発行年月:2023年10月
「いつか」ではなく、今、大切な人に伝えたい。
累計70万部のベストセラー、「ツバキ文具店」シリーズ最新作。
鎌倉と小高い山のふもとで、代書屋を営む鳩子。家事と育児に奮闘中の鳩子が、いよいよ代書屋を再開します。可愛かったQPちゃんに反抗期が訪れたり、亡き先代の秘めた恋が発覚したり、新しく引っ越してきたお隣さんとの関係に悩まされたり……。代書屋としても、母親としても、少し成長した鳩子に会いにぜひご来店ください。
(幻冬舎HPより)
ミツローと結婚して、陽菜(QP)ちゃんのお母さんになった鳩子(ぽっぽ)。
更に二人の子どもが生まれていて5人家族になって大忙し。
下の子たちは年子で、同学年!(なかなか、ないことだよね?)
それを機に代書を再開する。
代書お願いの人たちとの関わりもまた素敵な物語。
・余命短い女性が娘のために書いてほしい
・ペットフード輸入販売を始めた弟分に商品発送の際に入れる手紙を書いてほしい。
・84歳の父親に車の運転をやめて欲しいというお願いを書いてほしい
・毒親に自身が同棲のパートナーと生活しているというカミングアウトを
手紙にしてほしい。
他にも、先代(祖母)が付き合っていた妻子ある男性美村の親戚・冬馬からの連絡で
祖母と美村の恋を併せて供養することに。
先代と美村のお互いへの想いを知る鳩子。
素直で可愛かったQPちゃんが鳩子に対してだけ冷たい態度を取っている理由。
終盤、その理由をQPちゃん自身が鳩子に告げる。
ちゃんとした理由があったんだぁ~。
話せて良かったし、鳩子も聞けてよかった。
バーバラ夫人の住んでいたところに引っ越して来たお隣さんからの苦情には
どうしたらいいのか、苦悩の日々を送っていた鳩子だが
南仏から一時帰国した、バーバラ夫人の機転でその関係が良い方向になる。
さすが、バーバラー夫人!
今回も楽しかった。
このシリーズ、まだ続くかなぁ~?
下の子2人の話がほぼなかったから、今度はそんな話も読みたいな。
★★★★
(幻冬舎HPより)
ミツローと結婚して、陽菜(QP)ちゃんのお母さんになった鳩子(ぽっぽ)。
更に二人の子どもが生まれていて5人家族になって大忙し。
下の子たちは年子で、同学年!(なかなか、ないことだよね?)
それを機に代書を再開する。
代書お願いの人たちとの関わりもまた素敵な物語。
・余命短い女性が娘のために書いてほしい
・ペットフード輸入販売を始めた弟分に商品発送の際に入れる手紙を書いてほしい。
・84歳の父親に車の運転をやめて欲しいというお願いを書いてほしい
・毒親に自身が同棲のパートナーと生活しているというカミングアウトを
手紙にしてほしい。
他にも、先代(祖母)が付き合っていた妻子ある男性美村の親戚・冬馬からの連絡で
祖母と美村の恋を併せて供養することに。
先代と美村のお互いへの想いを知る鳩子。
素直で可愛かったQPちゃんが鳩子に対してだけ冷たい態度を取っている理由。
終盤、その理由をQPちゃん自身が鳩子に告げる。
ちゃんとした理由があったんだぁ~。
話せて良かったし、鳩子も聞けてよかった。
バーバラ夫人の住んでいたところに引っ越して来たお隣さんからの苦情には
どうしたらいいのか、苦悩の日々を送っていた鳩子だが
南仏から一時帰国した、バーバラ夫人の機転でその関係が良い方向になる。
さすが、バーバラー夫人!
今回も楽しかった。
このシリーズ、まだ続くかなぁ~?
