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自分の備忘録としてのものなので 本のネタバレ的内容も多々あり。
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発行年月:2024年3月


正彦さんが定年を迎え、さてこれからは、一緒に旅行を……と期待していた二人。
しかし、折しも世の中はコロナで自粛中。
そんな中で、新たなフェーズに入った二人の生活は? 
俳句、骨董と、趣味の道をきわめる正彦さんと、
二次元コードに苦しめられたり、日々のちょっとした生活の変化を
楽しんだりする陽子さんの日常を綴る、シリーズ最新作。


                 (中央公論新社HPより)


これシリーズ化されているんだぁ~
結婚物語~銀婚式物語と・・・ほかにも。

還暦過ぎの夫婦の日常。
同年代なので、ここに書かれた夫婦の生活が凄くよくわかる。

夫の正彦は61歳で退職。
コロナ禍で感染も怖いしというところで。
妻の陽子は、小説家。自宅で仕事をしているので夫が勤務していた
頃は、ほぼ全ての家事を担ってきた。
家に居るとはいえ、仕事しているのに、やはり家事は陽子がやらないと
家のなかが回らないので仕方なく・・・

正彦に掃除、洗濯を任せるようになる。
最初は、そのやり方に文句を言いたくなっていたけれど、正彦はどんどん
上達していく。
凝り性なのかな?

そして多趣味。
俳句を始めて、それも最初は季語が3つ入っていると後で知って
大喜びしている感じだったのに、数年後には凄い句を詠むようになっていて
尊敬する。
字も汚かったのにペン字を習ったり、常に向上心をもっているのも凄い。
こういう人なら退職しても生き甲斐をすぐ見つけて楽しいだろうな~。

陽子との関係もほのぼの。
会話がすごくいいかんじ。
お互い言いたいことを言いながらも険悪な雰囲気にならず。


この先の暮らしはどうなっていくのか?
興味あるので、またこの10年後くらいの話が出たら読みたい。



                    ★★★
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発行年月:2022年5月


【2023年本屋大賞第2位】
【第25回大藪春彦賞受賞】
【第6回未来屋小説大賞第1位】
【第44回吉川英治文学新人賞ノミネート】
武器はチェロ。
潜入先は音楽教室。
傷を抱えた美しき潜入調査員の孤独な闘いが今、始まる。
『金木犀とメテオラ』で注目の新鋭が、想像を超えた感動へ読者を誘う、
心震える“スパイ×音楽”小説!
少年時代、チェロ教室の帰りにある事件に遭遇し、以来、
深海の悪夢に苛まれながら生きてきた橘。
ある日、上司の塩坪から呼び出され、音楽教室への潜入調査を命じられる。
目的は著作権法の演奏権を侵害している証拠をつかむこと。
橘は身分を偽り、チェロ講師・浅葉のもとに通い始める。
師と仲間との出会いが、奏でる歓びが、橘の凍っていた心を溶かしだすが、
法廷に立つ時間が迫り……


                 (集英社HPより)



面白かった。
主人公の橘樹は、全日本大楽著作権連盟所属。
広報部から資料部に異動。
上司の塩坪からある任務を命じられる。
チェロを5~13歳まで習っていたことを就職時の面接で話したことを
覚えていて、全国展開する 音楽教室に生徒として潜入調査せよという。

音楽教室の会が東京地裁に訴状を提出したため。
音楽教室で演奏される楽曲にも著作権は及ぶという考えに反論するもの。

橘には録音型のペンが渡され、教室内の様子を全て録音し提出が求められる。


チェロの上級者コースでのレッスンが始まる。
講師は浅葉桜太郎、橘の2つ上の年。
ハンガリー国立リスト・フェレンツ音楽院卒。


橘が13歳でチェロをやめたのには、あるトラウマがあってのこと。
チェロは祖父の勧めで始めたもの。
父親は早くに家から出て行き、母親とその父である祖父との生活。
祖父と母の関係は悪く、チェロのレッスン帰りに誘拐されそうになった
ことから母が祖父を責め、二人の関係は更に悪化。
怒った祖父がチェロを庭で燃やしてしまう。
橘自身も誘拐されそうになった時の暗闇に引きずり込まれる恐怖が消えず
以来、チェロから離れてしまっていた。
そして、度々みる深海の悪夢。
慢性的な不眠を抱え不眠外来にも通っている状況。


そんな橘が潜入調査とはいえ、再びチェロに触れる日々。
最初は不眠も酷くなり、辛そうだったけれど、講師の浅葉との関係もよく
ほかのレッスン生たちとの交流も生まれていいかんじに。

でも潜入調査は2年。
そして証拠をまとめたら裁判の有力資料として使われることに・・・・


結局、スパイは他にもいて、裁判に出廷したのはほかの者だったのだけど
橘もスパイだったことが皆に知られる。
浅葉の怒りは相当なもの。
信頼を裏切られたことのショックからきたもの。

他のレッスン生たちは、もう少し冷静。
「仕事だったんだから仕方ない」と言って貰え、今まで通りの付き合いを
続けることを強く望んでくれて、ホッとした。


最後は、浅葉とも関係が修復したんだろうなというかんじで
橘自身の心の重りも段々に軽くなっていくんじゃないかなという
希望が見えてよかった。


橘が練習しいた 戦慄きのラブカ(わななきのラブカ)っていう曲は
現存するものなのかな?
YouTubeにはあったんだけど、この小説からのイメージで誰かが作った曲かな?
重厚なかんじの綺麗な音楽だったけれど・・・。


初読みの作家さんだったけれど、とてもよかった!




