生きるのか死ぬのか、愛すのか憎むのか、
あさのあつこが放つ江戸の巷の物語
「断ち切れ、断ち切れ、過去の一切を断ち切って生きろ」
宿命に抗う男たちの悲痛な叫び
ニヒルな同心・木暮信次郎、闇を抱えた商人・遠野屋清之介。
屍体に隠された瑠璃石が、因縁の男二人を突き動かす!
(光文社HPより)
待ってました!シリ-ズ4作目の本作。
今回も面白かった!
小間物屋問屋の遠野屋清之助と同心・小暮信次郎。
「梅屋」という小料理屋を妻のおふじと息子夫婦に任せ、信次郎の手助けをしながら事件解決に奔走する伊佐次。
今回は、遠野屋清之助の話が中心。
清之助の過去には、かなり込み入ったものがあり、そのせいか何処か掴みどころがない人としての温かみに欠けるような印象だった。
しかし、今回は、その清之助の心の中にあるものが少し理解できた。
清之助の過去を語りながら、商人として全うするのか、再び刀を握ることを選ぶのか?
どっちもありえそうな状況で内心ハラハラ。
でも、結果、穏便にことが済んでホッとした。
このシリ-ズはこれで完結かな?
個人的には、伊佐次とおふじの掛け合いが好きだったなぁ~。
言いたいことをお互いポンポンいいながら、内心はとてもよくお互いのことを理解し大事に想っている、理想の夫婦の姿を毎回、楽しく読ませて貰えた♪
★★★★
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その笑顔が眩(まぶ)しくて、
僕はそっと横を向いたんだ。
井嶋杏里(いじまあんり)は、中学一年の夏に引っ越すことになった。
場所は亡き父の実家で祖母が一人暮らす町・葦原(あしはら)。
私立中学からの転校で、なじめない中学の校舎の中、
ふと、使われなくなった教室『1-4』に入った杏里は、
市居一真(いちいかずま)と出会う。
杏里の姿をみとめた一真は彼女に絵のモデルになって欲しいと
強く思い始めて……。
杏里、一真、それぞれの家族や友達との関係、
そして二人の友情と成長を描く、あさのあつこ最新作!
(光文社HPより)
最後にあった
「・・・・進研ゼミ中一、中二講座に掲載されたものです」の文字を見て納得しました。
話が綺麗過ぎるなぁ~と思っていたのですが、こういう対象に向けて書かれた物語とわかれば、これはこれで良い物語だと思う。
友達の大切さ。
自分が大切にしたいと思える人との付き合い方。
家族との関わり方。
いろいろなことが物語のなかから読み取れて、中学生の立場なら、どの言葉も素直に自分の身に置き換えて入って来そう。
★★★
「離さない。絶対に離さない。もう二度と、行かせたりしない」赦しと救いを描く慟哭の物語。
あの人に逢いたい、もう一度――。ここから人の世が尽き、山が始まる。そんな境界の家に暮らす老夫婦の元へ、ある日一人の娘が辿り着いた。山に消えた少年を追っていると言うが……。狂おしい思いにとらわれ、呼ばれるように山へ入った二組の男女が見たものは----。
『バッテリー』の著者が描く切なさと恐ろしさに満ちた物語。
(新潮社HPより)
18歳の真帆子が大好きな陽介を追って山に入る。
そして、山と人の世の臨界に住む、老夫婦・日名子と伊久男に出会う。
日名子と伊久男の家に辿りつき、食事と温かい場所を提供して貰い、好きな人を追って山に入ると告げる。
老夫婦はそれを最初は止めるが、真帆子の決心を知り、共に山へと向かう。
日名子と伊久男がどうして、この地に住むようになったのか?
最初から興味があったので、日名子が語る過去の話には惹かれた。
その話だけで書かれても良かったような・・・。
1年前に山に入ったという陽介を追っていく真帆子の存在が再び二人を山に入らせるキッカケになったんだけど、そこで簡単に陽介が見つかったことに、なんだか興ざめしてしまった。
出会えたことは、喜ばしいことなのに、なんだろ?このモヤモヤした感じは?
陽介が山に入ってしまう事になった事件の真相もよくわからないままだったし・・・・。
ちょっと今回のあさのさんの話は感動しきれず残念なかんじでした。
物語の雰囲気は良かったけど・・・。
★★★
「あいつの走りが、おれを、もっと速くする」本能で走る碧李とレースの天才の貢。ライバルが対峙したとき、その走りに化学反応が起きる。
目もくらむスピードで突っ走る、著者史上最高最速小説。
(幻冬舎HPより)
「ランナ-」を読み終えて、すぐにこちらを読んだので話の流れがよくわかり感動した!
「ランナ-」では、家庭環境に悩み、自身の走ることへの執着の気持ちと一度味わった敗北からの不安など、いろいろな葛藤に苦しむ主人公の碧季だったけど、物語の初めから走ることを再び選び競技場に居る場面だったので、凄く嬉しかった!!
やっぱり復帰したんだ~!!と。
そして、碧季の出場する種目、5000mに同じく出場の他校の選手、三堂貢の登場。
何やら気になるかんじ。
本当は優しい心の持ち主みたいだけど、影がある。
まだ明かされない何か重たいものを抱えているかんじで、読みながらも碧季と似てるなぁ~と思った。
碧季と貢は、本番のレ-スで戦い、今後もお互いが意識し合いながら成長していきそう。
「ランナ-」では、碧季の母親と妹・杏樹の関係が、ちょっと心配だったけど、そちらは少しずつ良い方向に関係が修復されて来ているみたいで、ホッとした。
アッという間に読了の本書。
まだまだ、これは続きを読みたい!
★★★★
家庭の複雑な事情を理由に陸上部を退部した高校一年生の加納碧李。
だがそれは走ることから逃げてしまった自分への言い訳だった。
少年の焦燥と躍動する姿を描いた、青春小説の新たなる傑作!
(幻冬舎HPより)
主人公の碧季の置かれた家庭環境が、深刻な状況。
両親が離婚して、母親と、5歳の妹・安樹と暮らしている。
母親は薬剤師として働き始め、経済的には困っていない様子だけど、両親の離婚の経緯、杏樹と母親との関係が複雑で、碧季は、そのことに神経を遣い、陸上部で走っているときではないと判断して走ることから距離を置いている。
心優しい、碧季が実に痛々しい。
そして、安樹も可愛そう。
母親の千賀子も心を病んでいる。
家族全員がとても緊張した状態で暮らしている。
あさのさんの物語だから、きっとこの先は希望の光が射すんだろうけど・・・と思いながらも少々気が滅入ってしまった。
碧季が所属していた陸上部の監督・箕月、友達・久遠、マネ-ジャ-の先輩・杏子たちが皆、碧季のことを気に掛けて接する様子が温かい。
碧季も部活ではないけど、走り始めた。
続きの物語では、碧季の家族の様子も良い方向に向かい、蒼季がランナ-として活躍する場面が読みたいなぁ~。
続きがまだあるとわかって、この本を読んでよかった。
これだけを読むと、ちょっと物足りなかったかもしれないけど・・・・
★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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