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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2015年11月


 この苛立ち、この焦燥、この憎悪、この執着。

剣呑で歪で異様な気配を纏う、同心信次郎と商人清之介

彼らの中に巣くう何かが江戸に死を手繰り寄せる
今は亡き父と向き合い、息子は冷徹に真実を暴く

心に虚空を抱える同心木暮信次郎
深い闇を抱える商人遠野屋清之介
宿命に抗う男たちの、生きる哀しみと喜びを描く

               (光文社HPより)




「弥勒シリーズ」第6弾ですね。

今回は、同心・小暮信次郎が何者かに刺されるという事件が起きる。
その犯人は、すぐに何者かによって殺された。

信次郎は何故、刺されたのか?
殺された男・徳助は20年前、島流しの刑に処され、生き延びて江戸に戻って来て
いた男。
20年前、まだ幼かった信次郎が恨みを買うはずもなく・・・
父・小暮右兵衛に恨みを抱いていた?

20年前の徳助が犯した罪。それに関与していた右兵衛。
信次郎が20年前の事件と徳助殺しの真相を追う。

そして、商人・遠野屋清之介が再び刀を手にする時が。


登場人物たちが魅力的。
信次郎と清之介の間にいる伊佐治親分も良い。
二人の緊張感ある場も和ませるような存在あり。

このシリーズ、ますます面白くなっていきそう。



                         ★★★★
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発行年月:2015年11月


誰のことより、自分のことが分からない

野球部を引退したばかりの渓哉は未来を前に立ち竦んでいた。
モラトリアムの季節を前にした高校生の逡巡を丹念に描く、傑作青春小説。

                   (文藝春秋HPより)



岡山県の高校3年生(岡山は著者の故郷ですね)。
真中渓哉、津中実紀、深野栄美が主な登場人物。

実紀と栄美ははとこ。
渓哉と実紀は、野球部をこの夏の県大会2回戦敗退後で引退したところ。

栄美の家は湯郷でも老舗の1件「みその苑」を経営する。
実紀は渓哉を誘って、栄美の家が経営する「みその苑」の湯に度々、浸かりにいく。
夕飯もご馳走になること多々。

そして、見慣れない女性・青江里香と知り合う渓哉と実紀。

会いたい人に会いに来たと言う・・・それは渓哉の兄・淳也だった。


進路問題、恋愛事情、悩み多き青春時代を爽やかに描いた物語でした!

世の中、こんな爽やかな高校生ばかりだったらいいなぁ~。

表題通りの清涼感溢れる、あさのさんお得意の青春物語でした(^^)


                         ★★★★★



 



発行年月:2014年9月


 相次ぐ死。危険な香りを纏(まと)う謎(なぞ)の男。許されぬ恋。
そんなに一途(いちず)になっちゃあいけねえよ。
こんなに苦しいのに、想わずにはいられない──
少女が大人の女性へ変わっていく季節を鮮烈に描く!

人を想うことは罪ですか──
本所深川六間堀町(ほんじょふかがわろっけんぼりまち)の太物(ふともの)問屋『あたご屋』の一人娘お八重(やえ)は17歳。母は亡くしたものの、父の重蔵(しげぞう)と祖母の久利(くり)、伯母のお竹(たけ)に加え、お付きとなった16歳の女中・おちかに囲まれ、幸せな日々を送っていた。だがある日、“川獺(かわうそ)”と名乗る男に出逢った瞬間(とき)から人生が一変する。初めての恋に落ちたのだ。そしてその日から、人生の日向(ひなた)しか知らなかったお八重の周りには、謎(なぞ)が、死が、災厄が忍び寄ってきた……。

                     (祥伝社HPより)




お嬢様育ちのお八重が恋した相手は、自分のことを「かわうそ」と名乗る謎多き男。
お八重をいつもそばで支える1つ年下のおちかが健気で可愛い。

無鉄砲で世間知らずのお嬢様を、懸命に支え、年は1つ下だけど、
おちかの方がずいぶんとしっかりしている印象でした。

この時代には、成就しそうにない恋愛相手。
最初から切ない恋の話の予感でしたが、やはり最後は切なかった。
「かわうそ」と名乗った男は、この後、どんな生き方をしていくのだろう?
まっとうに履物屋として成功してくれたらいいな。

『あたご屋』の家族が良い感じ。
母親は居なくても、祖母や伯母がその代わりを務めてくれて、おちかたちも居る。


「かわうそ」と名乗る男も、そんな幸せな家で暮らすお八重に段々と惹かれながらも
お八重の幸せを思って、忠告し、自分は姿を消す。
謎多き男だったけれど、人としては魅力あるかんじだった。



数々の殺しの犯人の真相は、ああ、やっぱりね・・・・という感じでしたが
まあまあ楽しめました♪


                         ★★★



発行年月:2007年10月


怖いけれど哀しい、おぞましいけれど面白い。
中世の王国の物語と現代の恐怖譚のつづれ織り。

王妃に仕える侍女ツルと、小さな街に住む現代の老女の謎とは。

                   (本の帯文より/徳間書店)




12の嘘と12の真実は、交互に語られる中世の王国の話と

とある街に1人で暮らす老女・ツルの話。

中世の王国の后に仕えるツルが何とも悪い奴なのです。
無知な后にあることないこと告げて恐ろしい事態へと誘導していく。

現代の老女ツルもどこか怪しげで気味が悪い。
訪ねてくるお客に時には親切心で対応するけれど、本音にあるのは恐ろしい
悪巧みだったりする。


あさのさんのダークな部分が読めて興味深い話でした。

最後の話「崖の上」は、おまけ的にあった全く別の短編で、これがまた
怪しく哀しく恐ろしい。

いろんな話を書ける作家さんだなぁ~と感心しました!


                             ★★★★ 



発行年月:2014年8月


 主人公は翠川真緑(みどりかわみどり)。通称グリーン・グリーン。県立農林高校の新米教師だ。畜産科には山羊と豚がいるし、園芸、栽培科には花、果樹、野菜の畑や、ビニールハウスが並んでいる。林業科には研修林や、炭焼き窯まで揃っている。都会で育った真緑は失恋のショックを炊きたてのおにぎりで、救われたことがある。お米の美味さに感動した真緑が出会った農林高校での驚愕と感動の日々! あさのあつこが農業高校を舞台に描く青春ドラマ。

                    (徳間書店HPより)




「グリーン・グリーン」って何?と思ったら、主人公のあだ名でした!

翠川真緑(みどりかわみどり)・・・ちょっとお笑い芸人みたいな名前^m^

でもとっても楽しいお話でした。

新米教師として赴任した農林高校。
そこに赴任しようと決めた理由もなんだかユニーク。
生徒たちも素直で可愛い。
先輩教師たちも個性的だけど、優しい。

そして、豚の201号との会話が良かったなぁ~。


あさのさん、ホントにいろんな話を書くな~と感心しちゃう。


                            ★★★
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