この闇は、なんて深いんだ。
深い山(ミヤマ)には、いろんなモノタチがうごめいている。
ウンヌ/雲濡--------
同じ響きをもった二つの世界をめぐる少年、
ハギと透流(とおる)の物語。
(本の帯文より)
図書館の児童書コ-ナ-で見つけ次女が「おもしろそう!」と借りて読み、「すごいおもしろかったよ!」というので、どれどれとわたしも続いて読みました!
あさのあつこさん有名ですが、実はちゃんと読んだ事なくて・・・^^;
児童書だからと子どもが借りて読んでいても何故か読まずにいたのです。
が・・・・これ、児童書と侮っていたわたしにはいろいろな意味で衝撃的でした!
主人公の男の子ハギと透流は別々の世界で暮らしています。
ハギの住む世界では、「ミドさま」が絶対的上位にいる者で、その下に
大樹に住む「ロウロウ」、雑木や花木に住む「ニクル」、そしてハギたちは「クサジ」。
履物を履く事が許されているのは、ニクルまで。
ハギたちには、着物は許されているものの柔らかいものではなく色も地味なもの。
そして、ニクルにさえ、口を聞いてはいけない掟。
かつて、掟を破ったものは、惨い仕置きを受け命を落としている。
ハギの母親・トモの兄もそんな仕置きを受けたものの一人。
トモは、兄の気性に似ている息子がいつか兄のようにならないかと心配している。
一方、にんげんの小学6年生の透流は、1年前からイジメを受けている男の子。
母親はエッセイストでメディアにも登場するようなちょっとした有名人。高校生の姉も母親似で聡明で美しく、二人は一卵性親子などと雑誌にも載ったりする。
透流は辛さを理解する心を持たない母と姉の言葉や態度で孤独感を増していく。
父親は、病死しているが、出身が雲濡(ウンヌ)であった。
そして、ある日、偶然にもウンヌという場所の名前を聞いた透流は、そこに行きたいと強く思うようになる。
第一部は、そんな二人がウンヌで出会うところで、おしまい。
あ"~っ!続きはどうなるのよ~早く知りたい!!!(笑)
このミヤマ物語 第一部は毎日(小学生)新聞に2007年12月まで掲載されていたそうで、続きは4月から掲載スタ-トだとか。
毎日(小学生新聞)読みた~い!!!と言ったら次女に笑われました^^;
ま、本になるのを気長に待ちましょう。
これは文句なしに大人も楽しめます!
あさのあつこさん、他の作品も読まなきゃ!
★★★★
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異国で、町のス-パ-で、銀座の飲み屋で、タクシ-の中で、
野球場 で・・・・・。
日常の光景からふっと湧き上がってくる彼女たちの想い。
とぼけた笑いがたまらない、珠玉の短編集
(文藝春秋HPより)
表題作「架空の球を追う」は、一番最初に登場する短編。
グラウンドで少年野球団の練習をする我が子たちを見つめる母親の会話。
同じような経験をした女性なら「うん、うん、こういう会話してる!」なんて思うでしょうね・・・なんて微笑ましく思いました。
そのほかにも、誰かしら同じような光景、同じような状況を体感したことがあるような、日常のいろいろな場面でのお話が登場して、どれも少し可笑しくて楽しい。
ステキな短編集でした♪
11の話のなかで、特に気に入ったの「銀座あるいは新宿」と「パパイヤと五家宝」
「銀座あるいは新宿」は、高校時代の友達と年2回飲み屋で再会する40目前の女性たちのはなし。
新宿で集まった4人が、飲むなら「銀座か新宿どっちがいいのか?」の談義を飲みながら交わす。
思い起こせば、自分たちは昔からこうやって、談義し続けてきたよね~なんて話ながら・・・。
こういう、たわいもない会話の雰囲気いいなぁ~。
わたしは飲めないし、夜はすぐ眠くなるので、女友達と待ち合わせて飲みに行くなんて経験ないけど、楽しそう♪
「パパイヤと五家宝」は、高級食材の揃うス-パ-の方で今日は買い物をして行こう!と決めた仕事帰りの女性が、そこで、ふと目にした2000円のパパイヤを何の躊躇いもなくカゴに入れたパパイヤ夫人を追跡しなが買い物をするはなし。
パパイヤ夫人が牛サ-ロインを買えば、自分も、カゴに同じように入れたり・・・
しかし途中で、彼女が小さい頃から、家の定番であったお菓子「五家宝」を目にし、それをカゴに入れた途端、我に返る様子が可笑しかった!
「五家宝」ってお菓子、ちょうど、近所の友達実家が埼玉でそちらに帰省のとき、買って来てくれたお菓子だったので、なんだか食べたくなった!
そういえば時々、COOPのカタログでも見かけるなぁ~今度、注文しよう^^;
この短編集は、どれもそれぞれよかった!
最初から最後まで楽しませてもらいました♪
★★★★
暴走する宗教。デタラメな戦争。
広がる経済格差。腐った政治にウソだらけのメディア・・・・・。
こんなアメリカを誰が救えるのか?
(本の表紙文より)
インパクトある表題!
「え?ほんと?そんなわけないでしょ!?」って先ず誰でも思いますね。
発売当初から話題になった本書ですが、ちょうど、主人が図書館に予約を入れてあったようで手元に届いたので、先に読ませてもらいました。
この本には、アメリカの「え?うそでしょ!?」が沢山、書かれていて面白いです。
アメリカ人って新聞読まないのかしら?
アメリカの外のことには無関心な国民性なのかしら?
