発行年月:2026年4月
人気作家、小川糸の最新エッセイ集。
つくる人の人生を感じる、とっておきの料理と人に会うために
日本全国を巡礼します。
日本全国を巡礼します。
出身の山形では3代続く山の茶屋や想い出のパティスリーを、
南の沖縄では深い森で滋味あふれる料理を、
能登では復興と共に地元の食材や文化を守る人々に再会。
南の沖縄では深い森で滋味あふれる料理を、
能登では復興と共に地元の食材や文化を守る人々に再会。
訪れたのは8県20か所。
料理に携わる尊い生き方をする人々に出会い、彼らの料理を食べ、
心から豊かになっていく様子を静謐な文章で描きます。
(白泉社HPより)
小川さんが紹介している宿やお店、農家さん、酪農家さん、漁師さん
みんな素敵。
美味しいものが沢山出て来るけれど、それらを作る人たちが、素敵!
特に食べてみたいと思ったのは
佐渡島の佐渡バター。
酪農の歴史は明治時代からで、金山にやってきた外国人技師のために
チーズやバターが作られ酪農が根付いたとか。
海のミネラルを豊富に含んだ牧草を食べた牛からの牛乳も美味しそう。
佐渡牛乳の紙パックは朱色のトキのイラストでとても可愛い。
それから長野県の<蛍>というお店のお蕎麦と天ぷらが美味しそう(^O^)
津軽あかつきの会の農家のお母さんたちが作る2段の重箱に入った
料理もとても気になった!
イカのミンチにしたものを揚げたイガメンチも食べてみたい!!
なかなか、行けない場所ばかりだけど、何処か行けたらいいな・・・・。
★★★
心から豊かになっていく様子を静謐な文章で描きます。
(白泉社HPより)
小川さんが紹介している宿やお店、農家さん、酪農家さん、漁師さん
みんな素敵。
美味しいものが沢山出て来るけれど、それらを作る人たちが、素敵!
特に食べてみたいと思ったのは
佐渡島の佐渡バター。
酪農の歴史は明治時代からで、金山にやってきた外国人技師のために
チーズやバターが作られ酪農が根付いたとか。
海のミネラルを豊富に含んだ牧草を食べた牛からの牛乳も美味しそう。
佐渡牛乳の紙パックは朱色のトキのイラストでとても可愛い。
それから長野県の<蛍>というお店のお蕎麦と天ぷらが美味しそう(^O^)
津軽あかつきの会の農家のお母さんたちが作る2段の重箱に入った
料理もとても気になった!
イカのミンチにしたものを揚げたイガメンチも食べてみたい!!
なかなか、行けない場所ばかりだけど、何処か行けたらいいな・・・・。
★★★
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発行年月:2025年11月
読んでしまったらもう傍観者ではいられない。
衝撃と共感の事件小説
「検索すればすぐに出てくるよ。赤ん坊を抱いたまま旦那の上司を刺しに行った女。
なんか怪獣みたいな名前でさ」
なんか怪獣みたいな名前でさ」
ワンオペ育児で追い詰められた母親が夫の上司を刺傷した。
彼女は赤ん坊を抱っこ紐で帯同したまま犯行に及んだという。
事件を取り上げたWEB記事をきっかけに、
イオラという犯人の特徴的な名前や事件の異常さが注目を集め、
SNS上ではイオラ擁護派と否定派の論争が過熱。
記事の担当者・岩永清志郎は、大きな反響に満足しながら、
盛り上がりが続くよう新たなネタを探して奔走するが……
彼女は赤ん坊を抱っこ紐で帯同したまま犯行に及んだという。
事件を取り上げたWEB記事をきっかけに、
イオラという犯人の特徴的な名前や事件の異常さが注目を集め、
SNS上ではイオラ擁護派と否定派の論争が過熱。
記事の担当者・岩永清志郎は、大きな反響に満足しながら、
盛り上がりが続くよう新たなネタを探して奔走するが……
(角川書店HPより)
「ラブカは静かに弓を持つ」は、感動作だった。
こちらは、感動とは違う。
でも惹き込まれるように読んだ。
色々と考えさせられる内容。
主人公は新聞社からWEB上で情報発信する「リスキー編集部」に
所属の岩永清志郎(30代半ば)。
旦那の上司を赤ん坊を抱っこ紐で帯同した状態で刺した女・萩尾威愛羅(イオラ)
の事件を取り上げ
その後、ワンオペ育児女性による衝撃的な刺傷事件が
SNS上で同情が広がったワケとは?という記事をあげる。
しかし、その後、模倣犯が出て
