発行年月:1999年7月(単行本は1997年)
家族のルーツ、出生、両親の不仲、家庭内暴力、いじめ、そして自殺未遂。家族や学校・社会との絶え間ない軋轢と葛藤のなかで自らが歩んできた姿を綴った、芥川賞作家の記念碑的作品。
(角川文庫HPより)
久しぶりに家の本棚より抜き出して読んだ。
柳さんの本は結構、読んでいるけれど、これは柳さんのルーツが赤裸々に
描かれていて、小説家になるまでのどの部分を読んでも苦しくなる。
虐められて家庭では両親は不仲で、どこにも安らげる場所がない状況で
何度か死にそうになりながら生き延びて・・・。
小説家になってくれて本当に良かった!
解説の林真理子さんが書いている。
最後の文章がインパクトあり。
どうか元気で長生きしてほしい。
作家という魔物と、どうかうまく折り合いをつけて欲しい。
この望みを柳さんは、ちゃんと遂行しているのが嬉しい。
また他の書も読み返そうかな。
★★★
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発行年月:2021年10月
全六章。読む順番で、世界が変わる。
あなた自身がつくる720通りの物語。
すべての始まりは何だったのか。
結末はいったいどこにあるのか。
「魔法の鼻を持つ犬」とともに教え子の秘密を探る理科教師。
「死んでくれない?」鳥がしゃべった言葉の謎を解く高校生。
定年を迎えた英語教師だけが知る、少女を殺害した真犯人。
殺した恋人の遺体を消し去ってくれた、正体不明の侵入者。
ターミナルケアを通じて、生まれて初めて奇跡を見た看護師。
殺人事件の真実を掴むべく、ペット探偵を尾行する女性刑事。
道尾秀介が「一冊の本」の概念を変える。
(集英社HPより)
まず最初に何を読もう・・・と悩んで最初は、最初に冒頭部分が紹介されて
いる<名のない毒液と花>に決める。
以下、覚え書きとして読んだ順に簡単なあらすじなどを書いておく。
もう少し後で別の順で読んだときの参考に・・・・
<名のない毒液と花>
中学の理科教師の真鍋利香は、婚約者の吉岡精一が友人・江添と始めたペット探偵の
仕事に同行して犬を探すためボートで無人島へ。
探している犬をその島で見かけたという情報の元に。
そこで、利香は、教え子の中3の飯沼知真(かずま)を見かける。
知真は、中2のときに母親を交通事故で亡くしている。
二人乗りをしていたバイクに撥ねられ・・・すぐに父親が救急医をしている
病院に搬送されるが助けらず、父親を責めた。
利香の婚約者・精一は車道に飛び出した犬を追って事故死。
道路の反対側にいた江添は自分が声をかけたせいだと悔やむ。
<笑わない少女の死>
2年前に妻が他界した中学の元英語教師のわたし。
人生二度目の海外旅行を一人で。
行き先はアイルランド。
英語教師をしていたのに、会話が苦手。
だけど、物乞いする少女に勇気を出して話しかけると何とか会話が成立。
別の日にも少女に会い話をする。
少女は絵が上手で自分のことを絵を描きながら教えてくれる。
母親はイラストレーターであったこと、その母親は病気で亡くなり
今はおばさんと住んでいると。母親は亡くなる前は家で男性看護師が
点滴などしに来てくれていたと。その看護師は、わたしと似たような言葉を