下の子2人の話がほぼなかったから、今度はそんな話も読みたいな。
★★★★
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発行年月:2024年6月
「わたしの背中、こわいですか」気高く生きる女との邂逅を描いた大人の物語
アイヌ紋様デザイナー・赤城ミワ。
彼女といると、人は自分の「無意識」に気づいてしまう。
自分の気持ちに、傷ついてしまう――。
そして、彼女は去ってゆく。忘れられない言葉を残して。
桜木紫乃の真骨頂、
静かに刺してくる大人の物語。
(収録作)
「谷から来た女」…2021年。大学教授の滝沢は、テレビ局の番組審議会でミワと出会う。大人の恋愛を楽しむ二人だったが…。
「ひとり、そしてひとり」…2004年。アクセサリーショップとセクシーパブで働く千紗は、夜のすすきのでデザイン学校の同期・ミワと再会する。
「誘う花」…1999年。教育通信の記者・譲司は、取材で出会ったミワの弟・トクシがいじめられていることに気づく。
「無事に、行きなさい」…2015年。レストランシェフの倫彦は、ミワとの将来を信じながらも、どこか遠さを感じている。
「谷へゆく女」…1982年。母を亡くした中川時江は、高校卒業と同時に、文通相手の赤城礼良を頼って北海道へ向かう。
「谷で生まれた女」…2023年。北海道テレビプロデューサーの久志木は、ミワのドキュメンタリーを撮影するが…。
(文藝春秋HPより)
主人公の赤城ミワがミステリアスでいいかんじ。
アイヌ舞踊の伝承者であり、アイヌ紋様を現代的にアレンジして生活空間に
取り入れていくデザイナーであり、スタジオMIKEを運営者。
ミワと出会う人たちの物語が短編で。
なかでも<谷へゆく女>が印象的だった。
ミワの父親と母親が札幌で出会い、アイヌの里のある谷へと
生活の拠点を変えるまでの話。
ミワの父親は赤城礼良・・・レラはアイヌ語で「風」の意味だという。
母親は時江。
二人の出会いは文通。
漫画雑誌のペンフレンド募集で文通を通じ2年半の交流後、時江は
福岡から札幌へ赤城礼良に会いにきた。
時江は高校卒業後、卒業式前に一人で。
母親と暮らしていたが、その母親が亡くなり、身内がなく
自由の身での思い切った行動。
私立高校に通い成績は常にトップクラスだったが、スナック経営の
母親が半分、身を売りながら稼いだお金で通い続けたと。
話としては、ミワが生まれたところで終わっていて、
もっと、この両親とミワの関係が読みたかった。
背中にアイヌの紋様を入れたのは父親だと言っていたが、
その経緯も気になる。
お守りのように入れたとか言っていたけれど、アイヌにはそういう習わしが
あるのだろうか?(背中に入れるというような・・・)
長編で読みたい部分だったな~。
でも、短篇それぞれの話も楽しめた。
★★★
(文藝春秋HPより)
主人公の赤城ミワがミステリアスでいいかんじ。
アイヌ舞踊の伝承者であり、アイヌ紋様を現代的にアレンジして生活空間に
取り入れていくデザイナーであり、スタジオMIKEを運営者。
ミワと出会う人たちの物語が短編で。
なかでも<谷へゆく女>が印象的だった。
ミワの父親と母親が札幌で出会い、アイヌの里のある谷へと
生活の拠点を変えるまでの話。
ミワの父親は赤城礼良・・・レラはアイヌ語で「風」の意味だという。
母親は時江。
二人の出会いは文通。
漫画雑誌のペンフレンド募集で文通を通じ2年半の交流後、時江は
福岡から札幌へ赤城礼良に会いにきた。
時江は高校卒業後、卒業式前に一人で。
母親と暮らしていたが、その母親が亡くなり、身内がなく
自由の身での思い切った行動。
私立高校に通い成績は常にトップクラスだったが、スナック経営の
母親が半分、身を売りながら稼いだお金で通い続けたと。
話としては、ミワが生まれたところで終わっていて、
もっと、この両親とミワの関係が読みたかった。
背中にアイヌの紋様を入れたのは父親だと言っていたが、
その経緯も気になる。
お守りのように入れたとか言っていたけれど、アイヌにはそういう習わしが
あるのだろうか?(背中に入れるというような・・・)
長編で読みたい部分だったな~。
でも、短篇それぞれの話も楽しめた。
★★★
発行年月:2023年12月
