発行年月:2011年7月
どうするかなー、今後の人生
30代女性3人の日常を描いている。
かおりは、4つ年下の役者志望のフリ-タ-と同棲中。
自身は大学の学生課に勤める。
珠子はイラストレ-タ-。
独身で母親と二人暮らし。すぐそばには祖母が住んでいる。
夏美は最近、雑貨屋を開いた。
夫と二人の子どもと暮らしている。
3人のそれぞれの出来事が交互に語られ、時には3人が集まる。
全く違う生活環境で、ばらばらの性格で、でも昔からの馴染みの友って大人になっても、ずっと年を取っても変わらない雰囲気なんだろうなぁ~なんて自分に置き換えて考えてみたりして・・・
大した事件も起きず、普通に過ぎる日常を描いているけど、なんとなくいいな。
どんな日常のなかにも、怒れたり、悲しかったり、ちょっと嬉しいことはあるわけで・・・
そんななかで、あれこれ悩んで決断したり
こういう小説の感想を書くのは難しいな・・・笑
でも最初から最後まで楽しく読めました♪
どうするかなー、今後の人生
珠子とかおりは大学の、夏美とかおりは高校の同級生。かつての仲良し、アラサー3人が各々の人生を選択していく様を、移りゆく季節を背景に色鮮やかに描く感動作。
(筑摩書房HPより)30代女性3人の日常を描いている。
かおりは、4つ年下の役者志望のフリ-タ-と同棲中。
自身は大学の学生課に勤める。
珠子はイラストレ-タ-。
独身で母親と二人暮らし。すぐそばには祖母が住んでいる。
夏美は最近、雑貨屋を開いた。
夫と二人の子どもと暮らしている。
3人のそれぞれの出来事が交互に語られ、時には3人が集まる。
全く違う生活環境で、ばらばらの性格で、でも昔からの馴染みの友って大人になっても、ずっと年を取っても変わらない雰囲気なんだろうなぁ~なんて自分に置き換えて考えてみたりして・・・
大した事件も起きず、普通に過ぎる日常を描いているけど、なんとなくいいな。
どんな日常のなかにも、怒れたり、悲しかったり、ちょっと嬉しいことはあるわけで・・・
そんななかで、あれこれ悩んで決断したり
こういう小説の感想を書くのは難しいな・・・笑
でも最初から最後まで楽しく読めました♪
★★★
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発行年月:2011年6月
世代も場所も超えて通じ合う、それって、なんかすごくない?
急死した母の葬式に来た3人組のおばさんから、
昔4人で作ったという同人誌を渡されて……。
4人の過去と想いが今に繋がる連作短篇集
(文藝春秋HPより)
最初は、お調子者の高校3年生の男子3人のやりとりから明るくスタ-ト。
いまどきの高校生の会話っぽく、バカっぽくて笑える。
でも、そんなム-ドが一挙に変わる。
なんと朝は普通に送り出してくれた男子の一人、セイヤの母が急死してしまう。
通夜・葬儀と慌しく行われるなかで、母親の小学校時代からの友人だというおばさん3人がやってきて、以前4人で作っていた同人誌を渡される。
セイヤにとっては、地味な母親だったけど、母親にも輝いていた青春時代があったんだ!と気づかされる。
そして、物語はセイヤの母・ショ-コの小学校時代へと移る。
セイヤに同人誌を手渡しに来た、3人との出会いの時期である。
樹村ショ-コ(セイヤの母)、陣ノ内アキ(女王様っぽい)、森川(ギャグ要員)、吉野(学級委員)の青春物語が、語り部を変えて次々進んでいく。
4人の共通は、漫画を描くのが好きなこと。
4人の成長したその後の事も追いながら、ショ-コの結婚に至る経緯やら、実際にプロの漫画になるという夢を叶えた者も居て、時代を超えて物語が上手く進んでいく。
そして、ラストには、また新たな出会いもあって、なんだか楽しい気分になった。
心温まる連作短編集でした♪
★★★★★
発行年月:2011年4月
鳩レースに導かれた、少年少女の成長物語
1980年代。家庭でも学校でも居場所のない小学校5年生のみなと。同級生の悟とつかまえたレース鳩がきっかけで、オランダ人の父を持つ女の子・ユリカに出会う。彼女は「町を出たい」と打ち明け…。
(集英社HPより)
小学5年生のみなと、悟、ユリカが「鳩」を通じて友情を育む物語。
それぞれが胸に仕舞っている悩み。
みなとは、若い継母に馴染めない。
継母と連れ子の3歳の浩太が加わった家族のなかに居場所がない。
悟は、厳しい父親との暮らし。
母親は父と離婚後、離れて行った。
ユリカは、オランダ人の父と日本人の母を持つ。
日本人と外見が違うことで、いろいろな辛い目に遇ってしまう。
3人とも今の自分の状況から、ちょっと逃れたいと思っていて、そんな時、「鳩」を通じて知り合い、「鳩レ-ス」の存在が更に3人を結びつける。
