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自分の備忘録としてのものなので 本のネタバレ的内容も多々あり。
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発行年月:2025年11月


モスクワ音楽院で起きた密室殺人。
国際情勢が音楽家たちの人生を変える。
 
文化的鎖国状態のロシアで、「他国の音楽は不要」と主張する
モスクワ音楽院の学部長が殺された。
海外巡業中の日本人ピアニスト・岬洋介だけが気づいた事件の真実とは。
 
累計190万部突破! 大人気シリーズ最新刊


                  (宝島社HPより)


今回は割とすぐに犯人かな?という人がわかる。

今のロシアとウクライナの情勢が、こんなところにも影響されているんだな
という話。

殺された音楽院の学長・ボリスは、威圧的だし、学院のなかにいるウクライナの
生徒を見下していて、嫌な奴。
ロシア人生徒・ディミトリとウクライナ人生徒・ビクターの口論も
今の両国の敵対する関係が元。
戦争がなければ、きっと互いを理解し合えるいい友だっただろう。


岬洋介は8か所のツアーをするためにロシアへ。
モスクワ音楽院の教師・ヴァレリーはショパンコンクールでグランプリを
競い合った仲として、ダメ元で岬洋介の宿泊先に出向き
「学院内でコンサートをして貰えないか?」と頼み、快諾して貰う。

そんな後で起きる学院長殺害事件。

一番、疑われたのはヴァレリー。
そしてウクライナ人生徒・ビクター。
ビクターは、ロシア警察のミハイル警部から拷問を受ける。
指を痛めるその行為は野蛮で、酷過ぎる。


登場人物があまりいないし、やはりヴァレリーが犯人?と
予測し、その通りだった(^^ゞ

岬もそのことをヴァレリーに告げ「いつロシア警察に出頭するんですか?」と。


エピローグは、衝撃的だった!
戦場で、ヴァレリーとビクターが遭遇するとは!

でも1台のピアノの前で、二人は音楽院の教師と生徒に戻る。

このあと、どうなったんだろう?

ああ、戦争さえなければ・・・・


なんとも言えない読後感。


学院コンサートの最中、岬のピアノを聞きながら指揮をしているヴァレリーが
「ロシアが誇りにしているチャイコフスキーは、こんなにもウクライナを
愛していたんだ」と心のなかで叫ぶ場面が印象的だった。




                    ★★★
PR



発行年月:2023年4月


炒米粉、魯肉飯、冬瓜茶……あなたとなら何十杯でも――。
結婚から逃げる日本人作家・千鶴子と、
お仕着せの許婚をもつ台湾人通訳・千鶴。
ふたりは底知れぬ食欲と“秘めた傷”をお供に、昭和十三年、台湾縦貫鉄道の旅に出る。
「私はこの作品を過去の物語ではなく、現在こそ必要な物語として読んだ。
そして、ラストの仕掛けの巧妙さ。
ああ、うまい。ただ甘いだけではない、苦みと切なさを伴う、極上の味わいだ。」
古内一絵さん大満足1938年、五月の台湾。作家・青山千鶴子は講演旅行に招かれ、
台湾人通訳・王千鶴と出会う。
現地の食文化や歴史に通じるのみならず、料理の腕まで天才的な千鶴とともに、
台湾縦貫鉄道に乗りこみ、つぎつぎ台湾の味に魅了されていく。
しかし、いつまでも心の奥を見せない千鶴に、千鶴子は焦燥感を募らせる。
国家の争い、女性への抑圧、植民地をめぐる立場の差―――
あらゆる壁に阻まれ、傷つきながら、ふたりの旅はどこへ行く。


                  (中央公論新社HPより)



著者は台湾の人。
面白い名前だなぁ~と思ったら双子の姉妹が共著するペンネームだとか。


物語は昭和13年、台湾。
日本の作家が広く読まれ映画化され、それが台湾でも上映されたことから
台湾から講演依頼があり、その招待を受ける青山千鶴子。
台湾で、出迎えてくれたのは台中市役所職員・美島(台湾育ちの日本人)。
招待してくれた日新会の高田夫人が宿泊と食事を用意してくれて
専属の通訳も付けてくれる。
その通訳が王千鶴。
千鶴子の4つ下。
食いしん坊の千鶴子のために、リクエストの食べものを探してくれたりして
二人は仲良く一緒に沢山の台湾料理を食べる。

