い!
真珠がやはり存在感あり。
真珠が全編に出て来る短編集。
どの話も短いけれど素敵だった。
HPの書籍紹介文になかった<庭の朝露>が好き。
母が一人で住んでいた京都の古い町屋を処分することに。
なにもかもなくなったと思っていたが、蹲のなかに母が父が亡くなるまで
付けていた真珠の指輪を見つける。
真珠、宝石のなかでも特別感ある。
まさに海からの贈り物で、一つとして同じ形、色のものがないという。
冠婚葬祭の時以外でも気楽に付けられる小さめのピアスは
わたしもお気に入り。
日本でもフェルメール展が大阪の美術館で近く開催されるらしいけれど
チケットはなかなか取れないらしい。
世界中に35点の作品のうち、いくつ来るのかな?
今度は長編を読みたいな
★★★
メトロポリタン美術館の学芸員であるリタの企画展のため久しぶりに鳥羽で集まることに。(「海からの贈り物」) ほか
(幻冬舎HPより)
この表紙のインパクト凄い!
真珠がやはり存在感あり。
真珠が全編に出て来る短編集。
どの話も短いけれど素敵だった。
HPの書籍紹介文になかった<庭の朝露>が好き。
母が一人で住んでいた京都の古い町屋を処分することに。
なにもかもなくなったと思っていたが、蹲のなかに母が父が亡くなるまで
付けていた真珠の指輪を見つける。
真珠、宝石のなかでも特別感ある。
まさに海からの贈り物で、一つとして同じ形、色のものがないという。
冠婚葬祭の時以外でも気楽に付けられる小さめのピアスは
わたしもお気に入り。
日本でもフェルメール展が大阪の美術館で近く開催されるらしいけれど
チケットはなかなか取れないらしい。
世界中に35点の作品のうち、いくつ来るのかな?
今度は長編を読みたいな
★★★
発行年月:2026年4月
書けなくなった作家の女と、5年前に消えた最愛の人。
そして、殺人事件の加害者を家族にもつ青年。
孤独な魂が惹かれあうとき、この世ならざる景色が見える――。
直木賞作家の新境地!
そして、殺人事件の加害者を家族にもつ青年。
孤独な魂が惹かれあうとき、この世ならざる景色が見える――。
直木賞作家の新境地!
「間違ったものに一度でも救われたら、それもすべて間違いだと思いますか?」
(河出書房新社HPより)
もうすぐ40歳になる岸田沙文。
作家だけれど、近年書けていない。
仕事で知り合った今はノンフィクション本を作る部署にいる川名(37歳)から
一人の青年・東雲創のことを聞き、自分も何か手助けしたいと申し出る。
創(30歳くらい?)の母親は新興宗教の信者で、
教えを過大解釈して糖尿病患者のインスリン注射を
悪として取り上げ、それが原因でその人は亡くなってしまう。
殺人罪で逮捕され獄中死。
父親は母親とは離婚しているが再婚した妻と共に交通事故死。
暫く、祖父母宅で暮らしていた。
沙文も家族を亡くしている。
母親が精神的に病んで父を殺害後に自死していて、高校の途中から
児童養護施設で暮らしていた過去がある。
そんな二人は互いの気持ちに寄り添いながら一緒に暮らすことになる。
辛い過去があるけれど、二人が一緒にいる様子は、明るい。
時には姉と弟のように。
そして、ある時は恋人のように。
沙文には青野という好きだった人との思い出がある。
ある日、姿を消して、その後、自死しているのだけど・・・
沙文の周りにはあまりにも死が多い。
終盤、ちょっとSFっぽい場面もあるけれど、それがあって青野のことは
踏ん切りがついた感じで、よかった。
創の祖父母も良識のあるいい人で良かった。
二人は、これからも共に歩んでいくのかな?
過去のことは、仕方がなかったことと割り切って生きて行ってほしい。
★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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