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自分の備忘録としてのものなので 本のネタバレ的内容も多々あり。
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発行年月:2018年11月


 中高女子校で共に過ごした潤子、みさ緒、礼香。ただいま34歳。彼氏いない歴=年齢だった礼香が突如結婚することになった。潤子はにわかに焦り、結婚相談所に入会、みさ緒も腐れ縁のダメ男と手を切る。それぞれの道を進む彼女たち、その先にあるものとは――。 「婚活小説」の枠を越えて、アラサー女子のリアルな胸の裡が痛いほどの共感度で伝わる物語。

                     (双葉社HPより)





3人の女性たちの婚活やら仕事やら。

仲良しの3人、会えば近況報告をして、彼がどうした、仕事がどうこうと
言い合う。

そんななか、一番、結婚しなさそうな国語教師の礼香が結婚すると言いだして
驚く2人。

3人のなかでも大林潤子の話が軸になっていて、潤子は結婚相談所に再入会。
でも、パーティでもイマイチ、気になる男性には巡り会えず・・・。
ただ一人、誠意ある態度で自分に近づいてきた金子とは数回、会う。
金子は容姿ではトキメキを感じないが、誠実な態度には好感を抱く。


30代半ばで仕事もやっている女性のリアルな姿を描いていて
自分の頃は、20代終盤がちょうど、同じような心境だったなぁ~と
懐かしく思い出しながら読んだ。


潤子と金子、良いカップルになれると思うな~。


礼香が結婚を白紙に戻し、みさ緒が結婚という最初では想像つかなかった展開に
なったのも面白かった。



                     ★★★
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発行年月:2018年12月


 「月は一年に三・八センチずつ、地球から離れていってるんですよ」。死に場所を探してタクシーに乗った男を、運転手は山奥へと誘う。「実はわたし、一三八億年前に生まれたんだ」。妻を亡くした男が営む食堂で毎夜定食を頼む女性客が、小学生の娘に語った言葉の真意。科学のきらめきが人の想いを結びつける短篇集。

                   (新潮社HPより)



初読みの作家さんかな?

短編集でしたが、どれも良いお話。
主人公たちが、前を向いて頑張っていくんじゃないかと思える話たち。


<月まで三キロ>
大手広告代理店勤務から独立した矢先、リーマンショックの影響で倒産。
多額の負債を抱え10歳年下の妻とは離婚。
実家に戻るが母が亡くなり、残された父の認知症が進む。

死に場所を探すが偶然、乗ったタクシーの運転手に山奥の場所を案内される。


この表題作は、舞台が地元近くなので、なんだか嬉しかった。
著者はこの場所をどうやって知ったのかな?と個人的に気になる^m^
大阪生まれだし、学校もこの辺りじゃなさそうなのに・・・。


ほかの話も良かった!

気象、化石、火山、などが絡んだ話が多く、著者の経歴で納得。


ほかの話も良かった!

<星六花>
<アンモナイトの探し方>
<天王寺ハイエイタス>
<エイリアンの食堂>
<山を刻む>


最後の<山を刻む>は、同じ主婦として共感する部分も多く
主人公のこれからにエールを送りたくなった!


好きだったのは<エイリアンの食堂>
父子家庭の謙介と鈴花(小4)。
食堂を営み、そこに平日ほぼ毎晩通う女性。
密かにエイリアンかも?と言い合う親子。
人気の日替わり定食を頼まず、曜日ごとに決まった物を注文する。
淡々と食事をして帰る、その女性。
が・・・・暫く来なくなり・・・再来店した時、声をかける。

こういう人間関係は、ほっこりするなぁ~。

全体的に、どの話も温かい。
ほかの書も読んでみたくなる作家さん。


                           ★★★★



発行年月:2018年9月


 「自分で選んだ人生を生きようともがく、対照的な二人の二十七歳。正確で精細に描かれた彼女たちの痛みと選択は、同じ壁の前でうつむく女の人たちの手を取るはずだ」あたし、あんたみたいな女って大っ嫌い。だから、化けの皮を剥いでやりたかった。でも、こんなものが見たいんだったか......?専業主婦の母に育てられた、リケジョでバリキャリの志穂子。厳しい教師の母に育てられた、家庭に重点を置く杏梨。女としてのスタンスが異なる二人が、志穂子の兄と杏梨の結婚で突然交わった時、彼女たちは何を思い、動くのか?宰賞受賞作家・伊藤朱里の新作は、女性のリアルをえぐり出す。

                    (中央公論新社HPより)




なかなか面白かった!
初めて読む作家さんかな?と思ったら・・・
『名前も呼べない』(デビュー作で改題して太宰治賞受賞作)を読んでいました!