千鶴は翻訳家になりたかったというが、日本人の婚約者がいて、もうすぐ
日本に渡るのだという。
自分の夢を諦めるの?結婚なんかしてほしくない。
千鶴子は自分の意見を千鶴に話す。


千鶴子の千鶴への言動は、自分のことを思ってよかれと思ってのことだと
理解はしているものの、それを素直に受け取れない千鶴。



台湾が日本の植民地政権下にあった時代。
統治する側とされる側。
千鶴は、千鶴子の元を離れていく。

市役所の美島から
「独りよがりな善意ほど、はた迷惑なものはございません」と言われ
ショックを受ける千鶴子。
自分の言動が千鶴にとっては、迷惑だった?


ちょっと後味の悪い別れになった二人だけれど、会話のなかで
千鶴子の本を千鶴が翻訳するという約束は、守られ
それぞれの娘たちが、その約束を果たすために尽力したということが
わかりホッとした。


美味しそうな料理が沢山、登場するのだけど、漢字が難しいし
ちょっと読むのが大変な箇所も多かった。
それでも、良い物語でした♪



                   ★★★★



発行年月:2026年3月


直木賞作家による、極上のお散歩エッセイ。
「われわれには、「ぼーっとする時間」が必要だ。
というわけで、ぼーっとする小さな旅に出ようではないか、というのが、
このエッセイの企画趣旨なのである。」
情報や仕事、雑事に追われる日常生活から離れ、気持ちのいい空間を、
ただひたすらぼーっと散歩したい。
野鳥公園に天文台、植物園、水族館、美術館。大山詣りに雨の梅園、
時にはフェリーに乗って、あるいは天然の冷蔵庫、石の採掘場へ。
日本地図を作った歴史的人物に思いを馳せたり、ハイキングをしたり。
ささやかなお土産を買い求め、銭湯に入り、居酒屋で一杯。
直木賞作家の描く、極上のお散歩エッセイ。


                    (KADOKAWA HPより)



八王子育ちで東京在住の著者の視点で描かれる
東京近郊で、ぼーっと出来る場所を紹介。


何度も行っている場所だから、ぼーっと出来るんだろうな~
いいなぁ~。
東京って、美術館も多いし、博物館とか、意外と広い公園も多い印象。
なかなか行けない東京だから、
わたしが行っても、ぼーっとどころじゃないな(笑)
キョロキョロあちらこちらを見て廻りたい。



特に行ってみたい!と思ったのは、小石川植物園。
東京大学が設立された直後に附属植物園になったと。
NHKの朝ドラ「らんまん」で牧野富太郎も東京大学に通った時期があった。
日本で最も古い植物園で広さも東京ドーム3個分とか。
そんなに広いんだ!!(;゚Д゚)
でも、いついっても(平日しか行かないみたいだけど)、券売機に
長蛇の列が出来ているのは見たことがないらしい。
泉鏡花の「外科室」にも出て来るらしい。


伊能忠敬記念館も気になった。
日本地図を何年もかけて作った人とは知っているけれど
元は商人で隠居の身になった50歳から天文暦学を学んで
天体観測器も自宅に作ったんだとか。
なんか、映画でみたことあるな。
商売でお金持ちになっていたから出来たことだったんだ!