人間も一番美しい時に標本にできればいいのにな
蝶が恋しい。蝶のことだけを考えながら生きていきたい。蝶の目に映る世界を欲した私は、ある日天啓を受ける。あの美しい少年たちは蝶なのだ。その輝きは標本になっても色あせることはない。五体目の標本が完成した時には大きな達成感を得たが、再び飢餓感が膨れ上がる。今こそ最高傑作を完成させるべきだ。果たしてそれは誰の標本か。――幼い時からその成長を目に焼き付けてきた息子の姿もまた、蝶として私の目に映ったのだった。イヤミスの女王、さらなる覚醒。15周年記念書下ろし作品。
(角川書店HPより)
蝶博士として世に知られる榊 史郎が犯した猟奇的殺人。
少年6人を標本にして、その写真を残した。
物語は、蝶を採取して遊んでいた小学生の榊史郎に、画家である父親が
昆虫採集セットを一緒に買いに行き、一緒に採取し、標本にするまでを指導
してもらい、以後は一人で採取した蝶を標本にする。
ただ並べるだけでなく、背景に絵を描き、蝶を置き、夏休みの課題として
提出しようと思っていた。
そんなとき、父の元に15年ぶりに画家の一ノ瀬佐和子が連絡をしてきて
自分の肖像画を描いてほしいという。
重い病に罹り、今の姿を絵にして欲しいと。
絵が完成し、佐和子とその夫と娘の留美がいっでょに完成した絵を受け取りに。
そこで、史郎が完成させた蝶の標本も披露し、留美がそれを気に入り
欲しいと。
大人になった留美は画家に。
史郎は蝶の分野では権威と呼ばれ教授の職に就いていた。
史郎の息子・至は、祖父の血を受け継ぎ絵の才能を持つ。
留美が主催する絵画合宿に参加の誘いを受ける。
他の参加者は5人。
モデルは留美の娘・杏奈。
この夏の絵画合宿から悲劇が始まっていく。
元々、持っていた猟奇的な嗜好が、色々な偶然が重なって現実のものに
なってしまったのか?
史郎が犯人だという前提で最初から読んでいたので、終盤のまさかの真犯人には
驚き、その真犯人だと思った人物とは別の人物が・・・とビックリする
展開で、さすが湊さん!と感心。
嫌な話だけど、凄かった。
蝶をみると思い出しそうだけど。。。。(^^ゞ
★★★★
(角川書店HPより)
蝶博士として世に知られる榊 史郎が犯した猟奇的殺人。
少年6人を標本にして、その写真を残した。
物語は、蝶を採取して遊んでいた小学生の榊史郎に、画家である父親が
昆虫採集セットを一緒に買いに行き、一緒に採取し、標本にするまでを指導
してもらい、以後は一人で採取した蝶を標本にする。
ただ並べるだけでなく、背景に絵を描き、蝶を置き、夏休みの課題として
提出しようと思っていた。
そんなとき、父の元に15年ぶりに画家の一ノ瀬佐和子が連絡をしてきて
自分の肖像画を描いてほしいという。
重い病に罹り、今の姿を絵にして欲しいと。
絵が完成し、佐和子とその夫と娘の留美がいっでょに完成した絵を受け取りに。
そこで、史郎が完成させた蝶の標本も披露し、留美がそれを気に入り
欲しいと。
大人になった留美は画家に。
史郎は蝶の分野では権威と呼ばれ教授の職に就いていた。
史郎の息子・至は、祖父の血を受け継ぎ絵の才能を持つ。
留美が主催する絵画合宿に参加の誘いを受ける。
他の参加者は5人。
モデルは留美の娘・杏奈。
この夏の絵画合宿から悲劇が始まっていく。
元々、持っていた猟奇的な嗜好が、色々な偶然が重なって現実のものに
なってしまったのか?
史郎が犯人だという前提で最初から読んでいたので、終盤のまさかの真犯人には
驚き、その真犯人だと思った人物とは別の人物が・・・とビックリする
展開で、さすが湊さん!と感心。
嫌な話だけど、凄かった。
蝶をみると思い出しそうだけど。。。。(^^ゞ
★★★★
発行年月:2023年11月
☆2023年本屋大賞受賞作 シリーズ最新作☆
第20回本屋大賞受賞作『汝、星のごとく』続編
花火のように煌めいて、
届かぬ星を見上げて、
海のように見守って、
いつでもそこには愛があった。
ああ、そうか。
わたしたちは幸せだった
のかもしれないね。
『汝、星のごとく』で語りきれなかった愛の物語
「春に翔ぶ」--瀬戸内の島で出会った櫂と暁海。二人を支える教師・北原が秘めた過去。彼が病院で話しかけられた教え子の菜々が抱えていた問題とは?