話すと(日本人)。少女は大事そうに箱を抱えていてその中身が気になる。
後日、少女が交通事故で亡くなったと知る。
自分が会った日(自分に会ったあと)。
<眠らない刑事と犬>
この街に50年ぶりに起きた殺人事件。
何者かに家に住む夫婦(共に大学教授)が殺害され飼っていた犬がその日から消えた。
第一発見者は、夫婦の息子。
女刑事・小野田はその事件の起きた家の隣人。
犬を探し手掛かりを得ようと小野田は、ペット探偵の江添に犬の発見を依頼。
江添の相棒の犬(名前は吉岡精一)。
小野田は、実は犯人は自分の息子でないかと疑っている。
犯人は、殺された夫婦の息子だった。
小野田は、自分だけが息子を疑っていたことに愕然とする。
<消えない硝子の星>
アイルランドのホスピスで看護師として働く飯沼知真。
最期は家で過ごすことに決めたホリーの元に通う。
一人娘のオリアナと伯母のステラが一緒に暮らす。
ホリーは青い蝶がすき。日本ではルリシジミと呼ばれる蝶。
ステラは、貧しい。そうなったのは大事にしていたウラン硝子のシーグラスを
失くしてからだと。
知真が提案して、浜辺にウラン硝子のシーグラスを探しにいくことに。
<飛べない雄蜂の嘘>
大学の昆虫研究室に勤めている、わたし。
ある日、ふらっと寄った居酒屋で不動産販売の田坂と知り合う。
知り合った頃は羽振りの良い田坂だったが、やだてバブル経済が崩壊し
田坂は職も財産も失う。
田坂と暮らすようになったが、暴力が段々とエスカレートし、酔っ払っている
田坂を今なら・・・と刺す。
そこに見知らぬ男(錦茂)が現れ、自分が殺そうと思っていた。
代わりに殺してくれたと感謝され、遺体は自分がボートで海に棄てるという。
後日、警察が聞き込みに来る。田坂を殺したことがばれたのか?
しかし、警察は錦茂のことを探している。盗みを繰り返している男だと。
錦茂に助けられたことが過去にもあったと知る。
<落ちない魔球と鳥>
死んだ兄がいつも野球の投げ込み練習をしていた漁港で自分も同じように
している小湊晋也。
いつもそこで釣りをしている錦茂。
漁港に飛んでくるカモメにパンを投げているとカモメとは違う種類の鳥が肩に。
「死んでくれない?」と喋る。
飛んでいく先を追えば家がわかると錦茂とボートに乗り込み、鳥の後を追う。
鳥の持ち主・千奈海は、帰ってきた鳥をみても大して嬉しそうでないことが
気になる。
そして「死んでくれない」は誰に対してなにかも。
それは千奈海自身が自分に言っている言葉と気づく晋也。
鳥はオウムでなくヨウムで、死んだ父親が飼っていたという。
今の父は歯科医で自分には医者になれというが、成績が伸びず悩んでいると。
錦茂が今、ボートに乗ればアレが見られるかも!と3人で沖へ。
天使のはしごから伸びる5つの光が咲かせる花を見る
「死」が絡む話ばかりで、少々哀しい物語ばかりだけど、どん底にあっても
希望は必ずあるものだと示してくれているような、かんじはした。
この順番で読んで良かったかも。
もう少し時間が経ってから、今度は別の順番で読んでみようかな?
上下を揃えてないのは、読み難いなぁ~(^^ゞ
そこまでしなくてもいいような気もするけど、そうするとタイトルが活きないか?
なかなか面白かった!