鳩レ-ス・・・こどもの頃、近所でやってる人が居たような・・・
今は殆ど、やってる人を知らないけど。
後半は、35歳になった、みなとたちの話。
それぞれが、社会に出て、生きている姿が描かれる。
みなとと悟は、それぞれが鳩を所有し、レ-スに参加していて、大人になった現在までの経緯が簡単に語られる。
ユリカの悩みは、その後、良い方向に解決したこともわかってホッとした。
みなとと悟の抱えていたものも時が経って自然に解決した様子。
前半は児童向けの青春小説のようだけど、最後まで読むと、これは大人向けの物語だと思う。
スラスラと読めて面白かった。
★★★
鳩レースに導かれた、少年少女の成長物語
1980年代。家庭でも学校でも居場所のない小学校5年生のみなと。同級生の悟とつかまえたレース鳩がきっかけで、オランダ人の父を持つ女の子・ユリカに出会う。彼女は「町を出たい」と打ち明け…。
(集英社HPより)
小学5年生のみなと、悟、ユリカが「鳩」を通じて友情を育む物語。
それぞれが胸に仕舞っている悩み。
みなとは、若い継母に馴染めない。
継母と連れ子の3歳の浩太が加わった家族のなかに居場所がない。
悟は、厳しい父親との暮らし。
母親は父と離婚後、離れて行った。
ユリカは、オランダ人の父と日本人の母を持つ。
日本人と外見が違うことで、いろいろな辛い目に遇ってしまう。
3人とも今の自分の状況から、ちょっと逃れたいと思っていて、そんな時、「鳩」を通じて知り合い、「鳩レ-ス」の存在が更に3人を結びつける。
鳩レ-ス・・・こどもの頃、近所でやってる人が居たような・・・
今は殆ど、やってる人を知らないけど。
後半は、35歳になった、みなとたちの話。
それぞれが、社会に出て、生きている姿が描かれる。
みなとと悟は、それぞれが鳩を所有し、レ-スに参加していて、大人になった現在までの経緯が簡単に語られる。
ユリカの悩みは、その後、良い方向に解決したこともわかってホッとした。
みなとと悟の抱えていたものも時が経って自然に解決した様子。
前半は児童向けの青春小説のようだけど、最後まで読むと、これは大人向けの物語だと思う。
スラスラと読めて面白かった。
★★★
発行年月:2010年12月
第5回ポプラ社小説大賞受賞作。
「命とは何か?」「人間の価値とは何か?」という
深遠なテーマに、ダイナミックな物語構成で鋭く切り込む。
(ポプラ社HPより)
水嶋ヒロが書いたと話題になった本なので、冷やかし半分で読んでみました^^;
評価もマチマチだったので、自身で確かめたいという気持ちも大きくて・・・。
すごく読みやすかった。
そして、意外と楽しめた。
悪くないじゃん!初めて発表した小説がこれなら今後も期待出来そう!
主人公の大東康雄は、自殺しようとしたところを、京谷に止められる。
京谷はドナ-レシピエント協会のコ-ディネ-タ-で、ヤスオに死んだ後の肉体の臓器提供を申し出る。
最初から、面白い展開になりそうだという設定であり、ヤスオはどうなる?と興味が沸きました。
死ぬと決めたヤスオの気持ちのなかに、変化が生じてくる少女との出会いがあって、この少女との会話の場面はなかなか良かった。
そしてラスト。
いろんな解釈が出来そう。
わたしは悪くない終わり方だと思った!
もっとダ-クな内容かと思っていたけど、意外と明るいかんじで「命」の大切さを著者なりに懸命に伝えようとしていると感じた。
期待半分で読んだけど、案外良い出来だと評価したい!
別に水嶋ヒロのファンじゃないけど、小説家としての「齋藤智裕」のファンにはなれそう。
次回作も是非、読ませてもらいたい(^^)
第5回ポプラ社小説大賞受賞作。
「命とは何か?」「人間の価値とは何か?」という
深遠なテーマに、ダイナミックな物語構成で鋭く切り込む。
(ポプラ社HPより)
水嶋ヒロが書いたと話題になった本なので、冷やかし半分で読んでみました^^;
評価もマチマチだったので、自身で確かめたいという気持ちも大きくて・・・。
すごく読みやすかった。
そして、意外と楽しめた。
悪くないじゃん!初めて発表した小説がこれなら今後も期待出来そう!
主人公の大東康雄は、自殺しようとしたところを、京谷に止められる。
京谷はドナ-レシピエント協会のコ-ディネ-タ-で、ヤスオに死んだ後の肉体の臓器提供を申し出る。
最初から、面白い展開になりそうだという設定であり、ヤスオはどうなる?と興味が沸きました。
死ぬと決めたヤスオの気持ちのなかに、変化が生じてくる少女との出会いがあって、この少女との会話の場面はなかなか良かった。
そしてラスト。
いろんな解釈が出来そう。
わたしは悪くない終わり方だと思った!