イオラと中学時代の同級生だったという女性から岩永は
「イオラ事件の炎上を煽ったのでは?あの炎上が別の事件の引き金を
引いてしまったことを後悔する気持ちはないのですか?」と責められる。
その場を穏便になんとか納める岩永だが、内心は怒りに震える。
自分は何ら間違っていないという奢りが、なんとも醜い。
岩永の家庭では妻の涼子が7か月の子どもの育児に追われ
疲れ切っている様子。
自分の家のことには、全く関心を示さず、自分の記事が広く読まれる
ことだけが大事な様子。
こういう社会、本当にうんざりする。
情報を鵜呑みにして、ああだこうだと自分の何ら根拠のない意見を皆が
公の場で言い、それによって傷つく誰かがいたり感化されて
ばかな行動に出る者がいたり・・・・
読んで決していい気分にはなれない小説。
でも色々な物語が書ける作家さんなんだなと感心。
ほかの物語も読んでみたい。
★★★
発行年月:2025年11月
遠い地で、見知らぬ男と海に消えた恋人――
●一穂ミチ3年ぶりとなる待望の長編
『光のとこにいてね』(島清恋愛文学賞受賞)、
『ツミデミック』(直木賞受賞)、
『恋とか愛とかやさしさなら』(本屋大賞ノミネート)と、
次々と話題作を発表する一穂ミチさん。
3年ぶりの長編となる今作は、
一穂さんが「いつか書きたかった」という、
「不在」と「喪失」の物語となりました。
互いに秘密を抱えながら暮らす
男女に訪れた突然の別れ――。
喪失を通して愛を問う、大人の恋愛小説です。
〔あらすじ〕
タクシー運転手の青吾が仕事を終えて家に帰ると、帰宅しているはずの恋人・多実がいない。
翌日以降も戻る気配がなく焦りを募らせる青吾のもとに、
<多実が見知らぬ男性と五島列島の遠鹿島で海難事故に遭い、
行方不明になった>というしらせが届く。
謎の多い事故の真実を求めて、
男の妻だという沙都子と遠鹿島へ向かう青吾。
多実の人生のかけらを拾い集める旅は、
青吾自身の過去をも照らしながら、
思いも寄らぬ場所へとふたりを導く――。
(文藝春秋HPより)
ミステリーとファンタジーの融合した物語。
最初から最後まで一気読み。
東京でタクシー運転手をしている川西青吾の
同棲中の恋人が1泊の予定で出かけたのに帰らない。
不安で警察に相談に行ったりする。
その後、警察からの電話で長崎県の五島列島で転覆した小型船に乗っていた
男女2人が行方不明になっていて、女性の方が中園多実。男性は出口波留彦
だという。
男性の名前に心当たりがなく困惑していると
出口の妻という沙都子がやってくる。
遭難した付近の遠鹿町(おじか)は夫の出身地だという。
青吾と沙都子は、ふたりが行方不明になった地である遠鹿(おじか)に向かう。
NPO法人おじかアイランドツーリズム代表の浦 耀司は
出口の知り合いであり沙都子も面識があるということで、泊まる宿なども
紹介して貰い、二人の関係なども聞く。
他にも小学校校長や出口波留彦の同級生などからも
二人のことを色々聞く。
二人は小学生の頃、多美が一時、家庭の事情で遠鹿町に暮らしていて
その時に、出口波留彦とも親しくしていたらしい。
そして、夜、町の公衆電話で多実の遺したテレフォンカード(なぜか青吾の
母親の名前が入ったもの)を使うと
多実と通じることを発見する青吾。
過去のことを話す多実。
毎晩、電話で少しずつ、多美の話を聞く。
波留彦の妻・沙都子は機転が利いて人とうまく関わり、情報を収集していく。
青吾はそのあとをついていくという感じだったけれど
段々と二人は互いを信頼し理解し合い、二人が得た情報を合わせて
真実がわかってくる。
多実は小学生のとき、青吾の母親とも接点があり、テレフォンカードは
貰ったもの。
青吾は母親とずっと音信が途絶えたままで、自分を置いて出て行った
薄情な母親で、人を殺めたらしいということも聞いていたが
そのことについても真実らしきものがわかる。
母親は罪を犯したわけではなく、罪を被っただけ。
事実がわかっていくると、多美や波留彦は、大人たちによって
結構、人生を翻弄されている。
浦耀司もその仲間。
多実と波留彦が小舟で向かった先を青吾と沙都子が訪ね、更にわかったことは
なんだか切ない。
多実と波留彦は不倫とかじゃない。
二人で抱えていたものを明らかにしようとして向かったのかな?