あとは、葛西臨海公園と葛西臨海水族館。
クロマグロの回遊はみてみたいなぁ~
すごい迫力だろうなぁ~。

そして、その水族館のリニューアル工事が着々と進んでいて
2028年9月に新しい水族館がオープン予定だとか。
回遊が見られる水槽も新しくなったものは前の1.5倍の広さになるとか。



東京・・・・いいな。
美術館、博物館、植物園、水族館・・・行きたいところが沢山。



楽しいエッセイでした♪




                     ★★★★



発行年月:2022年1月


在宅勤務なら「お試し移住」してみよっかな?
選んだ場所は魅惑の“楽園”だった!
地方創生は「行政任せ」から「ビジネスモデル」へ
初代地方創生担当大臣 石破茂
三陸の食と空家と人情が、日本を救います
岩手県知事 達増拓也
築9年、3LDK、家具家電付き――なのに家賃8万円!?
大手電気機器メーカー「シンバル」に勤務する西尾晋作は、海釣りが大好き。
コロナ禍でテレワークが当たり前になったことを機に、
海に近い田舎に移住を考え始めると、宮城県に家具家電付きの神物件を発見する。
家賃の安さに惹かれ、「お試し移住」を始め、夢のような山海の幸に大満足。
地域民とのいざこざを経験し、晋作はこの楽園で、ある新事業を思いつく――。


                     (講談社HPより)





図書館棚から、何となく手に取った1冊。

表紙の絵が気に入って・・・

面白かった。
コロナ禍でリモートワークになったのを機に、趣味の釣りが出来る場所で
暮らすのもありかなぁ~と軽い気持ちでネット検索したら
破格の金額の家賃で凄い好条件の物件を見つけた主人公の西尾晋作(36歳)。


家の持ち主は、39歳の関野百香。
数回のやり取りで、移住を決める晋作。


百香は、父親と近くに住んでいるのだけど、どうして新築の家具付き
家電付きの家を9年間、放置していたのか?

そこには壮絶な過去があった。
百香は夫・秀典と二人の子供を震災の津波で亡くし、百香と暮らす章男(73歳)は
百香の義父で妻の良子を津波で亡くしていた。

空き家になっていた家に、百香が家族で住もうとしていたところであの震災が
起きたという。

全てを知ったうえで、晋作は、ここで百香と生きていきたいと気持ちを
伝え、義父の章男の勧めもあって百香もそれを受け入れる。


町役場で百香が空き家問題を担当していると知り、晋作はあるアイデアを
会社の社長に相談し、会社がそれをビジネスとして一緒に考える。



とんとん拍子にことが進み、めでたし、めでたし。
上手く行き過ぎ感もあるけれど、ハッピーエンドの物語はいいな。


初めて読んだ作家さん。
他のも読んでみようかな?


これ、映画化されているんだ!
主演は菅田将暉で、井上真央も共演。
機会があったら見てみたい。



                     ★★★





発行年月:2004年6月


今年も泳がせてくれてありがとう。
今年もこの海があってくて、ありがとう。


第二の故郷と言える西伊豆・土肥への恩返し。
版画家・中嘉睦稔との初のコラボレーションとして
初の新聞掲載小説、遂に単行本化!


                (発行/ロッキング・オン)




東京の美術短大を卒業し、西伊豆の実家で暮らし、家のそばで
かき氷屋を始めた、まり。

その夏、母親の親友の娘・はじめがひと夏を過ごすためにやってくる。


はじめちゃんは、大好きな、おばあちゃんを亡くしたばかり。
はじめちゃんの顔と体の右半分は火傷のあとでまだらな黒。
まりは、最初は驚くけれど、神秘的な雰囲気のはじめちゃんに
その火傷の跡はなんだか合っていると思う。
そして、はじめちゃんは、まりのかき氷屋を手伝いたいと言い
ひと夏、ふたりはほぼ一緒に過ごすことに・・・。


海の雰囲気がいい。
西伊豆・土肥・・・いいところだもんなぁ~
子どもの頃、何度か旅行で泊まりに行って海水浴もしたので
その時のことを思い出しながら読んだ。


特別なことは起きないけれど、出て来る人たちが皆、やさしい。
まりの元カレもその弟も。
4人で浜辺で焚火する終盤の場面がすき。


まりとはじめの会話のなかに、素敵な言葉がたくさんあった。

一旦、お別れのまりとはじめが再び再会する日も近そうなラストに
ワクワク。




版画もたくさんで、素敵な1冊。
映画化されているのは知らなかったなぁ~
映画はどんなだろ?
機会があったらみてみよう。



                        ★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪

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★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
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