もっとダ-クな内容かと思っていたけど、意外と明るいかんじで「命」の大切さを著者なりに懸命に伝えようとしていると感じた。
期待半分で読んだけど、案外良い出来だと評価したい!
別に水嶋ヒロのファンじゃないけど、小説家としての「齋藤智裕」のファンにはなれそう。
次回作も是非、読ませてもらいたい(^^)
★★★
発行年月:2010年11月
次期華道家元でぼっち部部長のマスノくんを囲む
超個性派集団の笑いと涙の青春譚!
他人とうまくやれない人、人間関係に悩む人に
励ましと勇気を与える1冊です。
(ポプラ社HPより)
表題を見るとマスノくんが主人公のようですが、語りは倉沢チナツの目線で進む。
チナツは高校入学早々、病欠し、登校したときにはクラス内には既にグル-プのような物が出来上がっていた。
仲間に入れてというのも面倒で、一人で過ごすことが続く日々。
そんなある日、一人外で昼食を摂っていたら、マスノくんが現れた。
マスノくんの物言いはどこか品があるなぁ~と思ったら、いけばな雪宝流次期家元だとか。
なるほど~。
チナツに部室に一度遊びにくるよう誘うのだけど、その誘い方もユニ-ク。
部室を訪ねたら数人の男女。
それが部員たちなのだけど、皆、個性的。
非公認サ-クルの一人部長・増野シンイチロウ。
第二演劇部の一人部長・西園寺ユリヤ・・・プロの女優志望。
戦士部の一人部長・田尻サトシ・・・覇王丸豹牙(はおうまるひょうが)の別名を持つ戦士。
そして、実態は謎でネットを通じて交信のスカイプ。
そんなところに加わったチナツ。
初日に手作りのシフォンケ-キを持参し、以来何かと手作りおやつを提供するおやつ要員と化す。
一人一人は多分、クラスのなかでも浮いてるのかもしれない面々。
けれど、そんな個性を否定しないで集まれる仲間の存在があるっていうのはいいかも(^^)
探偵と表題にあるけど、そんなすっごい事件が起きるわけでもない。
でも、偽造テレカの入手経路を探ったり、遺失物の捜索をしたり、スナイプが提供したゲ-ムを攻略したり・・・楽しい。
そして謎のスナイプの実態も少し明かされる。
淡々と描かれる高校生の日常なので、盛り上がりとかあまりないけど、こういう物語、好きだなぁ~。
「TEAM★ BOTCH」彼らのその後も読みたいなぁ~なんて思った。
次期華道家元でぼっち部部長のマスノくんを囲む
超個性派集団の笑いと涙の青春譚!
他人とうまくやれない人、人間関係に悩む人に
励ましと勇気を与える1冊です。
(ポプラ社HPより)
表題を見るとマスノくんが主人公のようですが、語りは倉沢チナツの目線で進む。
チナツは高校入学早々、病欠し、登校したときにはクラス内には既にグル-プのような物が出来上がっていた。
仲間に入れてというのも面倒で、一人で過ごすことが続く日々。
そんなある日、一人外で昼食を摂っていたら、マスノくんが現れた。
マスノくんの物言いはどこか品があるなぁ~と思ったら、いけばな雪宝流次期家元だとか。
なるほど~。
チナツに部室に一度遊びにくるよう誘うのだけど、その誘い方もユニ-ク。
部室を訪ねたら数人の男女。
それが部員たちなのだけど、皆、個性的。
非公認サ-クルの一人部長・増野シンイチロウ。
第二演劇部の一人部長・西園寺ユリヤ・・・プロの女優志望。
戦士部の一人部長・田尻サトシ・・・覇王丸豹牙(はおうまるひょうが)の別名を持つ戦士。
そして、実態は謎でネットを通じて交信のスカイプ。
そんなところに加わったチナツ。
初日に手作りのシフォンケ-キを持参し、以来何かと手作りおやつを提供するおやつ要員と化す。
一人一人は多分、クラスのなかでも浮いてるのかもしれない面々。
けれど、そんな個性を否定しないで集まれる仲間の存在があるっていうのはいいかも(^^)
探偵と表題にあるけど、そんなすっごい事件が起きるわけでもない。
でも、偽造テレカの入手経路を探ったり、遺失物の捜索をしたり、スナイプが提供したゲ-ムを攻略したり・・・楽しい。
そして謎のスナイプの実態も少し明かされる。
淡々と描かれる高校生の日常なので、盛り上がりとかあまりないけど、こういう物語、好きだなぁ~。
「TEAM★ BOTCH」彼らのその後も読みたいなぁ~なんて思った。
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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