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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2014年11月


 「死にたくなったら電話して下さい。いつでも。」
空っぽな日々を送る浪人生・徳山は、ある日バイトの同僚に連れられて十三のキャバクラを
訪れる。そこで出会ったナンバーワンキャバ嬢・初美から、携帯番号と謎のメッセージを渡
され、猛烈なアプローチを怪しむも、気がつけば、他のことは何もかもどうでもいいほど彼
女の虜に。殺人・残酷・猟奇・拷問・残虐……初美が膨大な知識量と記憶力で恍惚と語る「世
界の残虐史」を聞きながらの異様なセックスに溺れた徳山は、やがて厭世的な彼女の思考に
浸食され、次々と外部との関係を切断していき――。ひとりの男が、死神のような女から無
意識に引き出される、破滅への欲望。
全選考委員が絶賛した圧倒的な筆力で、文学と人類に激震をもたらす、現代の「心中もの」
登場! 第51回文藝賞受賞作。

                   (河出書房新社HPより)




インパクトある表題と表紙に負けない内容でした。
いや~面白かった!

主人公・徳山久志(21歳)は、三浪中。
居酒屋のバイトをしながら予備校に通わず独学して大学受験を控える身。
バイト仲間から誘われたキャバクラで、そこでナンバーワンのミミ(山仲初美)と
知り合う。
初美は何故か、久志に猛烈にアプローチ。
最初は、相手にする気がなかった久志だが、次第に初美に惹かれていく。


勉強とバイトの日々だった久志に刺激的な初美との関わりが生まれ
生活が一変していく。
初美は謎めいている。
その思考も独特で、久志に付き合いはじめの頃に「心中」を提案したりして。
危ないなぁ~こんな女から離れなきゃダメ!!と心の中で叫びながら読んでいました。


そんな状態でも、受験した大学すべてに合格。
喜ぶところですが・・・・なんだか嫌な予感・・・・そしてその予感的中!!(;O;)


これからの作家活動が楽しみです!
最初に発表の作品がコレって、凄い!!
読後感は決してよくないですが・・・^^;

次にどんな作品を書かれるのか、期待しちゃいます!


                          ★★★★★
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発行年月:2014年11月


 時は近未来、韓国を舞台にした言語戦争(サイキック・パンク)と、今の貴方に届くメイル…。
ネット限定販売で4000部完売。
朝日新聞他メディア騒然の小説、ついに一般版を単行本化。

                     (河出書房新社HPより)




ある日、知らない人から届くメイル。
それに返信したら、二人の別人(?)に届き・・・・・
またそれぞれに返信すると、更に別の者から返事が来て・・・・

こんなこと、実際あるのかなぁ~?

でも、せいこう氏のその対応がなかなかユニーク。

誰なのかも分からない自分の元に返信してくる人たちを、ひっくるめて
親愛なる・・・と称し、小説を書き始める。

その作中作、よくわからないけれど、なぜか続きが気になるお話。
ソンメジャの踊りに魅せられるキムとスズキの話。
でも・・・・せいこう氏が書き続けていたのは「花とみつばち」という童話らしい。
え?キムとスズキとソンメジャの話じゃなくて?????
混乱?????

なにがなんだかわからないけれど・・・・楽しかったのは間違いない。

せいこう氏、ユニークだわ~
こういうの結構、好きです(^^)



                         ★★★★



発行年月:2014年3月


 ステーキハウスのオーナー夫妻が、独身でオタクの妹を心配するあまり開いた合コン。そこに集まった、奇妙な縁の男女6名。結婚したかったり、したくなかったり、隠していたり、バツイチだったり…。彼らのさざ波のような思惑はやがて大きなうねりとなり、それぞれの人生をかき回していく―。ままならないけれども愉しい人生を、合コンをモチーフに軽妙な筆致で描く、かつてない読後感を約束する傑作長編!

              (BOOKデータベース/幻冬舎)



面白かったぁ~。
結婚したい6人の男女がある晩、ステーキハウスに集まり合コン。
設定したのは、店のオーナー夫妻。

≪合コン参加メンバー≫

・佐藤 歩(35歳)・・・小説や文章を書く仕事をしながら細々と暮らしている。
・住井瀬莉・・・ステーキハウスの常連客。オーナー夫妻との会話から合コンの話になり自身も参加することに。
・宮本さなえ・・・結婚相談所で数々の男性と知り合うが長続きせず。瀬莉に誘われて合コンに参加。


・小野利也・・・ステーキハウスに酒を卸している会社の跡取り息子。
・戸倉祐一郎(35歳)・・・彼女いない歴7年。プログラマー。
・米山正勝(38歳)・・・特殊機械部品メーカー勤務。実は既婚者。



