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自分の備忘録としてのものなので 本のネタバレ的内容も多々あり。
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発行年月:2023年2月


育たない胸に、どうしてこんなに悩んでいるのだろう。いくつ年を重ねても、いつも人生に自信を持てない。たかが胸なのに。されど、胸――。生きづらい世の中との隔たりをやわらかく溶かす珠玉の小胸小説。『ブラ男の告白』『EあるいはF』『授乳室荒らしの夢』『胸は育たない』の4篇を収録。

                  (双葉社HPより)



初めて読む作家さん。
「胸」のことで悩むお話4つ。
どの話も面白かった。
悩んでいる本人には、真面目な問題なんだろうけれど・・・


<EあるいはF>
推していた男性俳優が元グラビルアイドルと結婚。
その結婚相手に嫉妬心を抱くのだけど・・・・
それは彼女の胸に対して?

彼女自身が悩んでいることに、向き合ってそれを振り切ったような
ラストは清々しく、よし!がんばれ!と思う。


<ブラ氏の告白>
トレンチコートの中にブラジャーを着けた小太りな男が現れるという
噂を聞いて、混乱する主婦の話。
ブラ氏は、自分なのかも?いや、夫なのかも???

妄想力が凄くて・・・笑える^m^


<授乳室荒らしの夢>
郵便局員として働いているモナミ。
窓口に来る作家志望の男と親しくなるが、忙しくなるので、もう会えないと
言われショックを受ける。
ふと目に付いた授乳室のなかに。
居るべきではない場所に居ることを訓練として15分居る。

思考が独特過ぎるけれど、まあ、その変な行動が、いいように転んで
よかった・・・かな?


<胸は育たない>
胸の大きな人に憧れる女子高校生。
プールではしゃぐ男子サッカー部員と女子マネージャーをスマホで盗撮。
撮っているのは、女子たちの胸。

ああ、この頃はこういうことで悩んだりすることあるよなぁ~。



4つのお話のそれぞれの主人公たち、なんだか愛おしいな。

この作家さん、面白い話を書くなぁ~
他の作品がちょっと気になる。




                        ★★★

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発行年月:2006年2月


~ この小説は、軍事政権下のプノンペンから逃れ、必死で生きようとするある少年(主人公)と、その家族を描いています。現実にあった出来事をベースにしながら、少年が成長していく過程、家族との絆などが抒情性豊かに描き出されます。
著者の謝孝浩は、これまで、『スピティの谷へ』『カンボジアからやってきたワンディ』(いずれも新潮社刊)など、おもにノンフィクションの分野で活躍してきましたが、今回は、初めての小説に挑戦しました。ノンフィクションで鍛えられた確かな観察眼と、みずみずしい感性に支えられた作品となっております。
■小説『藍の空、雪の島』について
異国に来て十年、自分を「異物」と感じながらも日々の生活を送っていた「僕」のもとに、一通のエアメールが届く。その封筒の色と消印から、「僕」は、手紙の送り主が誰であるかを、確信する。封筒を開けたとたん、「僕」の記憶が甦る。おぼろの月、ドブ川のにおい、闇の森に響く野獣の遠吠え……。「黒服たち」に弾圧された祖国での体験と逃避行、旅の途中で出会った人々。「僕」の心に、つぎつぎと記憶が溢れ出してくる……。
内容(「BOOK」データベースより)
故郷を追われた少年は、家族とともに海の彼方の「イープン」を目指す…。みずみずしい感性が描き出す、ひとりの少年の成長の物語。


                    (発行/スイッチ・パブリッシング)



10歳のワンディ少年とその両親と5歳上の姉の家族の壮絶な話。

カンボジアで結構、裕福に暮らしていた一家が、ポルポト派に突然、追われ
家から逃げ、村を転々としながら生きていくことになる。
暴力によって命を落とす人も。

村を転々としながらも、必ず、助けになってくれる人が現れるのは救いだった。
ワンディにも友達ができ、その交流は心が温まる。

けれど、そんな暮らしもすぐに逃げ出さなければならない状況になり
親しくなってもすぐに別れが来て辛い。

カンボジアからベトナムへ。そしてタイ。
最後の目的地は日本。

物語は、日本での生活から始まる。
そして、届いた1通の手紙によって、ワンディの記憶が蘇る。


手紙の主はリュイ。
リュイの家族と共に途中までは逃げた。
ワンディのお父さんが凄く立派な人で、自分の身の危険よりもリュイの家族の
ことを考えて行動する姿は、尊敬。


ワンディとリュイは、再会したんだろうな。


こういうことが世界の色々なところで、あったことをニュースでは知っていても
こうして物語で読むとリアルに感じることが出来る。



                   ★★★★


発行年月:2020年10月


好きなチームといる喜び。
光輝くスタジアムの幸せ。
本屋大賞受賞作『一瞬の風になれ』の著者が描く
どこまでも熱くて、かぎりなく純粋な、人生と応援の物語!
「愛すべきチームと愛すべき自分の人生。僕がいつも思っていることがこの本に一杯に溢れていました」
クレイジーケンバンド/小野瀬雅生
物静かな高校の先生。
予備校に通う女子高生。
家業の電気店を継いだ若者。
少年野球のピッチャー、洋食店のシェフーー
一見なんのつながりもない人たちを結んでいる、
強くてまっすぐな気持ち!
「何かのために見るんじゃない。見たいから見るんだ」
なにかを心から「好き」でいる、
すべての人へ贈る爽快な感動!