「星を編む」--才能という名の星を輝かせるために、魂を燃やす編集者たちの物語。漫画原作者・作家となった櫂を担当した編集者二人が繋いだもの。
「波を渡る」--花火のように煌めく時間を経て、愛の果てにも暁海の人生は続いていく。『汝、星のごとく』の先に描かれる、繋がる未来と新たな愛の形。
(講談社HPより)
「汝、星のごとく」で、疑問に感じたことが、本書で全て解決した!
素敵な物語だったぁ~。
最初の<春に翔ぶ>は、北原草介先生が26歳の話。
大学で触媒の研究をしていたけれど、母が亡くなり、父親も入院し
経済的理由から大学院を辞めて高校教師(化学)の道に進んだ。
父親が入院していた病院は、生徒の明日見菜々の父親が経営していた。
菜々は、両親から大切にされていたが息苦しさも感じていて
スノーボード選手の片山敦(17歳)とも交際していた。
昼休みになると北原のいる化学準備室にきて、話をする。
北原がカップ麺を食べていると食べたいと。
以後、菜々のお弁当(母親の手作り)と交換して食べるように・・・・
菜々の悩みを聞き、北谷の試合会場まで送ったりしていたが、
菜々の妊娠がわかり、菜々は家を出て一人で産んで育てると。
北原先生の娘・結は、菜々と片山の子どもだったんだ~!!
いくら生徒の子どもとはいえ、自分が育てると言いそれを実行した
北原草介って、凄い!
やっぱり北原先生は、文句なしの良い人だったとわかり嬉しい!
そのほかの話も素敵だった。
<星を編む>
青埜櫂と久住尚人の作品が、世に出る寸前で全て帳消しになったことを
残念に思っている当時関わった植木と二階堂絵里がそれぞれの出版社で
編集長という肩書を得たのを機に二人でタッグを組んで再び世に出そうと
奔走する様がいい。
実際、世の中で脚光を浴び、重版がかかり映画化もされる。
自死した尚人、病死した櫂の努力がやっと認められてよかった・・(/_;)
<波を渡る>は、北原先生と互助会結婚した暁美と先生(草介)が
交互に語る。
二人はお互いを想い合って暮らしている。
結もオーストラリア人で寿司職人のノアと結婚することに。
それを結の実母・明日見菜々にも報告に行き、良い関係がすっと続いて
いたんだとわかる。
菜々も自立しフリーライターとNPO法人(若い女性の妊娠、出産を支える)と
しても働き、そこの代表・江本立夏が恋人。
結の結婚を機に、暁美と草介の関係も互助会結婚を越えた
真の夫婦という関係に変わっていくという話。
しあわせになるべき人たちが、幸せになって、良かった!!
★★★★★
(講談社HPより)
「汝、星のごとく」で、疑問に感じたことが、本書で全て解決した!
素敵な物語だったぁ~。
最初の<春に翔ぶ>は、北原草介先生が26歳の話。
大学で触媒の研究をしていたけれど、母が亡くなり、父親も入院し
経済的理由から大学院を辞めて高校教師(化学)の道に進んだ。
父親が入院していた病院は、生徒の明日見菜々の父親が経営していた。
菜々は、両親から大切にされていたが息苦しさも感じていて
スノーボード選手の片山敦(17歳)とも交際していた。
昼休みになると北原のいる化学準備室にきて、話をする。
北原がカップ麺を食べていると食べたいと。
以後、菜々のお弁当(母親の手作り)と交換して食べるように・・・・
菜々の悩みを聞き、北谷の試合会場まで送ったりしていたが、
菜々の妊娠がわかり、菜々は家を出て一人で産んで育てると。
北原先生の娘・結は、菜々と片山の子どもだったんだ~!!
いくら生徒の子どもとはいえ、自分が育てると言いそれを実行した
北原草介って、凄い!
やっぱり北原先生は、文句なしの良い人だったとわかり嬉しい!