そうしようと思ったのは、たぶん、二人にとって今、大切な人(青吾や沙都子)に
帰って真実を伝えようと思っていたんだと思う。
それが叶わず、船が転覆してしまって行方不明なのは、哀しい。
青吾は、このあと、母親を探すという。
そして、波留彦の子を妊娠している沙都子のことも見守るという。
青吾と沙都子に幸せな未来があるといいな。
読み始めでは、こんな凄いストーリーが待っているとは想像できなかった。
暫くしたら、再読したい。
★★★★★
(文藝春秋HPより)
ミステリーとファンタジーの融合した物語。
最初から最後まで一気読み。
東京でタクシー運転手をしている川西青吾の
同棲中の恋人が1泊の予定で出かけたのに帰らない。
不安で警察に相談に行ったりする。
その後、警察からの電話で長崎県の五島列島で転覆した小型船に乗っていた
男女2人が行方不明になっていて、女性の方が中園多実。男性は出口波留彦
だという。
男性の名前に心当たりがなく困惑していると
出口の妻という沙都子がやってくる。
遭難した付近の遠鹿町(おじか)は夫の出身地だという。
青吾と沙都子は、ふたりが行方不明になった地である遠鹿(おじか)に向かう。
NPO法人おじかアイランドツーリズム代表の浦 耀司は
出口の知り合いであり沙都子も面識があるということで、泊まる宿なども
紹介して貰い、二人の関係なども聞く。
他にも小学校校長や出口波留彦の同級生などからも
二人のことを色々聞く。
二人は小学生の頃、多美が一時、家庭の事情で遠鹿町に暮らしていて
その時に、出口波留彦とも親しくしていたらしい。
そして、夜、町の公衆電話で多実の遺したテレフォンカード(なぜか青吾の
母親の名前が入ったもの)を使うと
多実と通じることを発見する青吾。
過去のことを話す多実。
毎晩、電話で少しずつ、多美の話を聞く。
波留彦の妻・沙都子は機転が利いて人とうまく関わり、情報を収集していく。
青吾はそのあとをついていくという感じだったけれど
段々と二人は互いを信頼し理解し合い、二人が得た情報を合わせて
真実がわかってくる。
多実は小学生のとき、青吾の母親とも接点があり、テレフォンカードは
貰ったもの。
青吾は母親とずっと音信が途絶えたままで、自分を置いて出て行った
薄情な母親で、人を殺めたらしいということも聞いていたが
そのことについても真実らしきものがわかる。
母親は罪を犯したわけではなく、罪を被っただけ。
事実がわかっていくると、多美や波留彦は、大人たちによって
結構、人生を翻弄されている。
浦耀司もその仲間。
多実と波留彦が小舟で向かった先を青吾と沙都子が訪ね、更にわかったことは
なんだか切ない。
多実と波留彦は不倫とかじゃない。
二人で抱えていたものを明らかにしようとして向かったのかな?
そうしようと思ったのは、たぶん、二人にとって今、大切な人(青吾や沙都子)に
帰って真実を伝えようと思っていたんだと思う。
それが叶わず、船が転覆してしまって行方不明なのは、哀しい。
青吾は、このあと、母親を探すという。
そして、波留彦の子を妊娠している沙都子のことも見守るという。
青吾と沙都子に幸せな未来があるといいな。
読み始めでは、こんな凄いストーリーが待っているとは想像できなかった。
暫くしたら、再読したい。
★★★★★
発行年月:2022年6月
希美学園で中・高を共に過ごした「わたしたち」。
少女たちは友情を紡ぎながら、それぞれの「わたし」を生き抜いていく……
四人の女たちの1945~ 2021年を描く、心揺さぶる感動作!
