われらが浦沢中学にすごい先生がやってくるってさ----。
北村ハルトは中学2年生。
始業式の日、彼の前に現れた1人の先生。
軟弱そうでやぼったい。
そう、彼こそがハルトのクラスの新担任
----小津ケイイチロウ先生、だった!
(講談社HPより)
北村ハルトは、中学二年。
両親は離婚して、父親と二人暮らし。
学校のクラス担任が入院したため、後任の教師が赴任して来た。
前の担任は、崩壊気味の学級を受け持つプレッシャ-で体調不良になったとか?
今度の教師は、それをカバ-するため区の教育委員会が放つ最終兵器!
と学校の裏サイトでの書き込みあり。
そして、やって来た先生は・・・・小津ケイイチロウ32歳、独身。
この先生が、予想に反してのダメダメ。見た目は貧弱。そして初日の挨拶はガチガチに緊張していて、自己紹介を終えたあと脳貧血を起して倒れた!
どうなる?このクラス?
最初から面白かった。
クラスの面々は、新任教師を馬鹿にする。
裏サイトでも小津先生の初日の騒動の話題で盛り上がる。
今時の中学生の姿がリアル。
その後も先生のダメっぷりは続くのだけど、人間性はとても好感が持てる感じで、段々と生徒たちは小津先生の良いところを認めていく。
俺たちで育てればいい・・・なんて最後は言っちゃうんだから。
教え方が上手くて、当たり前のことしか言わないような教師より、案外、生徒たちは、こういう先生に心を開いていくのかもなぁ~。
なんて読みながら思いました。
そして、ハルトと父親の関係。
離婚して出て行った母親との再会。
これらも、なかなかユニ-クなかんじで楽しかった。
★★★
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あの場所で、ウチらはイカれた最高のパーティーをしてた
鼓笛隊の“おちこぼれ”ピアニカ組。
練習場所は第二音楽室。
あのころ屋上教室には特別な時間が流れていた。
音楽室に彩られた4つの物語
音楽に関わっている少女たちの物語が4つ。
「第二音楽室」
小学校の鼓笛隊でピアニカ組のままのの5年生5人。
6年生が引退した後、ピアニカ以外の楽器を演奏する者はオ-ディションで合格した者だけ。
いわば、ウチ(倉田)の他敗北者の6年生ピアニカ組のル-ちゃん、佳代、山井、久保田、江崎の6人は練習の場を今は殆ど人の出入りがない「第二音楽室」に決めて集まる。
男子も女子もまださほど異性を意識しないで、仲間として一緒のときを過ごしている感じが小学生ぽくて良いな♪
「デュット」
中学の音楽の実技テストは男女で歌うため、各自パ-トナ-を選ぶよう言われ戸惑う生徒たち。
男子は女子の申し込みを断ってはいけない。
3人に申し込まれたら3回歌うこと。
誰と歌おうか?単純に誰でも言い訳でもなく、どうせなら、好きな人にこの際、お願いして一緒に歌おうか?
主人公の女の子がパ-トナ-に選んだのは、綺麗な声の男子・三野田くん。
二人が一緒に歌おうと決めた会話がなんだか良かったな~(^^)
「FOUR」
中学の音楽の先生から放課後呼ばれた4人。
その4人はリコ-ダ-・アンサンブルの結成メンバ-として、卒業式の卒業証書授与のときBGMとして生演奏することになり、練習が始まる。
男女2人ずつ。
主人公の女の子は、メンバ-の一人・中原くんが好きなのに、気持ちを隠している。
バレンタインディに手作りチョコを渡そうと思っていたら・・・
あ~、切ないね。でも、こんなシチュエ-ションはなんだか身近にあった気がして
懐かしい気持ちになった。
「裸樹」
中学のとき、何気ない一言からいじめられるようになってしまった望(ノゾミ)。
高校では軽音楽部に入り、常に自分の居場所を失わないように気をつけている。
良い子なのに、些細なことで学校での居場所が無くなってしまうのって辛いこと。
高校で、仲間も出来たけど、再び孤立しないように気を張っている望が、音楽を通じて自分の意見を周りを気にせず出していくようになった姿にホッとした。
4つの音楽に関わりながら成長していく少女たちの物語は、
どれも清々しかった。
佐藤さんの物語は、はるか昔の主人公たちと同じ年代だった自分を振り返らせてくれる。
★★★★
ひとかけらでいい。僕が死んだら、愛する女性の骨と一緒に眠らせてほしい。
最愛の父に愛人がいた----見知らぬ男からもたらされたのは、娘が最も知りたくなかった事実。しかし亡き父の妄執は、35歳の主婦・美砂子の結婚生活にまで影を落としていく。愛に理由はあるか。人生に意味はあるか。運命は遺伝するのか。命から命へ脈々と根を張る「縁」に搦め捕られる男と女を描いた圧倒的長編小説。
(新潮社HPより)
見知らぬ人から、突きつけられた衝撃的なこと。