                 (講談社HPより)


横浜ベイスターズ(横浜大洋ホエールズ)を愛する人たちの物語4編。
プロ野球は、あまり見ないけど、面白かった。

4つの話の主人公たちの日常のなかにあるのが、ベイスターズ(ホエールズ)。
野球を通じての人間関係が出来ていったり、関係が修復されたりと
人間模様も楽しめて良かったなぁ~。


私自身は、高校卒業後、2年間、横浜に住んでいたので、熱狂的な
大洋ホエールズファンの同級生が、授業終わりに「さ~今からスタジアムだ~」と
よく言っていたことを思い出して懐かしかった。
今も応援しているんだろうなぁ~。


著者の佐藤さん自身が野球好きということが、あとがきでよくわかった。

応援するチームがあるっていいよね~


                 ★★★★






発行年月:2021年6月


さまざまな人たちと案内人が織りなす、最後の再会を描いた感動小説。
「あなたが、最後に会いたい人は誰ですか」
さよならの向う側と呼ばれる場所にいた男、案内人はそう言った。
人は亡くなった時、最後に一日だけ現世に戻って会いたい人に会える時間が与えられる。
ただし、その中で会える人は、
『あなたが死んだことをまだ知らない人だけ』。
人は最後に大切な人に会いに行く。
きっとどんな困難が待っていても、人はそれでも大切な人に会いに行く。
そんな、さまざまな人たちと案内人が織りなす、最後の再会を描いた純度100%の温かい感動の物語。
今すぐ、大切な人に会いたくなる物語が、ここにある――。

                    (マイクロマガジン社HPより)



号泣間違いなしみたいな謳い文句があったけど・・・・正直そこまでは・・・(^^ゞ

でも、まあ楽しめた。

5つのお話、それぞれ主人公は違うけれど、少しリンクしていたりする。


亡くなった人に案内人が問う
「あなたが、最後に会いたい人は誰ですか?」
ただし、会えるのは、あなたが死んだことをまだ知らない人だけ。



こんなこと言われたら困る。
自分の死を知らないような関係の人に、会いたい人なんていない。

実際、登場するに5人も、困惑する。

けれど。。。なるほどね。
そういう意味でなら会いたい人いるかも!
そのアイデアは面白かった。


三番目の同棲していた恋人に会いたいと会いにいく幸太郎の話のオチは
やられた!(笑)
猫だったんかい!


最後の話、案内人が案内人になった経緯。
これは一番、感動的だったかも。
泣けるほどではないけれど・・・。
良い話だったなぁ~。
ここまで愛されている奥さんはきっと素晴らしい人だったんだろう。




                      ★★★


発行年月:2021年5月


26歳までにプロになれなければ退会――苛烈な競争が繰り広げられる棋士の養成機関・奨励会。リーグ戦最終日前夜、岩城啓一の元に対局相手が訪ねてきて……。追い詰められた男が将棋人生を賭けたアリバイ作りに挑む表題作ほか、運命に翻弄されながらも前に進もうとする人々の葛藤を、驚きの着想でミステリに昇華させた傑作短篇集。
羽生善治氏推薦!! 「棋は対話なり」を連想させる作品集です。凪良ゆう氏悶絶!! 腹が立つほどの傑作。勝負に生きる苛烈さと、その果てにのみ生まれる光に胸が搔き毟られた。

                   (新潮社HPより)




短編集だったのかぁ~。

将棋の話だったのかぁ~。
とやや期待外れではあったけど、結構、面白かった。

最初の<弱い者>は、ちょっと重たいけど、印象的だった。
被災地での話で、プロの棋士・北上八段が対局した少女・塩原涼。
見た目は少年だったので、自分の弟子にしようと思ったのだが、女の子だったと
知る。
なぜ、少年のように振舞っているのか、対局中、明らかなミスをしたのはなぜか?
理由がわかると切なくなった。
この後の彼女の身が心配。

彼女の話がそのあとも続くのかと思ったら、肩透かしの短編集で次は
全く別の話だったぁ~(^^ゞ



悪手って言葉も今回初めて知った。
将棋とか囲碁で使われる言葉なんですね~。
知らなかったら<あくしゅ>って読まない。


しかし、将棋のプロとして活躍されている方たちは、本当に凄い人たちなんだと
改めて感じたお話ばかり。


最後の駒師の話も良かった。

将棋を知っている人ならもっともっと面白く読めるんだろうな。



                      ★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪

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