(河出書房新社HPより)
1958年、希美学園に入学して13歳になる4月に出会った4人。
晶子・・・母親は、小学校の教師。父親はいない。
大学院を卒業して、すぐに結婚し翌年、息子・翔もうまれるが
翔が小学校に入学するころ、夫は「きみならすべて独りでやっていける」と
言い残し、家を出て行く。夫は翔を連れていくつもりだったが
翔は首を振って晶子の元に残った。
そして、晶子は
母校の女子大で講師になった。
佐智子・・・大人しく穏やか。
信金職員として働いていたとき、同僚の稔と結婚。
プロポーズは佐智子から。
幼いときから快活な姉の陰に隠れているような存在。
稔との間に子どもは授からなかったけれど穏やかに生活。
夫がすい臓がんで亡くなり、佐智子も末期がんの診断を受け
二人同室で入院
美由紀・・・父親はアメリカ人。けれどアメリカに一人で帰国。
母はその後、日本人と再婚しかけれど、美由紀はハーフで
その容姿から常に差別的な言葉や態度をされてきた。
容子・・・母親は看護師で、未婚で容子を産んだ。
父親は、母の勤める病院の医師。家庭があった。
容子を認知したいと言ったが母は断り、一人で育てる。
22歳でラジオ局に入社。20年働き、退職後はフリーランスの
パーソナリティ兼ディレクター
夫とは事実婚だったが、死後のあれこれを考えて籍を同じにして
終末期医療における事前指示書も作成。
13歳で出会って75歳くらいまで、折に触れて会い、友情が続く4人。
それぞれの苦労もありながら、みんな幸せを最後は感じている様子。
佐智子の最期は、とても潔かった。
こんな風に自分の最期のことをちゃんと決めて逝けるのは凄い。
美由紀は夢だったアメリカで、パートナーも見つけたけれど、
相手の暴力に耐える日々があったのは、ショック。
日本に戻ってきて良かった。
4人のなかで子どもがいるのは、晶子だけ。
容子も死んだあとの貯金などは晶子の息子・翔とその子どもたちに
貰ってもらうと考えている。
話、自体もよかったけれど、それぞれの生き方は、参考になることも
あって、面白かった。
落合さんの本、久しぶりに読んだ。
後でプロフィールを見たら1945年生まれで、この物語の4人と同年なんだ!
もう80歳過ぎているんだ・・・とちょっと驚いた。
まだまだ書き続けてほしい作家さんだ。
★★★★★
発行年月:2024年3月
正彦さんが定年を迎え、さてこれからは、一緒に旅行を……と期待していた二人。
しかし、折しも世の中はコロナで自粛中。
そんな中で、新たなフェーズに入った二人の生活は?
俳句、骨董と、趣味の道をきわめる正彦さんと、
二次元コードに苦しめられたり、日々のちょっとした生活の変化を
楽しんだりする陽子さんの日常を綴る、シリーズ最新作。
(中央公論新社HPより)
これシリーズ化されているんだぁ~
結婚物語~銀婚式物語と・・・ほかにも。
還暦過ぎの夫婦の日常。
同年代なので、ここに書かれた夫婦の生活が凄くよくわかる。
夫の正彦は61歳で退職。
コロナ禍で感染も怖いしというところで。
妻の陽子は、小説家。自宅で仕事をしているので夫が勤務していた
頃は、ほぼ全ての家事を担ってきた。
家に居るとはいえ、仕事しているのに、やはり家事は陽子がやらないと
家のなかが回らないので仕方なく・・・
正彦に掃除、洗濯を任せるようになる。
最初は、そのやり方に文句を言いたくなっていたけれど、正彦はどんどん
上達していく。
凝り性なのかな?
そして多趣味。
俳句を始めて、それも最初は季語が3つ入っていると後で知って
大喜びしている感じだったのに、数年後には凄い句を詠むようになっていて
尊敬する。
字も汚かったのにペン字を習ったり、常に向上心をもっているのも凄い。
こういう人なら退職しても生き甲斐をすぐ見つけて楽しいだろうな~。
陽子との関係もほのぼの。
会話がすごくいいかんじ。
お互い言いたいことを言いながらも険悪な雰囲気にならず。
この先の暮らしはどうなっていくのか?
興味あるので、またこの10年後くらいの話が出たら読みたい。
★★★
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自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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