6人の交流が、この夜の合コンによって始まる。
それぞれの語りで今までの恋愛の話、合コン前後の生活の変化などが綴られる。

結果、いろいろありながら、皆、落ち着きそうな予感(?)。

人と人の縁って面白いな。
合コン、もっと若い時、体験してみたら良かったかも・・・^m^


                           ★★★★





発行年月:2014年9月


 仕事に生きてきた洋美と専業主婦のリラは、乳児の予防接種会場で再会した。同級生だった彼女がまさか自分と同じ時期に同学年の男の子を産んでいたなんて。頼もしいママ友ができたと好ましく思っていたが、こども同士の諍いをきっかけに、悩み苦しみ傷つき葛藤する。やられるばかりの息子が歯がゆい、乱暴な息子を愛せない。女たちの心の叫びを描く、著者会心の書下ろし長編。

                     (光文社HPより)




2008年の初夏、中高で同級生だったリラと洋美は、子どもの予防接種会場で
偶然、再会する。
子どもが同学年で同じ男の子ということもあり、子ども連れで会うことが多くなるが
子どもが成長すると、その関わりにお互いが悩む。
体が大きくて乱暴な洋美の子ども・敏光と
体が小柄で優しい性格の光鳥(らいと)。
やがて同じ幼稚園に入園し、光鳥が敏光から怪我をさせられる。
子ども同士のことだからと大事にしなかったリラだが、ほかの保護者たちからも
敏光は乱暴で困っていると言うことを聞き、我慢していた気持ちが一挙に
敏光を園から追放する動きに加担することになり・・・・



子ども絡みのこういう問題は大なり小なり何処にもあること。
特に男の子の場合は、多いかも。
そんな子育て時代を大きなトラブルなく過ぎてきた、わたしは幸運だった!と
この物語を読んで思った。
自分の子どもが敏光のようだったら・・・・
想像しただけで苦しくなる。
洋美はよく耐えたなぁ~。
読みながら、敏光に対して虐待なんて展開だけは嫌だ!と思っていたが
そうならなかったことにホッとした。
時々見せる子どもらしい表情やしぐさにも気づいていたから
良い母親なんでしょう。

段々と子どもたちが大きくなっていく過程で、少しずつ落ち着いていく様子も
見られたのは、同じような子どもを持つ親が読んでも救われたかな?

一旦はこじれた洋美とリラの関係も、最後は少し修復のかんじなのも
読後感としては良く、ホッとした。


                           ★★★



発行年月:2014年1月

東京での過酷な仕事を辞め、故郷の新潟で深夜バスの運転手をしている利一。
ある夜、彼が運転するバスに乗ってきたのは、十六年前に別れた妻だった――。

父親と同じく、東京での仕事を辞めて実家に戻ってきた長男の怜司。
実現しそうな夢と、結婚の間で揺れる長女の彩菜。
そして、再婚した夫の浮気と身体の不調に悩む元妻、美雪。

突然の離婚で一度ばらばらになった家族は、
今、それぞれが問題を抱えて故郷に集まってくる。
全員がもう一度前に進むために、利一はどうすればいいのか。

家族の再生と再出発をおだやかな筆致で描く、伊吹有喜の新たな代表作!

                    (文藝春秋HPより)




離婚して16年の夫婦。

妻・美雪は、新たな家庭を持ち、子どももいる。

夫の利一は、東京と新潟を結ぶ定期高速バスの運転手。
夜間走行のときもあり、東京まで走ったときには、古井志穂の営む居酒屋へ行き
そこで休養するのが常。

そして、16年ぶりにバスに乗って来た美雪と会う。
実家の父が入院していて、家が空き家になっているため、時々、帰って
家の手入れやら父親の様子を見に言っているという。
思言わぬ再会から、ちょくちょく会うことになる。
美雪と利一は、高校の先輩後輩の関係だった。


それから東京で就職していた長男の怜司が何やら問題を抱えたふうで実家に戻ってくる。
何か精神的にも追い詰められている風だが、細かいことを聞き出せない利一。

長女の彩菜は東京でほかの友達2人と何やらイベントのようなものを催して
人気を得ているという。

それぞれの思いを抱えて一か所に集まった者たちが、自分のなかに抱えているものを
掃出し、また別々の場所で生きていくために進む・・・・そんなお話。

利一と志穂の関係が美雪の登場によって、壊れたのは、残念だった。
誤解があったとちゃんと説明するべきなのに・・・
利一のなんか、優柔不断な態度は女性としては、許せないな~。

ラスト、こちらの関係は、修復の余地ありかな?というかんじでしたが
志穂がこのままじゃ可哀想ですからね~



話がややグチャグチャしたけれど、まあまあ面白かったかな?


                        


                          ★★★
 
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪

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