夢見がちで、「フシギちゃん」と呼ばれている歩美の友人は智香だけだった。事故で急逝した智香に一目会いたいと願う歩美。かつて智香の祖母が語った、時空を超えてこの世のあらゆるものを売り買いするという幻の商人”スーサ”に依頼し、智香にあって話したいと強く願う。 深夜スーサは現れた。。スーサは歩美の長い黒髪と交換に取引を承諾し、歩美の冒険が始まった。
(徳間書店HPより)
二部構成の物語。
最初の話は、異国の時代も現代ではないような雰囲気。
ス-サと呼ばれる商人の話。
右眼は銀色で鋭利なナイフのようとか、音もなくどこからか現れると説明があり、ちょっと不気味。
どこかの国の昔話的語りの一話と変わって、第二話は現代の日本の中学生が冒頭出てくる。
二人の少女智美と歩美は幼馴染で、仲良しだが少しずつその関係がギクシャクしたものになってきている。
そして・・・智美が突然、事故で亡くなってしまう。
もう一度、智美に会いたいと思う歩美の前に突然、現れるス-サ。
物語の中でしか存在しないようなキャラクタ-が現実に現れる。
歩美もかつて、智美の亡くなった祖母から物語としてス-サのことを聞いていた。
そして始まる冒険。
短い話なのに、わくわくしたりドキドキしたり、非常に面白かった!!
第一話で不気味な印象だったス-サだけど、第二話ではク-ルで格好いい印象に変わりました。
表紙の絵は個人的に好きじゃないけど・・・・

★★★★
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茉里、深雪、真吾、千博。
四人が出会えたことは、奇跡なのかもしれない。
藤平茉里、綾部深雪、苅野真吾、駒木千博。
中学に入学して同じクラスになった4人。
それぞれ家庭環境も違えば、性格も違う4人だったか、
夏休みの宿題で発表する年表作りを一緒にすることなってから、
次第にお互いの存在を認め合うようになるのだが……。
中学生と13歳だったあなたのために。
(光文社HPより)
青春小説のお手本のような物語です。
あさのさんの描く少年少女たちは清々しくていいなぁ~。
心の中では、嫉妬やら自信喪失やら家族内での問題やら思春期特有のモヤモヤしたものも抱えているけど、仲間が居るって素晴らしい!!
ちょっとした偶然で、仲良くなった男女4人の関係が素敵。
こんな友達関係が中学時代で出来たら、理想的だろうなぁ~。
夏休みの課題である自分たちの住む地域の年表づくりを共同制作する4人。
でも、出来上がった年表が元でクラス内である出来事が起きて・・・・どうなる?と思いましたが、
最後は、めでたく解決。
誰も悪い人が出てこない。
みんな優しい気持ちを持っている。
こういう小説は、ホント、心が洗われるわ~。
★★★
あさのあつこ初のモダン・ミステリー
男は、血管が透けて見えるほど白い頸を絞めて、女を殺す。男は、車で逃げる。月の光が注ぎ雨の降る夜、少年と幼女が、男の運転する車の窓ガラスを叩く……。
「……女性の死体が発見されました。昨夜、〇〇区〇〇のホテルの一室で、女性が殺されているのをホテルの従業員が発見し、110番通報をしました。女性の年齢は30歳から……」-----<本文より>
(講談社HPより)
ちょっと前の作品ですが、初のモダンミステリ-という言葉に惹かれて読んでみました。
なるほどこういうのがモダンミステリ-なのですね・・・笑
主人公は、女性を殺し車で逃亡中の吉行明敬。
女性を何故殺したのか?その女性とはどんな関係だったのか?
殺人に関しては謎のまま、逃亡中に街路灯のない山道を走っていて、出会った少年・白兎(はくと)と和子(通称、かこちゃん)に出会い、3人の旅が進行してゆく。
旅館では親子に成りすます事が出来、逃亡には好都合。
白兎とかこちゃんの関係は、兄妹ではない。
この二人の様子は何処か浮世離れしたかんじ。
そして、明敬の過去を回想する場面もあり、この二人はひょっとして・・・と明敬と過去に何らかの関わりがあった人物なのでは?と予測する。
けれど、ハッキリは描かれず、この物語は読み手の解釈がいろいろに出来るものなのかも。
読解力が試される?