そのほかの話も素敵だった。
<星を編む>
青埜櫂と久住尚人の作品が、世に出る寸前で全て帳消しになったことを
残念に思っている当時関わった植木と二階堂絵里がそれぞれの出版社で
編集長という肩書を得たのを機に二人でタッグを組んで再び世に出そうと
奔走する様がいい。
実際、世の中で脚光を浴び、重版がかかり映画化もされる。
自死した尚人、病死した櫂の努力がやっと認められてよかった・・(/_;)
<波を渡る>は、北原先生と互助会結婚した暁美と先生(草介)が
交互に語る。
二人はお互いを想い合って暮らしている。
結もオーストラリア人で寿司職人のノアと結婚することに。
それを結の実母・明日見菜々にも報告に行き、良い関係がすっと続いて
いたんだとわかる。
菜々も自立しフリーライターとNPO法人(若い女性の妊娠、出産を支える)と
しても働き、そこの代表・江本立夏が恋人。
結の結婚を機に、暁美と草介の関係も互助会結婚を越えた
真の夫婦という関係に変わっていくという話。
しあわせになるべき人たちが、幸せになって、良かった!!
★★★★★
発行年月:2023年5月
時代小説の名手が描く、ホロリと泣かせる
大江戸謎解き物語。
万両店の廻船問屋の末弟、鷺之介は齢十一にして悩みが尽きない。
その元凶は、かしましい三人の姉。
姉さん、また事件ですか?!
とっとと嫁に行ってもらって、静かな余生を送りたいーーーー
万両店の廻船問屋『飛鷹屋』の末弟・鷺之介は齢十一にして悩みが尽きない。
かしましい三人の姉ーお瀬己・お日和・お喜路のお喋りや買い物、芝居、物見遊山に常日頃
付き合わされるからだ。遠慮なし、気遣いなし、毒舌大いにあり。三拍子そろった三姉妹の近くに
いるだけで、身がふたまわりはすり減った心地がするうえに、姉たちに付き合うと、なぜかその先々で
事件が発生し……。そんな三人の姉に、鷺之介は振り回されてばかりいた。
ある日、母親の月命日に墓参りに出かけた鷺之介は、墓に置き忘れられていた櫛を発見する。
その櫛は亡き母が三姉妹のためにそれぞれ一つずつ誂えたものと瓜二つだったーーー。
(祥伝社HPより)
11歳の鷺之介が可愛らしい。
長兄の鵜之介を尊敬し、早く自分も兄と共に商いをしたいと思っている。
そのために、3人の姉には外に嫁にいってもらわなきゃと。
長女のお瀬己は、唯一嫁に行ったのに、出戻ってきた。
次女のお日和は、おっとりしていて、三女のお喜路はしっかり者だけど
理屈っぽい。
三人の姉の母親は、皆違う。
父親の鳶右衛門がよそに作った子達だが、母親のお七が育てた。
そのお七は病で鷺之助が6歳の時に亡くなっている。
3人の姉たちのかしましい様子も愉快で、それにやや困惑ぎみの鷺之介の様子が
なんとも愉快。
鷺之助が友達になった五百吉(いおきち)も逞しくて優しい子で、大人になっても
ずっといい関係が続くといいな~と思える。
小さな謎解きがあって、終盤は、鷺之助の出生の機密が明かされる。
自分は捨て子なの?と悲しむ鷺之助だったけれど、そうじゃなく
真相がわかったときは、よかったなぁ~とホッとした。
ほのぼのした江戸の家族の物語だった。
★★★★
(祥伝社HPより)
11歳の鷺之介が可愛らしい。
長兄の鵜之介を尊敬し、早く自分も兄と共に商いをしたいと思っている。
そのために、3人の姉には外に嫁にいってもらわなきゃと。
長女のお瀬己は、唯一嫁に行ったのに、出戻ってきた。
次女のお日和は、おっとりしていて、三女のお喜路はしっかり者だけど
理屈っぽい。
三人の姉の母親は、皆違う。
父親の鳶右衛門がよそに作った子達だが、母親のお七が育てた。
そのお七は病で鷺之助が6歳の時に亡くなっている。
3人の姉たちのかしましい様子も愉快で、それにやや困惑ぎみの鷺之介の様子が
なんとも愉快。
鷺之助が友達になった五百吉(いおきち)も逞しくて優しい子で、大人になっても
ずっといい関係が続くといいな~と思える。
小さな謎解きがあって、終盤は、鷺之助の出生の機密が明かされる。
自分は捨て子なの?と悲しむ鷺之助だったけれど、そうじゃなく
真相がわかったときは、よかったなぁ~とホッとした。
ほのぼのした江戸の家族の物語だった。
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女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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