でも、アハハ・・・なんてちょっと笑っていられないなぁ~と途中から思いました。
世界一の大国アメリカに一番、追従してるのって、日本じゃない?
大国だけど、こんな中身の国に、日本は、今まで通り、付いていっていいのかしら?
わたしが、一番心配になったのは、健康保険がアメリカみたいに民営化されちゃったら困るなぁ~って事。
まだ、そんな動きは今のところ、ないみたいですが、アメリカ以外でも市場を広げたい保険業界が政府を動かし日本に圧力をかけてきたら?
アメリカは先進国では唯一、国民保健保健のない国なので国民の多くは民間の保険に加入しているとか。
HMO(健康維持機構)が導入されちゃったら?
病気なのに診療を受けられない人が多くなちゃうでしょうし、医師の治療方針さえも変えかねない。
あ~そんな所まで言いなりにならないで欲しい!と強く思いました。
アメリカについて知らない事(ほとんど知らないですが・・・^^;)がいっぱいで、最初から最後まで興味深く読めました。
★★★
マコ25歳、コマコ5歳、逃避生活のはじまり。
ママに必要とされていることがコマコの誇り。
直木賞受賞後初の書き下ろし長編。
物語は二部構成になっていて、第一部「旅」では、何かから逃げるため、点々を住む場所を変えて暮らす母子の暮らしが描かれている。
そして、第二部「セルフポ-トレイト」では、母から離れて暮らし、大人に成長するコマコの様子が描かれている。
第一部の母子の逃亡生活を読みながら・・・「あれ、こんな話前に読んだっけ?」と思ったら角田光代さんの「八日目の蝉」に似てると気づきました。
こちらは、本当の親子なんですが、コマコが痛々しい。
お互いがお互いだけを必要としている関係なのですが、母親が時々、コマコに対して虐待をする。
でも、その様子は実に淡々と描かれているので、こちらにコマコの辛さはあまり響いてこないのが救いでもあるのですが・・・。
コマコにしてみれば、そんな母親でも、唯一頼れる人なわけで、自分の存在が母親にとって必要ならば逆に誇りであり、やはり大好きとも考えている。う~ん・・・・健気で痛々しくて辛いです。
そんな暮らしを中学生くらいまで続けて・・・・あるとき、突然、一人になるのです。
そして、第二部「セレフポ-トレイト」では、高校生になるコマコ。
今まで学校に通っていなかったので初めての学校を体験。
父親が実は社会的地位も高い人(大学教授で学者だったかな?)で、ずっとコマコを探してくれていて引き取られるのです。
経済的に守ってくれる人が現れるのですが、コマコの暮らしぶりは破天荒。
高校卒業後、バイトする文壇バ-に集まる、作家や編集者で知り合う人々がコマコにはラッキ-だったでしょう。
そこのバ-でママが気に入っている遊び「嘘しか言ってはだめのゲ-ム」で、コマコが語るお話。
それは、自分が今まで経験したことが軸になったお話で、それがキッカケでバ-の片隅で文章を書くようになり、やがて作家として成功するコマコ。
だが、演じなくてはというおかしな迷宮から行き当たりばったりで出奔。
自分から幸せから遠ざかるように・・・。
しかし、最後は、コマコに理解を示し、支えてくれる人たちにより割りと平凡に落ち着く。
コマコの担当編集長、是枝とその奥さん、温かくていいなぁ~。
破天荒な行いも、接する人が変われば変わるってことかな?
もっと最後まで、ハチャメチャな人生の方が物語的には、面白かったと思うけど、こういう風に落ち着いてくれて、少しホッとした部分もありました。
★★★
小川のむこうの草原にそってつづく、細くからみあったいけがきが、のばらの村です。
ねずみたちは、昔から木の根や幹をすみかにしています。
ねずみたちは、たくさんの冒険をします。
海辺や山にいても、あるいは家の暖炉のそばにいても、いつもわくわくすることを見つけ出します。
そして、なにか困ったことが起きても、なかまが救いの手をさすのべます。 (本裏の解説文より)
子どもがまだ幼稚園の頃は、のばらの村シリ-ズを図書館で借りて、家で読み聞かせに使っていました。
絵が細かいところまで丁寧なので、わたしのおはなしを聞きながら、子どもたちは絵をわたしが次のペ-ジをめくるまで飽きることなく、時には読み終えてペ-ジをめくろうとするのを「まだ、まって!」とわたしの手を止めて絵に見入っていたのを思い出します。
アップル夫妻の息子・ウィルフレッドは冒険好きな元気な男の子。
そして、そのお友達たち。
そのほか、のばらの村に暮らすねずみたちの楽しい生活の様子が可愛らしい絵と一緒にペ-ジいっぱいに広がっています。
この愛蔵版には、そんなお話「春のピクニック」「小川のほとりで」「木の実のなるころ」「雪の日のパ-ティ」「ひみつのかいだん」「ウィルフレッドの山登り」「海へいった話」「ポピ-のあかちゃん」の8つが収められています。
そして、本も大判なので、絵の素晴らしさも小さい本で見たとき以上のもの。
以前は、子どもの為に借りていましたが、これは自分用の愛蔵書として手元に置いておきたい本です。
とはいえ、買うと3800円。
また、暫くしたら、借りることにしましょう・・・^^;
ピ-タ-ラビットのお話をつくったポタ-も良いけど、ジル・バ-クレムは、1951年生まれなので、今後の活躍も楽しみ♪
もう今は中学生になった娘たちも懐かしいね!と本を眺めていました。
★★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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