                      ★★★★★



発行年月:2016年4月


小学館児童出版文化賞受賞! 厳格で上から物を言う、父。
それに従う、母。中学3年の主人公夏芽はそんな毎日を捨て去るように、
遠く離れた寺でのサマーキャンプに応募する。
だが、参加者はたった一人で…!?
うたをうたうといいよ。かなしいときはね、すきなうたをうたうと、じかんがたつよ。
人里離れた小さなお寺でのサマーキャンプを通し、人の優しさを知る、感動の物語。
心の中の小さなあかりを丁寧に描いていく、注目作家市川朔久子の4作目。


                 (講談社HPより)




図書館の児童書のコーナーでみつけて借りて来た本。

表紙の小やぎがかわいい。


中学3年生の夏芽が夏休み中、家に居たくないいう理由で見つけたサマーキャンプ。
宝山寺というお寺。
住職とその孫にあたる美鈴。僧侶見習いの穂村。

そこに5歳の男の子・雷太が加わり・・・
近所の家の孫・高校2年の葉介も。


ここでの暮らしは、ほのぼのしたものだけれど
夏芽や雷太は、家族に問題ありの家庭の子。

他人でも自分を受け入れて心配したり見守ったりしてくれる大人が出来たことが
何よりの収穫。

夏芽が家に戻ったあとの親との関係が気になるけれど
お寺の人たちと連絡を取り合うことは出来そうなので、何かあったとき
頼れそうなのは安心。


初めて読んだ作家さんだったけれど、小学生~中学生対象の作品を
色々書いていそう。
また図書館で見つけたら他の作品も読んでみたい。




                     ★★★






発行年月:2021年4月


日本純文学の小説
『サーカスの少女』は、日本純文学の作品です。
雲仙・普賢岳のふもとの自然豊かな故郷・島原を舞台にひたむきに生きる子どもたち――著者の少年時代の経験をもとに、恋愛とはいえないほどの淡い感情や、友情が描かれています。
その心温まる文章と、ストーリーによって、心の健全な成長が促されます。


                (発行/株式会社COBOL)




著者のお名前は知らなかった。

この物語は、あとがきによると著者がご自分の子どもさんのために書いて、それを知った
担任の先生が「わたしも読みたいです」と言い、クラスの子どもたちに
読み聞かせるということで書かれた物語だそうです。
だから・・・とても温かい物語。

舞台は雲仙・普賢岳のふもとにある有明海に面した城下町。
島原城がみえる場所。


主人公は山田孝(6歳)。
父親の経営していた工務店が従業員がお金を盗んで逃亡し、事業も破綻し
一家で島原の地に引っ越してきた。
貧乏なので、小屋のような家に住む。
それでも、隣の家の同学年の太田則秋とすぐ仲良くなり、家族ぐるみの
付き合いが始まる。

担任の酒井先生も優しい女の先生で、孝のことを気にかけ声をかけて
見守ってくれている。
生活保護で文房具を買う時も気兼ねがないように配慮してくれる。
それでも孝のみじめに思う気持ちはあるのだけど・・・・


年に一度の初市に来るサーカス。
そのなかにいた女の子・雪子との関わり方もよかった。
ひとつ年下の雪子をすぐに遊びの仲間に入れてあげる孝と則秋。
雪子が来年は小学校に通う年だけど、通えるのかな?と言えば
自分たちの教室を見せてあげる。
それをそっと見ている酒井先生。


色々と、今だったらダメなんだろうな・・・という場面があって
あ~むかしは良かったよなぁ~と
自分の小学生の頃を、あれこれ思い出した。



島原城築城400年を記念して、本書は出版されたとか。
この本を知れてよかった!




                    ★★★★★







発行年月:2022年1月


第75回日本推理作家協会賞〈短編部門〉受賞! 精緻でビターな連作短編集
“人の本性を暴かずにはいられない”探偵が出会った、魅惑的な5つの謎。
高校二年生の榊原みどりは、同級生から「担任の弱みを握ってほしい」と依頼される。担任を尾行したみどりはやがて、隠された“人の本性”を見ることに喜びを覚え――。(「イミテーション・ガールズ」)
探偵事務所に就職したみどりは、旅先である女性から〈指揮者〉と〈ピアノ売り〉の逸話を聞かされる。そこに贖罪の意識を感じ取ったみどりは、彼女の話に含まれた秘密に気づいてしまい――。(「スケーターズ・ワルツ」第75回日本推理作家協会賞〈短編部門〉受賞作)
精緻なミステリ×重厚な人間ドラマ。じんわりほろ苦い、珠玉の連作短編集。


                   (角川書店HPより)



先に「彼女が探偵でなければ」を読んだので、みどりが高校生の最初の話が
面白かった。

<イミテーションガールズ 2002年春>
同級生が嫌がらせを受けていることを学年主任に相談したが取り合って貰えず
みどりに学年主任・清田の弱みを握って嫌がらせを止めるようにして欲しいと。

結構、危ない目に遇いながら尾行する、みどりにハラハラした。
結果、清田はとんでもないスケベ教師だったことがわかったという話。


他の話も、まあまあ面白かったけれど
真相を追う、みどりの端々の言葉が何となく好きでなく
このシリーズは続くのかもしれないけど、もういいかな?(^^ゞ






                  ★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪

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★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
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