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自分の備忘録としてのものなので 本のネタバレ的内容も多々あり。
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発行年月:2016年4月


小学館児童出版文化賞受賞! 厳格で上から物を言う、父。
それに従う、母。中学3年の主人公夏芽はそんな毎日を捨て去るように、
遠く離れた寺でのサマーキャンプに応募する。
だが、参加者はたった一人で…!?
うたをうたうといいよ。かなしいときはね、すきなうたをうたうと、じかんがたつよ。
人里離れた小さなお寺でのサマーキャンプを通し、人の優しさを知る、感動の物語。
心の中の小さなあかりを丁寧に描いていく、注目作家市川朔久子の4作目。


                 (講談社HPより)




図書館の児童書のコーナーでみつけて借りて来た本。

表紙の小やぎがかわいい。


中学3年生の夏芽が夏休み中、家に居たくないいう理由で見つけたサマーキャンプ。
宝山寺というお寺。
住職とその孫にあたる美鈴。僧侶見習いの穂村。

そこに5歳の男の子・雷太が加わり・・・
近所の家の孫・高校2年の葉介も。


ここでの暮らしは、ほのぼのしたものだけれど
夏芽や雷太は、家族に問題ありの家庭の子。

他人でも自分を受け入れて心配したり見守ったりしてくれる大人が出来たことが
何よりの収穫。

夏芽が家に戻ったあとの親との関係が気になるけれど
お寺の人たちと連絡を取り合うことは出来そうなので、何かあったとき
頼れそうなのは安心。


初めて読んだ作家さんだったけれど、小学生~中学生対象の作品を
色々書いていそう。
また図書館で見つけたら他の作品も読んでみたい。




                     ★★★



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発行年月:2021年4月


日本純文学の小説
『サーカスの少女』は、日本純文学の作品です。
雲仙・普賢岳のふもとの自然豊かな故郷・島原を舞台にひたむきに生きる子どもたち――著者の少年時代の経験をもとに、恋愛とはいえないほどの淡い感情や、友情が描かれています。
その心温まる文章と、ストーリーによって、心の健全な成長が促されます。


                (発行/株式会社COBOL)




著者のお名前は知らなかった。

この物語は、あとがきによると著者がご自分の子どもさんのために書いて、それを知った
担任の先生が「わたしも読みたいです」と言い、クラスの子どもたちに
読み聞かせるということで書かれた物語だそうです。
だから・・・とても温かい物語。

舞台は雲仙・普賢岳のふもとにある有明海に面した城下町。
島原城がみえる場所。


主人公は山田孝(6歳)。
父親の経営していた工務店が従業員がお金を盗んで逃亡し、事業も破綻し
一家で島原の地に引っ越してきた。
貧乏なので、小屋のような家に住む。
それでも、隣の家の同学年の太田則秋とすぐ仲良くなり、家族ぐるみの
付き合いが始まる。

担任の酒井先生も優しい女の先生で、孝のことを気にかけ声をかけて
見守ってくれている。
生活保護で文房具を買う時も気兼ねがないように配慮してくれる。
それでも孝のみじめに思う気持ちはあるのだけど・・・・


年に一度の初市に来るサーカス。
そのなかにいた女の子・雪子との関わり方もよかった。
ひとつ年下の雪子をすぐに遊びの仲間に入れてあげる孝と則秋。
雪子が来年は小学校に通う年だけど、通えるのかな?と言えば
自分たちの教室を見せてあげる。
それをそっと見ている酒井先生。


色々と、今だったらダメなんだろうな・・・という場面があって
あ~むかしは良かったよなぁ~と
自分の小学生の頃を、あれこれ思い出した。



島原城築城400年を記念して、本書は出版されたとか。
この本を知れてよかった!




                    ★★★★★







発行年月:2022年1月


第75回日本推理作家協会賞〈短編部門〉受賞! 精緻でビターな連作短編集
“人の本性を暴かずにはいられない”探偵が出会った、魅惑的な5つの謎。
高校二年生の榊原みどりは、同級生から「担任の弱みを握ってほしい」と依頼される。担任を尾行したみどりはやがて、隠された“人の本性”を見ることに喜びを覚え――。(「イミテーション・ガールズ」)
探偵事務所に就職したみどりは、旅先である女性から〈指揮者〉と〈ピアノ売り〉の逸話を聞かされる。そこに贖罪の意識を感じ取ったみどりは、彼女の話に含まれた秘密に気づいてしまい――。(「スケーターズ・ワルツ」第75回日本推理作家協会賞〈短編部門〉受賞作)
精緻なミステリ×重厚な人間ドラマ。じんわりほろ苦い、珠玉の連作短編集。