何もかもが、あやふやなままという感じなのに、独特の魅力があり飽きずに最後まで楽しめた。
あさのさんのミステリ-、また読みたい!
★★★★
少年剣士の凛々しさが眩しい時代青春小説
山河豊かな小藩、少年剣士たちは兄の死や身分の葛藤を越え成長してゆく。子供と大人の境にある一瞬の美しい季節を瑞々しく描きだす
(文藝春秋HPより)
あさのさんの時代小説。
道場で日夜、強くなりたいと剣術の稽古に励む少年たちが生き生き描かれる。
新里林弥は12歳のとき、尊敬していた兄を何者かに惨殺されている。
剣術に長けていた兄が刀も抜かぬまま背後から斬られたとは、信じられない。
なぜ?誰が?
その疑問を抱えたまま成長し、二年後、兄から剣術を学んでいたという樫井透馬が現れる。
透馬の父親は筆頭家老。
いずれは透馬も父親の役目を継ぐ者かと思われたが、妾の子であり、父親の正室には息子もいるのだとか。
林弥の道場仲間である源吾や和次郎を加えての少年たちの会話は、時代は違っても興味のあることは同じとみえて、ちょっと微笑ましい。
遊女に通う源吾は、お調子者で憎めないキャラクタ-だったけど、後半、ある事件に巻き込まれ悲しいことに。。。。(/_;)
その事件が、林弥の兄を惨殺した事にも繋がっていて、驚きの事実もありで、お役目とはいえ、そんな事が出来るのか!?しなくてはならないのか?と、なんとも言えない虚しさを感じた。
明るく爽やかなだけでなく、その時代の酷な部分も描いていて、読み応えがありました。
それぞれの家の要となるべき少年たちのこれより少し先の話も読みたいな。
★★★★
夏の甲子園の圧倒的な空気に魅せられ、
中学で本格的に野球を始めた瑞希。
しかし、地元の小さな中学校では先輩たちの卒業に伴い
エ-スピッチャ-がいなくなってしまう。
このままでは、地区大会すら絶望的だ。
そこに幼なじみでチ-ムメイトの良治が飛び込んでくる。
「ピッチャ-、見つけたぞ!」
しかし透哉というその少年は、心に傷を負っていて-------。
(本の帯文より)
あさのさんの有名な野球小説「バッテリ-」から5年後の再び野球に打ち込む少年たちを描いた爽やかな青春小説。
「バッテリ-」は未読ですが、この話は、まだ新たな野球チ-ムが動き出したばかりの物語で、冒頭の中学生の地方大会で優勝したシ-ンから始まる。
そして、その場面から遡り、チ-ムの要であるピッチャ-の透哉と二人の少年・キャッチャ-の瑞希とファ-ストの良治の出会いから語られる。
瑞希と良治は幼い頃からの友達で、二人の会話が楽しい。
明るくて物怖じしない良治と物事を冷静に捉えて行動する瑞希。
性格は違うけど、二人との優しい。
そんな二人がワケありで転校してきた透哉と出会う。
透哉も優しい子。それゆえ、前の学校で辛い経験をしていて、母親の実家で一人暮らしの祖母・美沙子の元に一人で来ている。
学校にも行けず他人と話すのが苦手。
透哉に接し、透哉の心を少しずつ開いていく瑞希と良治。
その過程が自然で優しく、ジ~ンとした。
友達の存在って偉大だ!
まだ、始まったばかりのこのチ-ムが地区大会優勝まで辿った詳しい経緯も書いて欲しいな~。
夏のこの時期にピッタリの青春小説でした!
挿画は佐々木こづえさん。
この挿画も好き♪
★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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