★★★★
(集英社HPより)
まず最初に何を読もう・・・と悩んで最初は、最初に冒頭部分が紹介されて
いる<名のない毒液と花>に決める。
以下、覚え書きとして読んだ順に簡単なあらすじなどを書いておく。
もう少し後で別の順で読んだときの参考に・・・・
<名のない毒液と花>
中学の理科教師の真鍋利香は、婚約者の吉岡精一が友人・江添と始めたペット探偵の
仕事に同行して犬を探すためボートで無人島へ。
探している犬をその島で見かけたという情報の元に。
そこで、利香は、教え子の中3の飯沼知真(かずま)を見かける。
知真は、中2のときに母親を交通事故で亡くしている。
二人乗りをしていたバイクに撥ねられ・・・すぐに父親が救急医をしている
病院に搬送されるが助けらず、父親を責めた。
利香の婚約者・精一は車道に飛び出した犬を追って事故死。
道路の反対側にいた江添は自分が声をかけたせいだと悔やむ。
<笑わない少女の死>
2年前に妻が他界した中学の元英語教師のわたし。
人生二度目の海外旅行を一人で。
行き先はアイルランド。
英語教師をしていたのに、会話が苦手。
だけど、物乞いする少女に勇気を出して話しかけると何とか会話が成立。
別の日にも少女に会い話をする。
少女は絵が上手で自分のことを絵を描きながら教えてくれる。
母親はイラストレーターであったこと、その母親は病気で亡くなり
今はおばさんと住んでいると。母親は亡くなる前は家で男性看護師が
点滴などしに来てくれていたと。その看護師は、わたしと似たような言葉を
話すと(日本人)。少女は大事そうに箱を抱えていてその中身が気になる。
後日、少女が交通事故で亡くなったと知る。
自分が会った日(自分に会ったあと)。
<眠らない刑事と犬>
この街に50年ぶりに起きた殺人事件。
何者かに家に住む夫婦(共に大学教授)が殺害され飼っていた犬がその日から消えた。
第一発見者は、夫婦の息子。
女刑事・小野田はその事件の起きた家の隣人。
犬を探し手掛かりを得ようと小野田は、ペット探偵の江添に犬の発見を依頼。
江添の相棒の犬(名前は吉岡精一)。
小野田は、実は犯人は自分の息子でないかと疑っている。
犯人は、殺された夫婦の息子だった。
小野田は、自分だけが息子を疑っていたことに愕然とする。
<消えない硝子の星>
アイルランドのホスピスで看護師として働く飯沼知真。
最期は家で過ごすことに決めたホリーの元に通う。
一人娘のオリアナと伯母のステラが一緒に暮らす。
ホリーは青い蝶がすき。日本ではルリシジミと呼ばれる蝶。
ステラは、貧しい。そうなったのは大事にしていたウラン硝子のシーグラスを
失くしてからだと。
知真が提案して、浜辺にウラン硝子のシーグラスを探しにいくことに。
<飛べない雄蜂の嘘>
大学の昆虫研究室に勤めている、わたし。
ある日、ふらっと寄った居酒屋で不動産販売の田坂と知り合う。
知り合った頃は羽振りの良い田坂だったが、やだてバブル経済が崩壊し
田坂は職も財産も失う。
田坂と暮らすようになったが、暴力が段々とエスカレートし、酔っ払っている
田坂を今なら・・・と刺す。
そこに見知らぬ男(錦茂)が現れ、自分が殺そうと思っていた。
代わりに殺してくれたと感謝され、遺体は自分がボートで海に棄てるという。
後日、警察が聞き込みに来る。田坂を殺したことがばれたのか?
しかし、警察は錦茂のことを探している。盗みを繰り返している男だと。
錦茂に助けられたことが過去にもあったと知る。
<落ちない魔球と鳥>
死んだ兄がいつも野球の投げ込み練習をしていた漁港で自分も同じように
している小湊晋也。
いつもそこで釣りをしている錦茂。
漁港に飛んでくるカモメにパンを投げているとカモメとは違う種類の鳥が肩に。
「死んでくれない?」と喋る。
飛んでいく先を追えば家がわかると錦茂とボートに乗り込み、鳥の後を追う。
鳥の持ち主・千奈海は、帰ってきた鳥をみても大して嬉しそうでないことが
気になる。
そして「死んでくれない」は誰に対してなにかも。
それは千奈海自身が自分に言っている言葉と気づく晋也。
鳥はオウムでなくヨウムで、死んだ父親が飼っていたという。
今の父は歯科医で自分には医者になれというが、成績が伸びず悩んでいると。
錦茂が今、ボートに乗ればアレが見られるかも!と3人で沖へ。
天使のはしごから伸びる5つの光が咲かせる花を見る
「死」が絡む話ばかりで、少々哀しい物語ばかりだけど、どん底にあっても
希望は必ずあるものだと示してくれているような、かんじはした。
この順番で読んで良かったかも。
もう少し時間が経ってから、今度は別の順番で読んでみようかな?