                   (角川書店HPより)



先に「彼女が探偵でなければ」を読んだので、みどりが高校生の最初の話が
面白かった。

<イミテーションガールズ 2002年春>
同級生が嫌がらせを受けていることを学年主任に相談したが取り合って貰えず
みどりに学年主任・清田の弱みを握って嫌がらせを止めるようにして欲しいと。

結構、危ない目に遇いながら尾行する、みどりにハラハラした。
結果、清田はとんでもないスケベ教師だったことがわかったという話。


他の話も、まあまあ面白かったけれど
真相を追う、みどりの端々の言葉が何となく好きでなく
このシリーズは続くのかもしれないけど、もういいかな?(^^ゞ






                  ★★★



発行年月:2024年10月


ベストセラー『ひと』の著者による
じんわりと心に染みる家族小説
東京の町なかにひっそりと佇む「日比野豆腐店」。
店主の清道を亡くした日比野家は、
厳しいながらも手を取り合って店を切り盛りしていた。
店を終わらせようとしている祖母の初。
亡くなった夫の代わりに店を続けたい母の咲子。
店を継ぎたいのかどうか、将来に悩む令哉。
そして、「ある人」と一緒に三人を見守る飼い猫の福。
「日々の豆腐」という意味も込められた豆腐屋で、
ひたむきに生きる人たちを描いた心揺さぶる家族小説。


               (徳間書店HPより)





名前は知っていたけれど、読んだことはなかった作家さん。

ほのぼのとした会話などがよかった。


豆腐屋の三代目にあたる店主がコロナで亡くなり、その母親と妻が
頑張っている。
高校生の息子・令哉もときどき店番を手伝う。
近所の常連さんや、ネットで知ったというお客さんなどなど
お客さんとの会話も楽しい。


朝は早くに起きて準備して手づくりで作れる数も限られていて・・・
値段はスーパーの豆腐よりずっと高いは、当然。
味も格別なら文句なし。


近所にこういうお豆腐やさんあれば常連客になりたいところ。
時々、移動販売の車で売りにくる豆腐は、ちょっと買うのに勇気いるので
買ったことないけれど・・・


話の間に入る飼い猫の福の人間観察的な話もよかった。
福には、亡くなった三代目が家族の会話の場面を微笑みながらいつの
間にか居るのが見えているそうで、おもしろい。


他の作品も今度、読んでみよう。




                     ★★★



発行年月:2020年10月


お嬢さん、十八かそこらで、なんでそんなに悲しく笑う――。
暴力を唯一の趣味とする新道依子は、腕を買われ暴力団会長の一人娘を護衛することに。
拳の咆哮轟くシスターハードボイルド! 
装画:寺田克也

 
                 (河出書房新社HPより)




今年、イギリスのタガー賞を受賞したと話題になった本。



ハードボイルドは普段は読まないんだけれど・・・
凄く面白かった。
暴力的な描写は結構、グロいけれど、読みやすかった。


暴力団組長の一人娘・尚子(短大生)の護衛係としてスカウトされた
真道依子(22歳)。
依子は慎重170cm超えで体重は75kg。
風貌は日本人離れしていて、幼いころから祖父母の元で暮らし
祖父からは、敵を倒す技を多く学んでいて、喧嘩が大好き。
祖父母が亡くなり、新しい暴力を探して東京へ。



最初は、尚子と依子の関係はギクシャク。
でも、あることを境に、二人はお互いを信頼するように・・・


尚子の父親が鬼畜で、二人は屋敷を飛び出すことになる。
その先は、それまでの違った暴力関係なしの生活。
結局、追われることを恐れて世間をも騙す容姿と偽名で暮らすんだけど
う~ん、なんか拍子抜けな終わり方だったかな?


尚子の母親は組頭の男と出奔したのだけど、交通事故現場から車に
残された親子を助けたことが原因で存在が組にもバレる。
その後、どうなったんだろ?

二人が使っていた偽名を後に、尚子と依子が買うことになるんだけれど
母親と組頭は、その名前を使う必要がなくなって無事に
生きていてくれたらいいんだけれど・・・。



普段、あまり読まないかんじの話で、賞を貰ったと話題に
ならなければ、読まなかった1冊。
まあまあ楽しめた。



                     ★★★





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