27歳の女性2人の話。

今村志穂子と今村杏梨。

志穂子の兄・春彦(30才)と結婚した杏梨。
2人は義理の姉妹という間柄。

志穂子は、独身で理系。大手飲料メーカーの研究開発に関わっていて会社の社宅で
一人住まい。

杏梨は、眼鏡店に勤務。国語教師の母親との母子家庭で育つ。


2人の女性は性格的には、対照的だけど、お互い実母とあまり良い関係を
築いていない点では共通している。


そんな二人が志穂子の社宅に空き巣が入ったことで一時、同居することに。
お互い、表面上は何ら問題なくやり取りをするけれど、心の中では
色々なものを感じる。


杏梨は親友の理恵に会ってはその愚痴を言う。
それに対する理恵の言葉も、なかなか面白かった。


女の本音がいろいろ表されていて興味深い。
男性が読んでも全然、面白くない本だろうけどね~。


心理描写が巧い作家さんだな~と思った。
 県内出身だし、応援したい作家さん!!
 
 
 
                        ★★★★



発行年月:2018年11月

ふわり木の葉が舞うようにたどり着いたベルリン。

母との確執を越えて、気づいた「書くこと」の原点。

一針一針、希望の物語を紡いでいく。

生きることが心から楽しくなるエッセー。

デビューから10年、小川糸の<素顔>。

もくじ

第1章 日曜日の静けさ

第2章 母のこと

第3章 お金をかけずに幸せになる

第4章 わが家の味

第5章 双六人生

                       (毎日新聞出版HPより)



ベルリンでの生活を描いたお話が主ですが、
第2章の母親のことを書いた内容にはやや驚いた。

親との確執を赤裸々に・・・
でも母親を亡くしてから気づくことも。

愛情深くしてもらった良いことだけを胸に留めておけばいいと思う。
親だっていつも優しくいられるわけでもないだろうし・・・。



糸さんが虜になった、ラトビアという国にも興味津々。
旅番組で放送しないかなぁ~。
映像でみてみたい!


                        ★★★
 




発行年月:2018年11月

何をやってもうまくできない紙屋が家族のコネを使って就職したのは老舗の製粉会社。唯一の特技・文を書くこと(ただし中学生の時にコンクールで佳作をとった程度)と面接用に読んだ社史に感動し、社長に伝えた熱意によって入社が決まったと思っていたが――配属された総務部では、仕事のできなさに何もしないでくれと言われる始末。ブロガーの同僚・榮倉さんにネットで悪口を書かれながらも、紙屋は自分にできることを探し始める。一方、会社は転換期を迎え……?会社で扱う文書にまつわる事件を、仕事もコミュニケーションも苦手なアラサー男子が解決!? 人の心を動かすのは、熱意、能力、それとも……? いまを生きる社会人に贈るお仕事小説。

                     (双葉社HPより)




ユニークなお仕事小説。
32歳で優秀な兄の口利きで、やっと正社員として働くことになった紙屋。
総務部で社員にインフルエンザの予防接種を勧告する文章メールを
社員に送信することが最初の仕事。

開発部の榮倉さんの書いているブログ「どうしようもない私の会社を綴る」を
日々チェックする紙屋。

2人のやり取りも面白かった。


会社は別会社に吸収合併され、退職者も続出。
紙屋自身も退職する最後。

でも、なかなか面白かった。

紙屋は、この後、どんな仕事をするのかな?

器用じゃなくても誠実だということで認められる職場に就けるといいな。



                       ★★★
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