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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2014年7月

「結婚おめでとう」虚ろな一言をなんとか書き終える。
サークルの同期が結婚するたびに行われるメッセージアルバム作りだ。
けれどカフェの店内に陣取る華やかな衣装に身を包んだ一団の中で、私は落ち着かない。だって、私は彩音から招待状をもらっていない。
他のみんなは式に呼ばれているのに、どうして私だけ……。
もうすぐ始まる、招かれていない結婚式に出席して、一体何をしようとしているのだろう――。(『届かない招待状』)
OL、ママ友、中高生……。さまざまな年代、立場の女性の友情に隠された想いを情感あふれる筆致で描ききる!
注目度ナンバーワンの新鋭が贈る連作ミステリ。

                    (東京創元社HPより)



短編集なのに、どれも内容が濃い!
凄いなぁ~、この作家さん!


<届かない招待状>
大学時代のサークルの親友の結婚式に自分だけ招待状が届かない。
悩みながら、招待状がないまま式に出席。
そして、その理由を知る。

<帰らない理由>
中学の同級生・くるみが交通事故死。
親友だった瑛子と、彼女の幼馴染で最近付き合い始めた僕が彼女の部屋に居る。
お互いがお互いを早く帰ればいいのに・・・・と思いながら。

<答えない子ども>
4歳の娘が描く絵を毎日、誉め写真に撮るのが日課。
ある日、アトリエ教室で知り合った、そうくんママの家を娘と訪ねる。
常々、そうくんママのガサツさが苦手だった。
家に帰ってきて娘の描いた絵がないことに気づき・・・

<願わない少女>
中学入学後に知り合った悠子は漫画家志望。
自分もそれに合わせるように漫画家志望と言ってしまうが、悠子は相談なく
漫画家の夢を捨てた。

<正しくない言葉>
老人ホームに夫婦で入居した澄江。
ある日、同じホームの親しい孝子の息子夫婦が何やら孝子のことを話しているのを
聞いてしまう。




どれも登場人物たちの心情が巧く表現されていて、ちょっと重苦しい状況も
最後は、丸く納まるという話たち。


特に最後の話は、これから迎える老年期を考えさせられたなぁ~。
ある程度、元気なうちに澄江夫婦のような選択をするのもいいか?とか
思ってしまった^^;
そこで、孝子みたいな友人が出来たら最高!
子どもに親として「年を取るのも悪くないわよ~」と示すことが出来る
親でずっと居られたら素敵だなとこの話を読んで思った。


                          ★★★★★
 
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発行年月:2012年8月


 大切な人の命を奪われたとき、あなたはどんな償いを求めますか?



女子高生の不可解な転落死。あれは自殺だったのか、それとも――。
真相を求めて父親の戦いが始まった。
息もつかせぬスリリングな心理戦に一気読み必至!

                    (角川書店HPより)



女子高校生・安藤加奈が校舎から転落死。
自殺ではない。
誰かに落とされたのでもない。

でも、それを仕掛けたクラスメイト2名。
木場 咲と新海真帆。


加奈の父親・聡は、娘の死の原因を作った2人を探す。

咲は、優等生タイプで外見も人目を惹く。
真帆は、咲に憧れ咲のそばに居ることが自分の価値も高めてくれると思っている。


こういう子たちって、どこにもいそう。
と自分の学生時代を振り返り考えた。


加奈の父親の苦痛を考えると、起こした行動は理解できる。

でも結局、誰も救われていないような結末は、後味が悪い。

一気に読ませた力は、これがデビュー作としたら、凄いと思う。
後の作品も読んでみたくなった。


                            ★★★



発行年月:2015年1月


 サーカスに魅せられ、綱渡り師を目指す少年の冒険と生長。心躍る物語。

離ればなれになった両親とかつて一緒に見たサーカス。忘れられないその不思議な世界の一員になることを目指して入団した少年の前に現れる、自由で個性の強い人々。クラウン、ピエロ、ブランコ乗り、ジャグラー、そして美味しいお菓子やスープを作ってくれるコック。少年は少しずつ綱渡りを学んでゆく。新鮮な長編小説。

                     (新潮社HPより)




今までの著者の作品とは雰囲気が違ったけれど、こういうのも良いですね。

13歳の少年が、サーカス団の一員として成長していく物語。
ちょっと海外の児童書みたいでした。

サーカスの団員たちとの関わりが温かい。
最初は、両親に捨てられた少年の境遇に驚いたけれど、新しい場所で
素敵な大人たちと沢山、知り合い、サーカス団の皆が大家族のようでした。

小川さんの作品には、美味しい物が登場するのが常で、今回も
コックが作る美味しそうな物が登場。


少年がサーカスにデビューの芸名はソリャカ。
トマト味のちょっと酢っぱいスープの名前で、両親が居なくなったあと
面倒をみてくれたグランマがよく飲んでいたスープ。


表紙の絵も素敵です。


                          ★★★



発行年月:2015年4月


 主人公はファミレスの契約社員として懸命に働く22歳の真由子。働くことの楽しさ、人生を自分の力で切り開いていくことの尊さを繊細にみずみずしく描いた、新たなる青春仕事文学の誕生です!

ファミレスの契約社員として働く真由子は高校のアルバイト時代から7年のキャリアを持つベテラン。だがあまりに働き詰めの生活に、恋人にも「真由ちゃんの店、ブラックくさいわ。搾取されてる、みたいな」とまで言われてしまう。忙しい日々の中、常連客の老紳士や信頼できるスタッフとの交流が真由子の心の拠り所だったが──。決して楽ではない職場での人間関係と日々起こる事件の数々から、主人公の心理的成長を繊細にみずみずしく描いた物語。『あの子が欲しい』でもいま注目を浴びる、気鋭の作家による書き下ろし長編小説!

                       (朝日新聞出版HPより)




お仕事小説は、知らない内情がわかって、面白い。
このお話の舞台は、全国展開のファミレス。

主人公・松村真由子は、優しい人なんだけど・・・・ちょっと常識から外れた
行動をすることあり、「えぇ~っ!?」と思うことアリでした^^;

アルバイト時代を含め7年ということで、副店長っぽい働きをする立場。
その苦労の姿は、応援したくなる。

恋人の太田と別れちゃったのは、ちょっと残念でした。
が・・・自分で決めたことなら仕方ないね~。

結構、あれこれ事件が起きて、読んでいて退屈はしなかった。

まあまあ面白かったかな?


                            ★★★



発行年月:2015年3月


  『代償』で山田風太郎賞候補、旬な作家の意欲作!
今の、マジック? 珍現象を目撃した 楓太は、
その場にいた冴えない中年男がどうにも気になるように。
孤独な二人の人生が 交差する。

                   (文藝春秋HPより)


アパレルメーカー勤務の宮本楓太(25歳)と大里春輝(40歳くらい?)。
二人の男がある日、公園で出会う。

そして、大里春輝は小学6年生の時から話が始まる。

兎に角、二人の日常が、暗くなるような話ばかりで、うんざりしてくる。
読むの止めようかな?なんて途中思いながらも一応、読み続けた。

出てくる女性たちもちょっと変わった人たちだったけれど、楓太の会社の上司の
田崎係長は、良い人だったなぁ~。

兎に角、ちょっと好転しそうになると、また物事が悪い方向に転がって行く
二人だったけれど、最後は、急に「え?」と思うほど
めでたしめでたしみたいになるので・・・・拍子抜けしちゃいました^^;

面白くないわけじゃないけれど、なんだか疲れる話でした。

伊岡さんって、良い話とそうでもない話の落差が激しいような・・・・^^;


                              ★★



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