自分の尊敬し、愛していた今は亡き父に、母のほかに愛する女性の存在があり、死んだ後、骨の一部でも良いので一緒に葬って欲しいと望んでいた。
主人公の美砂子は、そんな父親の希望をいとも簡単に叶えてあげる。
ま、それはそれでいいんでしょうけど・・・。
その事実を伝えてきた父の愛した女性の息子・浩之と深い関係になるのには、驚いた。
美砂子には夫が居て、不妊治療に協力的でない夫との間は、少しギクシャクしているのだが・・・。
美砂子との会話の中で発せられた浩之の「子どもなんてどうして欲しがるのか?」の疑問から始まった独特な考え方は、共感出来ないけど、その考え方はなかなか面白かった。
物語は中盤から、ちょっと複雑になってゆく。
父親と浩之の母・紘子の関係を追ううちに、浩之と美砂子の夫・直志は、知り合いという事実にも行き当たり・・・その後もどんどん、美砂子の周りの人たちが運命の偶然なのか、どんどん繋がっていく。
これを縁というのかな・・・?ちょっと出来すぎじゃない?とも思ってしまったけど
まあ、物語としては、面白く楽しめたから良しとしよう。
夫の間には、子どもが出来なかった美砂子だけど、妊娠したり・・・
夫は妻とは別の女性に子どもが出来たり・・・
美砂子夫婦は、それぞれ一緒になる相手を間違えたのかなぁ?
この夫婦がそれぞれ幸せになってくれたら良いな。なんて思いながら本を閉じました。
★★★
暗い過去を糧に成功を収めた男と
美しい心を持て余し生きる希望を失くした女。
父娘ほどの年齢差を乗り越えて2人が結ばれた時
・・・哀しい奇跡が起こった----。
(ポプラ社HPより)
話としては、何処かで読んだことあるような感じもしないではないけど・・・
48歳の聖人と21歳のそらが互いを求め結ばれて・・・・の物語は美しく哀しく
童話と呼ぶに物語でした。
聖人もそらも過去の生い立ちに共通するものがあり、成功者として生きる聖人だけど心のなかに抱える過去の贖罪のような重いものを、そらが少しずつ軽くして行き、年齢差など関係なく二人はお互いを愛する。
そらの発言やら行動には多少、ぶりっ子(死語ですが・・・・^^;)っぽいものを感じてしまいましたが、こういう女性像は男性の理想なのかもなぁ~なんて思ったりもして。
二人は独身同士だし障害もないわけで、幸せに二人で生きていけばいいのにと思っのですが・・・・
あ~そういう展開ですか?
とちょっとここもよくある話で、ガクッと来ましたが、話の流れとしては不自然なものではないし、ラストは感動もありました。
素直な気持ちで泣けるほどではなかったけど、良い読後感ではありました。
純粋な心を持った男女の物語でした♪
★★★
頼れる人間などいない、神からも見放された男と女が知り合った。
男はかつて人気作家だったが、最愛の妻を亡くしてからはリタリン中毒となり、社会の最底辺で命をつなぐ日々。女は風俗嬢。類まれな美貌を持ったがゆえに、義父から性的にもてあそばれ、男を敵視することしかできなくなっていた。血まみれになった男を女が助けたことから二人の物語は始まる。それは苛酷な運命を歩む始まりでもあった。二人に残された聖地、それは純恋しかなかった。
(徳間書店HPより)
最初からちょっと嫌な文描写が続きました^^;
二人(万里と昭司の純恋の物語?ということなのでしょうが・・・・
なんだか読んでいて、これが純恋???とよくわからなかった。
万里は、10代の頃、母親が再婚し父親として来た吾郎と3人暮らしが始まったが、実母は再婚後2ヶ月で交通事故で死亡。
吾郎との2人暮らしが始まるのだけど・・・・この義父が変態!
キモチワルイ。
そんな事があったせいか、どうかはわからないけど、万里は大人になり娼婦として生活している。
この安直な経緯もキライだなぁ~^^;
昭司は、以前は誰でも知っているベストセラ-小説を書いた過去のある作家だけど、最近はどん底の生活をしていて、サラ金に金を借りに行き、揉め大怪我を負う。
そんな状態で居るところを万里に助けられ、二人の物語が始まっていく。
ここにこう書くと、まあまあ面白そうな男女の組み合わせなんだけど・・・
物語のなかに、結構、頻繁に出てくる、万里の娼婦として知り合男性とのことが
どうにもこうにも気持ち悪くて・・・・・読むのがイヤになってきちゃって
我慢して最後まで読んだけど・・・・・・
う~ん。
このタイトルの意味もよくわかりませんでした・・・^^;
新堂さんって、もっと面白いもの書く人じゃなかったっけ??
なんだか、ちょっとガッカリな本でした(;O;)
★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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