上下を揃えてないのは、読み難いなぁ~(^^ゞ
そこまでしなくてもいいような気もするけど、そうするとタイトルが活きないか?
なかなか面白かった!
★★★★
発行年月:2021年11月
〈よろこび〉は、トランポリンでとびはねる。〈ふあん〉は、びくびく、ジャグリング。〈はじらい〉は、自分をうめる穴をほる…森絵都さんの名訳で生き生きと動き出す〈きもち〉たちを覗いてみませんか?
(河出書房新社HPより)
ラジオで江國さんが、この本について語っていて、興味を覚えて図書館で
借りてみた。
素敵な本だった。
文章がわかりやすくて絵もかわいらしい。
字を読み始めた子でも十分、楽しめるし、もっと小さい子には絵をみながら
読んであげても楽しめそう。
人の感情を表していて、ああ、なるほど・・・と思う感情も。
ラストのいい!
みんなはどこに住んでいるの?
それは、きみのなか。
★★★★★
発行年月:2021年7月
かつて中学1年の時に僕は、酒を飲む度に荒れる父親に手を焼き、遂に斧で殴りかかって殺そうとしたことがある──心に傷を負ったまま家族とも離れ、悪夢のような記憶とともに生きていく史也。荒んだ生活の中で、看護師の千尋との出会いから、徐々に自身の過去に向き合おうとする──これは「決別」と「再生」の物語。
父へ、母へ、
この憎しみが消える日は来るのだろうか。
酒を飲んでは暴れ、家族に暴力をふるう父に対して僕には明確な殺意がある。
十三歳で刑罰に問われないことは知ってはいるが、僕が父を殺せば、もう母とも妹とも暮らすことはできないだろう。それがわかっていても僕は父を殺そうとしている。自分のなかに黒い炎を噴き出す龍が住んでいる。いつそれが自分のなかから生まれたのかわからない。龍は僕に命令した。今だ、と。 (本文より)
(朝日新聞出版HPより)
主人公の横沢史也(28歳)の物語。
13歳のとき、暴力をふるう父親を殺そうとした過去をずっと引きずり
生きてきた。
13歳から両親と妹の元を離れ母親の姉の元で暮らし大学進学を機に東京へ。
暴力をふるう父親、それに黙って耐える母親・・・どちらも嫌いになる史也の
気持ちはよくわかる。
残された妹・千尋のことが心配だったけれど、大人になった千尋の話を
聞けば、前のような暴力が日常だった生活がなくなったのは良かった。
そして、中原梓(26歳)との出会いが史也にとってはラッキーだったと
思う。
それは梓にとっても同様で、二人が出会えたことは本当に良かった!
親を恨んでいた史也と梓。
一生、赦せなくて当然のことを二人は親から受けたんだから。
それでも、二人はそんな親に会う。
史也の父親は、どんな気持ちだったんだろう。
詫びたい気持ちがあったと信じたい。
それでもなお史也は赦せない気持ちでいることも当然。
史也と梓、ふたりがこれからは家族になって幸せになってほしい。
親になることを恐れている二人だけど、二人ならきっと大丈夫だと思う。
重たい話だったけれど、読んでよかった。
気になったには表題の「朔が満ちる」という意味。
調べたら
「朔」は、月が満ち欠けして新月の状態に戻ることに由来した感じだとか。
でもそれが満ちるって、どういう意図で表題にしたんだろうか??
★★★★
(朝日新聞出版HPより)
主人公の横沢史也(28歳)の物語。
13歳のとき、暴力をふるう父親を殺そうとした過去をずっと引きずり
生きてきた。
13歳から両親と妹の元を離れ母親の姉の元で暮らし大学進学を機に東京へ。
暴力をふるう父親、それに黙って耐える母親・・・どちらも嫌いになる史也の
気持ちはよくわかる。
残された妹・千尋のことが心配だったけれど、大人になった千尋の話を
聞けば、前のような暴力が日常だった生活がなくなったのは良かった。
そして、中原梓(26歳)との出会いが史也にとってはラッキーだったと
思う。
それは梓にとっても同様で、二人が出会えたことは本当に良かった!
親を恨んでいた史也と梓。
一生、赦せなくて当然のことを二人は親から受けたんだから。
それでも、二人はそんな親に会う。
史也の父親は、どんな気持ちだったんだろう。
詫びたい気持ちがあったと信じたい。
それでもなお史也は赦せない気持ちでいることも当然。
史也と梓、ふたりがこれからは家族になって幸せになってほしい。
親になることを恐れている二人だけど、二人ならきっと大丈夫だと思う。
重たい話だったけれど、読んでよかった。
気になったには表題の「朔が満ちる」という意味。
調べたら
「朔」は、月が満ち欠けして新月の状態に戻ることに由来した感じだとか。
でもそれが満ちるって、どういう意図で表題にしたんだろうか??
★★★★
発行年月:2021年10月
この者は、神か、悪魔か――。
気鋭の著者が、医療の在り方、命の意味を問う感動巨編。
大学病院で、手術支援ロボット「ミカエル」を推進する心臓外科医・西條。そこへ、ドイツ帰りの天才医師・真木が現れ、西條の目の前で「ミカエル」を用いない手術を、とてつもない速さで完遂する。
あるとき、難病の少年の治療方針をめぐって、二人は対立。
「ミカエル」を用いた最先端医療か、従来の術式による開胸手術か。
そんな中、西條を慕っていた若手医師が、自らの命を絶った。
大学病院の闇を暴こうとする記者は、「ミカエルは人を救う天使じゃない。偽物だ」と西條に迫る。
天才心臓外科医の正義と葛藤を描く
(文藝春秋HPより)
今回は、医療の現場。
それも心臓外科医の話。
法曹界の話もいつも凄い取材力だなと感心するけれど、これも凄いな。
西條康巳(45歳)と真木一義(44歳)。
最初は対立するのだけど、二人が目指すものは同じ。
生い立ちにも共通するところがあり、二人とも強い信念をもって相当の努力を
して今の立場にいるということ。
12歳の心臓に生まれながらに欠陥を持つ少年・白石航の手術に向き合う二人。
お互いの主張を認めないが、患者とその家族の意思を尊重し、最善策で臨む
手術の場面は、感動的だった。
少年がこの後、どんなふうに成長するのかも知りたくなる。
ちょっと気になったのは、西條の妻との関係。
妻の母親とのこともちょっとよくわからず、モヤモヤ。
心理カウンセラーの妻なら、もう少し西條の気持ちにも寄るものが
あってよかったのでは???なんて。
最後の場面のその後が気になる。
再び医療の最先端で活躍してほしい。
元気になった少年との再会も。
今回も読み応え十分でした!!
★★★★
(文藝春秋HPより)
今回は、医療の現場。
それも心臓外科医の話。
法曹界の話もいつも凄い取材力だなと感心するけれど、これも凄いな。
西條康巳(45歳)と真木一義(44歳)。
最初は対立するのだけど、二人が目指すものは同じ。
生い立ちにも共通するところがあり、二人とも強い信念をもって相当の努力を
して今の立場にいるということ。
12歳の心臓に生まれながらに欠陥を持つ少年・白石航の手術に向き合う二人。
お互いの主張を認めないが、患者とその家族の意思を尊重し、最善策で臨む
手術の場面は、感動的だった。
少年がこの後、どんなふうに成長するのかも知りたくなる。
ちょっと気になったのは、西條の妻との関係。
妻の母親とのこともちょっとよくわからず、モヤモヤ。
心理カウンセラーの妻なら、もう少し西條の気持ちにも寄るものが
あってよかったのでは???なんて。
最後の場面のその後が気になる。
再び医療の最先端で活躍してほしい。
元気になった少年との再会も。
今回も読み応え十分でした!!
★★★★
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女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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